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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
それから色々準備を進めて3日経ちギルドに向かう。
「(面接なんて心を読めばする必要もないんだがな)」
(まぁ貴方はそうでしょうけどナルニスだったかしら?この子も自分の目で見たいんでしょ?)
「(まぁ俺は余り屋敷に居るつもりはないからな、実際一緒に仕事をするナルニスに任せるか、心を読んでダメそうな奴は俺が弾けば良いだけだからな)」
(そうね)
そんな感じでギルドに着き面接をする。
「(流石にギルドが選んだだけあってそこまで邪な考えの奴もいないな、後はナルニスが実際に話して決めるだろうから、任せるか)」
「ナルニス面接ってどれぐらいかかるんだ?」
「そうですね、執事、メイド、庭師、騎士、料理人、それと御用商人ですから1日かかると思います」
「えっ?そんなかかるの?」
「それはかかりますよ、執事だけでどれだけ来るか?何人か一緒にするにしても、それだけで小一時間ぐらいはかかるかと、メイドだって新興貴族と言えど叙爵が侯爵からメイドは横の繋がりありますので情報を仕入れて来てると思いますよ」
「(メイドだけで58人か?言われてみれば1人5分だとしても290分か、1日仕事だな、ナルニスに任せるつもりだったけど、俺が厳選した方が良いか?)」
(任せて良いんじゃない?貴方が居ないとダメじゃない理由を伝えれば良いんでしょ、精霊で心を読んだから後は決めてくれって言えば済むでしょ?)
「(そうだな、そうするか)」
「ナルニス、ここに来ている者はギルドが選んだだけあって変な考えの奴は居ない、後は任せるからお前が一緒に働く時にやり易いとかで選んで良いぞ」
「そんな事も出来るのですか?」
「ああ、精霊は人の心を読む事も出来る、なので任せる、ぶっちゃけ面接だけで1日使うとは思っていなかった、まぁ言ってしまえば面倒だ」
「・・・・そうですか、わかりました、レイ様はいかがいたしますか?」
「実はギルドの近く、大通り沿いから1本入った所に俺の家があるだよ、そこに用事があるから、そこに行く」
「家をお持ちだったのですね」
「屋敷がもらえるとは思っていなかったからな、ギルドに聞けば場所も分かるはずだ、何かあればそちらに来てくれ、歩いて5分もかからないと思う」
「はい、わかりました、そういえば雇うにあたり給料はどうしますか?」
「任せるよ、考えられないぐらい高くなければ問題ない、特に騎士なんて冒険者上がりだったりするだろう、冒険者の報酬より下がったら働きたがらないだろうからな、給料で換算するとAランクなら30日で金貨数枚は稼ぐと思う、まぁ仕事内容が違うから、何とも言えないが、その辺は任せる」
「それならば執事を最初に雇ってすぐに働いてもらいましょう、執事ならば相場も分かると思いますので、それと執事に関してはレイ様も御一緒選んでください、執事はレイ様の1番側にいますから」
「わかった」
「はい、では参りましょう」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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