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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
そんな話をしているうちに馬車が到着し屋敷に案内される事になった、屋敷までは歩いて行けない事は無いが馬車で10分程かかる、実は歩いて行っても10分程で着くのだ、それは人1人、2人ぐらいしか通れない小道がありそこは直線で進める、馬車だと少し大回りをし庭園等を抜けて行くからだ、これは戦争等になった時の為の作りらしい。
「(そういえば俺の家の作りはそんな作りしてないな」
(それはそうよ、王都だもの、狙うは王城でしょ?領地持ちの貴族、それも高位貴族は街も大きいし自分の屋敷が攻略対象だからこんな作りになるのよ)
「(なるほどね)」
そんな話をしているうちに屋敷に到着しラーニ公爵の執務室に案内される。
「レイ侯爵わざわざすまない」
「構いませんよ、これでも冒険者ですから」
「では早速だが、街の外、北西に山があり、そこで鉱石発掘をしているのだが、最近盗賊が根城を築き、発掘の妨げになっているのだ、規模も大きく、盗賊の数は少なくとも100名程いると思われる、それの討伐をお願いしたい」
「100名?それぐらいなら少なくなったと言われた冒険者、もしくは領軍を出して討伐できそうですがしないのですか?」
「いや、なに、それが確認出来てなく、少なく見積もっても100名程で正確な人数は分からない、あーそれとぼ、冒険者にも声をかけたのだが、やはり少なくなったので敬遠されているのだよ」
めちゃくちゃ動揺しながら説明しているが、説明になってない、領軍出せば100人ぐらいわけないだろうと思いながら返事をする。
「わかりました、では早速行きます」
「えっ?ま、まて、まて、あっ!失礼、待って頂きたい、盗賊は日中は色々な所に、それこそ街に入ってきている者もいる、夜になれば集まり酒盛りなどしている、その時に一網打尽にしてもらいたいのだ」
「なるほど、わかりました、それなら今夜行きますね」
「すまないがお願いしたい、夜までは屋敷にいてもらって構わない、ここから早馬で行けば1時間程で着くと思うが夜だと馬も難しいか?歩いてだと日が沈む前に出発し夜中に討伐が良いのではないか?」
「あーその辺はお構いなく、まぁ夜中に着くようにし討伐してきますよ」
「そうか?それは構わないが、朝方討伐した確認もあるのでうちの騎士を数名現地に向かわせるのでよろしくお願いする」
「はい、わかりました」
そして屋敷を後にする。
(見てきたが盗賊と言うより武装した騎士が1000人程いたな、それに色々な罠が張り巡らされていたな、珍しいのは魔法を使えなくする魔道具があった、精霊魔法はこの世の理、そんな魔道具で止められる訳が無いのだがな、噴火や津波を止める事など出来ないと言うのに哀れだな)
「(まぁ普通の魔法と思っているのだから仕方がない、それに魔法が使えない位で俺を倒せると思っている事も哀れだな、純粋な武力なら何とかなるとおもっているのか?)」
(魔法が使えない後は物量で押せば何とかなると思っている)
「(1000対1か確かに普通ならそうだな)」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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