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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
馬車を降り王子と王女が迎えてくれたが名前も覚えてない、理由は。
(やーね、あの王子とやらは自分が1歩リードしたと勝ち誇っているわ、あの王女は年相応で教育は受けているけど理解していない、何故王女の私が出迎えにとさえ思っているわね)
「(まぁそんなものだろう、王子も17、8か?敵意がある訳ではないし、王女は年相応で王女らしくて良い事だよ、俺も気にする必要も無くなるしな)」
今は城パーティー会場前の控え室?サロン?に向かっている道中、王子と王女、それに従うメイドやらと歩いて向かっている、色々話しかけてきてるが曖昧な相槌を打ちつつ向かっている。
「ではレイ殿後ほど会場で」
「レイ様会場で1曲踊って頂ける事を願っています」
「はい・・・」
そしてサロンに入っていく。
「「お疲れ様です」」
セバスとナルニスは先に部屋に入っており色々と準備をしていたようだ。
「いや、ある意味疲れた、道中あんなにベラベラ話されても頭に入って来ないだろう」
「お2人ともまだお若いですから、はパーティーはすぐに始まると思いますがお茶を飲まれますか?」
「そうだな・・・1杯もらおうか」
「はい、かしこまりました」
「私達はこちらで待機しています、レイ様は主賓ですので会場を後にする場合近くのメイドに声かけしてから出てきてください」
「ああ、わかった」
ナルニスがすぐにお茶を用意してくれたが、半分も飲まない間に呼ばれる事になった。
パーティー会場は流石に数百人入るだけあって広い、オーケストラとこの世界で言うのか分からないが楽団も来ている、この世界ピアノやバイオリンがあるのか?広いので料理も会場の色々場所にセッティングされ、俺の世界にもあったのか?分からない見た事もないような料理が並んでいる、それを眺めながらメイドに案内され王の元に通される、王は会場の奥に螺旋階段になった高台におり、会場全てを見渡せるようになっている、そこに宰相、王妃と子息らと一緒におり満足そうにこちらを伺っている、先程の名前も覚えてない王子と王女もいる。
「レイ侯爵、来ていただき済まない」
「かまいませんよ、それより陛下あまりかしこまらなくて良いですよ、見下すのはあれですが王らしく尊大に振舞ってください、他の貴族に示しがつきませんよ」
「しかしな」
「私は強いと言っても街の経営やらをしてる訳では無いのですから、それはそれで武とは違う才がなければ務まらない事です、幸いこの国は陛下の政が良いのでスラムとかはありますが、そこまでの貧富の差も無く、人の笑顔も多い良い国となっていると思いますよ」
「おお、レイ侯爵にそう言われると照れるな」
そんな話をしている流れで。
「陛下こちらは私が仕入れてきた魚を料理にしたちらし寿司と言う物です召し上がってみますか?」
「うむ、頂くとしよう」
すると王子の1人が。
「ちちう、陛下毒味も無く食べるなど」
「黙っとれ、レイ侯爵が私に殺意があるなら毒など使う訳がない、その気になれば剣でも魔法でも私どころかこの国すら取れると言うのに、そんな事をする意味があるか」
「毒など入ってませんよ、なんなら私から食べましょう」
そしてちらし寿司を食べる。
「うん、美味い、陛下が最初が駄目なら宰相どうですか?」
「はい、陛下の言う通り心配はしてません、頂きます」
宰相が食べ。
「美味しい、生の魚等この国では手に入りません」
「カール私にも寄越しなさい」
宰相から渡され王も食べ満足そうにしている。
「沢山ありますので皆さんもどうぞ」
そしてメイドからパーティー会場にも出せるようにウエイターを呼び会場に運ばせる事にした。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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