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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
そしてもらった屋敷にメイド達と来た。
「大きいな」
門から屋敷まで歩いたら10分以上かかりそう、屋敷も何部屋あるのってぐらい大きい
「はい、侯爵家の屋敷ですこれくらいは当たり前です、レイ様、それでですね、この大きさ、私達3人では手に余ります、まず執事が必要です、メイドも10人程は必要かと、後、庭師もこの大きさですと1人では手に負えません、それとここからだと分かりませんが、多分裏門もあると思います、門番も必要です」
「そんなに急に用意しろと言われてもな・・・」
「ではこれから商業ギルドに行きましょう、2人には足りないもの等調べてもらいます」
それから貴族街を抜けて商業ギルドに着く。
「商業ギルドは初めて来たな」
「おまかせください」
ナルニスと受付に行きナルニスが色々と説明する。
「わかりました、それと御用商人は必要ありませんか?」
「御用商人?」
「はい、あの屋敷ですよね?それですと使用人もそれなりの数になると思いますし、訪問者もいらっしゃいますよね、食材や日用品をいちいち商店に買いに行くのではなく、御用商人に週1回とか来てもらうのです、御用聞きは執事かメイドに聞けばよろしいので」
どうやら侯爵家の御用商人になればそれでステータスになる、なりたい商家はいくらでもいるとの事だ。
「あー任せるよ」
するとナルニスが。
「それでは3日後に執事や御用商人共々面接でどうですか?」
「3日で揃うのか?」
「おまかせください、商業ギルドに威信にかけて最高の人物を揃えて見せます」
商家ギルドとしても侯爵との繋がりは作っておきたい、最高の人物を揃えて来るとの事だ。
それからギルドを後にし。
「すまんが、ちょっと寄りたい所がある、先に帰っても良いぞ」
「いいえ、お供します」
「そうか?あまり治安の良い所ではないぞ?」
「レイ様の側にいればそれが1番治安がよろしいかと」
「あーそうだな」
それからスラムの中に入って行き、少し逸れた所にある教会に行く。
「レイちゃん」
「シスターお久しぶりです」
「元気そうでなによりです」
「今日はどうしたの?それとそちらの方は?」
「レイ様のメイドのナルニスと申します、よろしくお願い致します」
「メイド?」
「あー俺この国の侯爵になったんだ、それでこれを」
金貨数枚をシスターに渡す。
「これから時々持ってくる、俺が来れない時はメイドだと治安の問題があるから執事か騎士に持たせるので、これで子供達の日用品や美味い物でも買ってください」
「こ、こんなに、そ、それに侯爵?」
「侯爵の事は気にしないで良いです、それと侯爵の給料もそこまで使い道ありませんから、あっそれと年に1度ここを出ていく子供でうちで働きたいと言う者が居れば全ては無理でも1人、2人ぐらいは雇えると思いますので雇いますよ」
「あ、それならもうすぐここを出て行く、ネルちゃんを雇ってもらえないかしら、貴方に懐いていたのもあって、貴方が出ていってから元気がないの」
「ネル?そうかネルも今年ここを出ていくのか」
「あの子はおっとりしていて冒険者も難しいし、おっとりしてるから商家で働ける程の器量もない、こんな言い方したくないけど、娼館で働くぐらいしか道がないと思うの、顔は貴方も知っての通り可愛いし将来も有望だと思うのだけど」
ネルはいつも俺にべったりくついて来てた女の子、アイドル顔負けの良さだった、確かにいつもオドオドしていて、ゆったりしていた印象だ。
「今連れて来るわね」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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