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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
「あの3人をですか?担当者に確認は必要ですが問題無いと思います」
「そうなんですか?優秀なメイドを3人も取られると断られると思いました」
「優秀だとしても王城に何人メイドが居ると思っているんですか?」
「さぁ?」
「1000人以上です」
「それに王城のメイドはある意味ステータス、下級貴族の令嬢が空きがないかと常に待っている状態です、もちろん貴族令嬢だけではなく、平民でも優秀なら雇い入れます、それもステータスになります、貴族に見初められたら平民から貴族の一員ですよ」
千人も驚きだがこの王城の大きさからしたら普通か?
(そうね王と王妃のメイドだけで2、30人いるからね)
「(え?)」
(それはそうでしょう昼夜交代して張り付く、メイドだってトイレにに行ったりする張り付いて2、3時間でしょ?それを交代したり、掃除するメイド、掃除は王や王妃が居ない場所は常にしている、埃ひとつ落ちてないように、お風呂専門のメイドもいるわよ、王族は自分で体洗ったり拭いたりしないからね)
「(トイレの間ぐらい居なくて大丈夫だろ)」
(その時王族がトイレに行きたい、お茶を飲みたいと思った時にそばにメイドが居ないとかありえないから、寝てるベッドの横にも張り付くのよ、夜中にトイレに行きたいと言われていなかったら大問題だから)
「(王族ってそんな感じなのか?)」
(貴族も公爵ならそれくらい当たり前ね、公爵は王家の分家で血を引いてるから、後は王家に習ってやっている貴族も少ないけどいるわね、何とあの子はメイドしているのにまだ経験がないわよ、良かったねぇ)
「(だからまだ性欲なんてない、なんでそんな前向き何だよ)」
(それはね、貴方の子供なら私達の力を貸せるから、そしたらもっと色々できるでしょ?貴方の手の届かない反対側の国とか、貴方未だにこの国からほぼ出てないじゃない、本当はもっと色々なところに行ってこの世界を発展させるか、もしくは人間を消して欲しいのよね)
「(人間を消す案はこの国のようになれば却下だな)」
(そうね、この国は良い変化が起こったからね、でも人間が居なくなれば獣人やエルフは違う進化をしそうなんだけどね)
「(まぁ爵位ももらって王に会える、そしたらこの国の動向も分かるだろう、王や王族に変な考えの奴がいなければ安心して外に行ける)」
(王は貴方をこの国に連れてきた時から見たから大丈夫だけど、確かに王族は分からないわね、でもそれ重要?)
「(重要だ、もし何人かの王子が王太子になれなくて謀反を起こそうとしていたら?この国は知らんが王妃が何人か居て自分の息子を王太子にしたいと考えたら?何が起こる?)」
(内紛ね)
「(そんな事になったら国は荒れる、そんな芽は摘んだ方が良いだろう)」
(あれ?珍しく怖いわね)
「(この国はシスターしかり、それなりに知り合いも出来た、俺がしばらく離れるんだ、憂いは排除した方が良いだろう)」
そんな話しをしているうちに謁見の日取りが決められた、5日後の昼そこで叙爵されるとの事、それと晩餐会が20日後にあるのでそれも出て欲しいと、主賓の居ない晩餐会にはしたくないと、それと20日は辺境の貴族が来れるギリギリの日程、もちろん来ない貴族も居るだろうが、上位貴族のお披露目会、顔合わせをしたい貴族はいくらでも居るとの事だ。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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