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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
それからパーティーは進み変な絡みとかあるかと思っていたが、特に何事も無くパーティーは進んでいく。
「(何かフラグとかあるかと思ったら何も無いな)」
(それはそうでしょう、ここで変な事を起こせば、貴方だけでは無く、国に喧嘩売っているのと同じなんだから)
「(確かに言われてみればそうだな)」
(それにこの人数、貴方のお披露目と言っても話しかけて貴方の足を止めたら、横に居る王女の覚えも悪くなるんじゃないの?)
「(まぁある意味抑止力になっているのか?)」
(そうみたいね)
「(俺は嬉しいけど地方から来た令嬢とかは可哀想だな、チャンスと思ったら話しかける事すら出来ないんだから)」
(貴方は結局そのフラグってのがあった方が楽しいようね)
「(まぁ何も無いよりあった方が面白いからな)」
(まぁ貴方の存在はこの世の理な精霊より上なんだから何があっても関係ないんだろうけど)
「(ふと思ったんだけどお前達っておれが敵対?したら消す事できるのか?)」
(できるわよ)
「(軽いな)」
(私達には死の概念がないからね、それに消す精霊によるけど、貴方も無事ではすまないでしょ?)
「(風なら空気が止まるとか火なら温かみが無くなるとかか?)」
(そういう事、私達は消える時は突然神の気まぐれで消される事はある、そしてその時からその星は死んで行くのよ、土なら土地が痩せて、光なら暗雲が立ち込めたり、そして消された事に痛みとかある訳ではないから、例えばいくら貴方でも私達を切るとかは出来ないでしょ?消すのは魔法と言っても普通の魔法では無い、他の精霊や・・貴方に分かりやすく言うと神気みたいな物を使うの)
「(なるほどって訳では無いがわかった、まぁ敵対?するつもりは全く無いがちょっと知りたくなった)」
(私達が消えたら貴方の能力も消えるんだから・・・いややめましょう)
「(それにしてもやはり楽しくは無いな、談笑し音楽に併せてダンスする者もいるが、ダンスとか知らなければ何の楽しみも無いな)」
(貴族のパーティーなんてこんなものよ、何を期待してるのか分からないわよ、それより貴方の望み通りに敵意向けて来る者が居るわよ)
「(どれどれ)」
見て鑑定するとあの公爵の息子だ。
「(どちらかと言うと喜ばれても良い気がするんだが)」
(どうしてよ?)
「(だってあれのおかげで当主になれたんだぞ、喜んでも良いだろ?)」
(父親が降爵はなかったけど、当主の座を下ろされて、周りの貴族からの距離を置かれて、今あの領都は商人も入りが少なくなったみたいよ)
「(ならあそこで殺して、街も消した方が良かったか?)」
(彼が貴方に敵対したらどうなるか考えられないなら仕方がないかもね)
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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