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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
そんな事でパーティーの日になり王城に行く、セバスとナルニスが一緒に同行するようだ。
「執事とか必要なのか?」
「いえ、もちろん王城でメイドやらは付きますよ、ただ先日話した通りレイ様は計略の対象者です、そばに身内の者がいた方がよろしいでしょう、高位貴族の中には騎士を一緒に連れて来る者もおります、敵対貴族は場所によっては内紛のような所もありますからね、この国では少ないですが、例えば領地の中間地点に鉱山等ありますと、どちらの土地か争いになったりします」
「王がどちらと決めるんじゃないのか?」
「もちろんそんな場合もありますが、領地は明確に何処から何処と決めてない事が多いのですよ、街の周辺なら問題ありませんが、少しづつ街を発展させ、新たな街を作りそしたらその付近に鉱山がありましたとなった時にそんな問題が出ます」
「あー明確な境界線がないからか」
「そうです」
「メルビ伯爵の森のように近ければ問題無いが、森の先か開拓され誰かの領地になり、何か発見されたら取り合いになるとかか?」
「まぁあの森はメルビ領ですから問題ありませんが、そのような認識ですね」
「それで戦争になるのか?」
「領軍同士の戦いはこの国では珍しいですが、他国では普通にありますよ、王家が権力を持っていればありませんが、地方領主とは言ってみれば一国の主と同じですからね、領軍を強くし他領を侵略する事もあります、ここで王家が強く止められれば良いですが、止められなければ戦争になります、通常は王家や公爵家が連合軍を作りそのような領地は接収してしまうのですが、それがわかっているので大きな争いにはなりません、しかし、領都では無く、そのような鉱山とかは争いの種になっても王家も双方で解決するようにします」
「そうすると高位貴族の方が強そうだけどな」
「はい、そうです、なので派閥ができるのですよ、そうすれば互いに手が出しにくくなりますので」
「なるほど」
「レイ様が領地を持ったら問題無く大きくできますので陛下も地位を譲るとまで言ったのです」
「あーそういう事か、まぁ王になるつもりは全く無いけどな」
「はい、それがよろしいかと」
「なんだ?セバスは反対派なのか?」
「はい、領地経営をすれば領地からなかなか出る事は出来なくなります、それはレイ様の意向とは違うと感じますので」
「そうだな、俺は貴族になったが冒険者の方が楽しいからな、実際今日のパーティーだって進んで出たいとは思ってないからな」
「そこは仕方がありませんね、しかしメリットもありますよ、他領の特産物とか手に入るチャンスもありますから」
セバスの言わんとしてる事も分かるんだか、大抵は自分で何とかなるからなと思いながら馬車で王城まで進んで行く。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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