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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
それからパーティーも滞りなく終わり、3日経ち依頼を受けに行く事になった、パーティーで出されたちらし寿司は他の貴族からの受けも良く、次に家でパーティーがあった時は依頼するので出してくれないかと話もあった、報酬もそれなりに良い値段なので考えても良いかなと思っている、どうやら俺をパーティーに呼びたいとかの思惑もあるらしい、まぁ物は俺が直接持って行くとは一言も言ってないが。
「(公爵領遠くからしか見てなかったけどやはり広いな)」
(領地の広さも他の領地より広く10万人程居るからね)
「(しかし話してた通り商人や冒険者の出入りは少ないのか?)」
(活気は王都はもちろん、メルビ領より低いようね)
「(俺の1件の前はもっとあったんだろう)」
(そうね流出している市民も居るからね)
「(今は気にしてないんだがな、しかし今回の1件でどうなるか?元公爵は可哀想に思っていたが息子のやる事次第では一緒に責任を取ってもらうか、それにしてもやはり公爵の館、もう城だな)」
「すまないが侯爵のレイだ、公爵に依頼を受けて来た」
「レイ侯爵?はい、聞いてますが何か証明する物はありますでしょうか?」
「証明?あーこれか」
王からもらった短剣を出す。
「はい、確認致しました、これから迎えが来ますのでこちらでお待ち頂けますか」
門の横に小さな屋敷があり、待合室があるようだ、案内され中に入ると流石に貴族を迎えたりするのか豪華な作りの待合室がある。
「(そういえば俺の屋敷もそこそこ大きいけどこんな屋敷無いな、作った方が良いのか?)」
(元々あったようだけどね、貴方に引き渡す時に無くしたようよ)
「(なんでだ?)」
(屋敷は潰すと引渡しに時間がかかるかし、あれだけ立派なら内装だけ本人の好みで作れるからそのまま渡して、こういう待合室はすぐに建てられるから渡した本人が作り直すようね)
「(聞いてないんだが?)」
(屋敷まで距離あるし普通は常識なんじゃない?貴方の執事らも何か考えがあるんだろうと言わなかったようだし)
「(いやいや貴族の常識を言われても知らないんだから仕方がないだろう、何か一言、言ってくれても良いだろうに)」
(後はあの執事やメイドはもしかしたら迎える気が無いと思っている所もあるわね)
「(あーそれは正解だな確かに俺から誘う事はないしな、いやだけど知ったからには作らない訳には行かないな、この件が終わったらそれは豪華な待合室を作ってみるか)」
(良いんだけど、貴方が作ったら王城の待合室より立派なの作りそうね)
「(そりゃそうだろう、そんな所自重しても仕方がないし、豪華絢爛な作りで作ってみよう)」
(あーそれなら言っておくけど、専属のメイドが必要よ、掃除等させる為に)
「(あー確かに今の屋敷から出すと手が足りないか?)」
(屋敷との往復に馬車を使う、執事やメイドは貴方がいなかったら歩いて移動するのよ、毎朝、毎夜そこを移動するだけでいい時間を使うわね)
「(それもそうか、ならメイドを数名雇うか)」
(後は馬車や馬を管理をする者も必要よ)
「(確かに・・・いや馬車は必要無いな、魔石で動く車を作る)」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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