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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
屋敷の整備やらして日が経つとセバスから
「そう言えば明後日は王城で貴族とのお披露目パーティーですが、新興貴族は何か出し物、異国の食べ物やお酒やらを出すのですが準備はされてますか?」
「ん?そんなの聞いてないぞ?」
「おそらくらくですが、陛下はレイ様には必要ないと思って言わなかったんだと思います、しかしそんな事を知らない貴族とトラブルになる可能性がありますので準備はしておいた方が良いかと思います、もし準備してなければ手配致しますがいかがいたしましょうか?」
「んーー!いや準備は良い俺の方で手配する」
「そうですか、わかりました、それと貴族の中には親交を深めようと思う者ばかりではありません、レイ様には必要ないと思いますがお気をつけください」
「まぁそれは大丈夫だろ?ラース公爵?違った、ラーニ公爵みたいになるのはわかっているはずだ」
「いえ、力や武力だけではありません、女性を使うとかありますのでお気をつけ下さい」
「そっちか、まぁ気をつけるよ」
それから俺はすぐに隠れ家の海に行き、色々な魚を確保する。
(寿司ってのを作るのね)
「ああ、まさに異国の食べ物、生魚を食す事がないから、最初は警戒されるかもしれんが、こういう席てばうってつけの食べ物だろ、醤油も手に入ったし、本当は握れる者が居て、その場で握って出すのが良いんだが、今回は難しいから、ちらし寿司にして出す、それなら俺のアイテムBOXの中で大量に作れるからな、鮮度も間違いない」
(そうね、後は手を出してくれるかだけど)
「まぁ大丈夫だろ?なんなら王は難しくても宰相あたりに食べてもらえば、周りも食べてくれるだろう」
(生魚を食べる習慣がない国だから敬遠されそうだけど大丈夫なの?)
「まぁ最悪食べなかったら、食べなかったで良いよ、食材はまだまだ沢山ある、商会を通して売りに出し市中で流行れば食べなかった事を後悔するだろう」
(市中の人間だって敬遠するんじゃないの?)
「大丈夫、それならスラムの子供やらに配るから、魚には子供に必要なカルシウムやビタミンも多く含んでいる魚もいるからな、スラムの子供達の方が市中の子供達より元気になれば不思議に思う者が出てくるはずだ、そもそもいくら食べないからって、魚をそこまで敬遠する理由が分からない」
(まぁ、そういうのは理屈ではないからね、でもスラムの子供に選ぶ権利なんてないから確かに食べてくれるとは思うけど)
「まぁ後はアレルギーとかないかだな」
(あーその辺は大丈夫、この世界の人間は毒でもない限りあたったりひないから、そもそもの体の作りが貴方の世界と違うのよ、いえ違うわね、貴方の世界の発展途上国の子供とかと同じ多少悪くても食べたりするから平気なのよ、王族なんて子供の頃から毒を食すしね)
「えっ?」
(暗殺とかあるから抵抗つける為に普通に毒を取るのよ)
「実際そんな事あるんだな」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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