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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
翌朝ギルドに顔を出すと皆顔を逸らす、受付嬢も顔を逸らす、事情を知らない何人かの冒険者が?顔し他の者に聞いたりしているがほとんど顔を逸らしている、出る前はここまで酷くなかったと思うが?
(バカねあの時はまだ居たものしか分からなかったのよ、今は噂に尾ひれも付いたりしてるんじゃないの?)
「(まぁ仕方がないか?)」
「依頼完了報告だ」
メルビ伯爵からの完了報告書を受付嬢に渡す。
「は、はい、か、確認して、まい、まいります」
しばらく待つと依頼料を持って受付嬢が戻ってきた。
「で、ではこちらに、さ、サインをお願します」
お金を受け取ったとサインをする。
「そ、それとギルドマスターがお呼びです」
案内されギルマスの所に連れていかれる。
コンコン
「ギルドマスターレイ様をお連れしました」
「わかった入ってもらえ」
「はい、失礼します」
受付嬢は扉を開け中に入るように促す。
「来たか、まぁかけてくれ」
ソファに座るように促される、ギルマスは書類仕事をしながら。
「少し待ってくれ、これを片付けたら終わりだから」
しばらく待っていると終わったらしく。
「すまんな、早速だが君をSランクにする」
「早いですね」
「ああ、Sランクを下す、そんな者をSランクにしない訳にはいかないからな、メルビ伯爵から王家にもフェンリルの素材が届いたりした、反対する者はいなかった」
「まぁありがたいので全然良いんですけど、そう言えばSランクになる特典とか受付嬢にちゃんと聞いてなかったんですけど何かあるんですか?」
「ああ、あんな・・・いややめとこう、そうだなまず、発行した国では侯爵扱いになる、これは国から給金も出る」
「それは・・・」
「質問もあるだろうが、まずは聞いておけ、侯爵の国からの給金は100日で白金貨300枚だこれは領地を持ってない貴族からしたら破格だ、領主事業とか無いから出ていく金は無い、領地経営には色々金がかかるからな騎士団の給金や街道整備とかな、Sランクを他国に出さない為に国も色々考えているんだよ、望めば領地ももらえるが、それは望んでないだろ?」
「ええ、まぁ」
「それとギルド関連の宿や食堂はただで使える所も多い、気持ちでチップを払うのがSランクのあり方かな?それと専属の受付が付く、うちからは受付主任のレイシアが付く、依頼とかは全部レイシアに頼めば優先して扱ってくれる、それと俺にも敬語は不要だ貴族になったら逆に俺が敬語で話さないとならない、細かい事は色々あるがこんな所だ、何か質問は?」
「まず貴族扱いと言われますが国に忠誠を尽くすつもりは無いんですが」
「先程言った通り、Sランクを外に出さない為の措置だ、と言っても他国も同じような事をしているので、優遇は変わらないと思うがな、それで忠誠の件は考えなくて良い、何度も同じ事言うが囲いたいだけの措置だ、だけどちゃんとした侯爵扱いなので、不敬罪や下級貴族への牽制もできる、城門を通る時も貴族門を使えるので優先的に入れるぞ、それと今から言って置くが、俺は敬語で話せない、不敬罪にしないでくれると良いんだが」
そう言えばだいたい転移で入ってたから気付かなかったけど、貴族門とかあるんだな、貴族街も自由に出入りできるようになったのは大きいな、商人にも融通が効く悪くはないな、王から謁見はあるかもしれないが別に断っても良いと、まぁ1度ぐらい会いに行ってもいいか、ここの王は賢王ぽいからな。
「それは構いませんよ、いや構わない、だいたいわかった、貴族のバッチとかあるのか?」
「バッチでは無いが紋章を作ってギルドカードや武器や服に縫い付けるはあるな、紋章はなるべく早く決めてくれ、紋章ないと見た目もそうだが、貴族として認められないからな」
「わかった」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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