表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/117

43

この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。

 待合室と言っても凄い作りだ、ホテルのスイートルームを思わせる作りになっている、ナルニスの他にもメイドが2人いて、色々動いてる。


「レイ様、もし伽をお求めになられるなら私達がお相手致します、時間もありますので湯浴みなさるなら体を洗ったりするのも私達の役目となっています、何なりと言いつけください」


「(何それ?怖いんだけど)」


(独身高位貴族なら当たり前の事よ、それこそさっき言った見初められる可能性があるからね、貴方の寵愛を受けられたら侯爵夫人だからね、このメイド達も貴方のメイドとして選ばれる為に色々蹴落としてこの場にいるみたいだし、それにナルニスこの子、子爵令嬢だけあって美人だからね)


「(俺精神年齢は高くても、まだ11歳だぞ性欲なんてある訳ないだろ)」


(まぁそれはこの子らにしたら残念な事よね、貴方が15、6ぐらいになって性欲が出てきたらチャンスだったのにと思っているのよ、でもお風呂に入ってそれなりの事をすれば後に繋がると思っているから入ってきたら?)


「(メイドは別にしてこの部屋の風呂には入りたいな)」


「それじゃ風呂に入る、あー1人で入るから君達は大丈夫だぞ?」


 しっかり念を押して風呂に入る。


「あー気持ち良い、やはり足の伸ばせる風呂は最高だな」


 独り言ちる。


(私達は風呂の良さとか分からないから何とも言えないけど気持ち良さそうね)


「(まぁなそれにしてもどれくらい待たされるんだろうなぁ?)」


(数時間は来ないと思うわよ)


「(そんなにか?)」


(貴方が今日来るのはわかっていても、政務はあるからね、遊んで待ってる訳では無いんだから、特に文官なんて色々な仕事があるでしょ、それを一旦止めて来るんだから、うーん貴方の世界で言うブラック企業?それに近い物があるからね、休みは10日に1日あれば良いんじゃないかしら?貴族当主だって1日書類の山との戦いよ、長期で休みを取ろう物なら戻った時には席がなくなってる可能性があるかね)


「(内政官を増やしたりしないのか?)」


(貴方の世界では知らないけど余剰人員なんて雇う訳ないじゃない、それも正確な休みとか働き方を決めている訳では無いんだから、王や貴族の一言で明日には無職になる可能性だってあるのよ、数年働いて良い給金をもらって、地元に戻ったりして余暇を過ごすとか、自分で仕事をするとか、そんな感じね、特に騎士なんて10年も働けない、士官とか出来れば別だけど、10年ぐらい頑張って道場開いたり、もしくは冒険者になったりするんじゃないの?なんだかんだ言って自由を求めるなら冒険者ぐらいしかないからね)


 世知辛い世の中だなと思いながら風呂に浸かる、メイドが無理やり入って来る事もなく快適に風呂に入れた。


(それはそうでしょ、貴方が入るなって言ってるの入ってきたら心象悪いし、下手したら不敬罪になるかもしれないんだから)


「(そうか、少し悪い事をしたか?)」


(そうね、先程言った通り、貴方の寵愛受けられればメイドなんて辞めて優雅に貴族同士でお茶会でもして遊んで暮らせるかもしれないからね)


「(そうか、そう考えれば無理やり入ってくる事はないか)」


(貴方の世界の漫画やアニメじゃないんだからありえないわよ)


 ゆっくりお風呂を楽しみ出たら冷えた紅茶が用意されていた。


「(うん、これの方が心象は良いよな)」



なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。


少しでも気になり続きを読みたいと思いましたら星やブックマークしてくれたら活動の励みになります。


よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ