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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。

「リーグ子爵だったか?今ここに来ている、リーグ子爵の従者、騎士、執事、メイド全ての首を持って子爵を生きて俺の部屋に連れて来たら許しても良い、今なら寝てる者も多いからそんなに難しくないだろう、道中で仲良くなった者もいるだろうが関係ない、全員だ、それができるなら許しても良いぞ」


「わ、わかった」


「えっ!リーダー」


「いいか、ここで断っても俺らは殺される、そして子爵も従者も全員殺されるのはわかっている、ならば俺は家族やお前らが助かる方を選ぶ」


「そ、そうだよな、こんな、こんな事が出来るんだ、し、子爵だろうが簡単に殺せるのはわかっている」


「いい決断だな、流石Aランクパーティ、一閃か」


「パーティ名など言ってないのにそれもわかるんだな」


 部屋に戻り、家族は戻の場所に戻す。


「時間は夜明けまでにするか、2時間程か?」


 レイドの状態も元に戻す。


「首をそのまま持って来るのも難しいだろう、これをやる」


 アイテム袋を作り渡す。


「時間も限りあるだろ行っていいぞ」


 そのまま外に出ていく。





「レイドなんでこんな事を?」


「すまない、楯突いた商人を暗殺して欲しいと子爵から言われ、金貨5枚で簡単な仕事と思った」


「・・・・知っての通り俺はセイラン国の戦争に参加していたんだが、彼はその時1人で相手を蹂躙していた人物だ、俺は遠目に見ていたが、それは恐ろしい光景だった、Sランク冒険者が一瞬で真っ二つになり、騎士団や兵が血飛沫を上げながら宙に舞っていく、子爵には悪いが助ける事は出来ない、事を知らない騎士やメイドも居るだろうが助かる為には仕方がない、彼の言う面倒な事に俺らがなるかもしれない、子爵の父上もまだ現在だ、領地に戻ったら家族と共に領地を出るぞ、子爵の父上らが知る前に他の領地か国に逃げるぞ」


「そこまでしないとダメか?」


「貴族当主が殺されるんだ、どんな事をしてでも犯人を探す、そしてそれが俺らではなくても、護衛で雇った俺らが無事に戻って他は皆殺し、ただで済むはず無い」


「そうか、そうだよな、わかった故郷を離れるのは寂しいが仕方がない」


 それから夜明けを待たず全員の首を持ってきて子爵を連れてきた。


「さてリーグ子爵、何故こんな事になっているか理解しているか?」


「わ、私、私が、だ、誰だか知っての、ろ、狼藉か?」


「リーグ子爵だろ?寝ぼけているのか?」


「き、貴族に、た、楯突いてただで済む、済むと思っているのか?」


「思っているが」


「えっ!」


「だから思っているが何か?そもそもここの領主にも敵対するなら関せずと言われ、王に報告するとさえ言われてるだろう、俺がどんな立場が理解しているか?」


「え?お、王族?」


「違うが、まぁ王族だろうが俺には頭を下げると思うがな」


「お、王族が頭を、さ、下げる?そんな、ば、ば、馬鹿な」


「下げるさ、俺と敵対したらセイラン国のように国が滅びる可能性があるからな」


「そ、そんな、ば、馬鹿な?」


「そうそう、君の従者達はこの通り首だけになってしまった」


「ヒィィィィィ、ロ、ロウリ」


「このメイドか?可哀想にお前の浅はかな行動で死ぬ事になるとはな」


「き、きさ、貴様ぁ」


 腹に蹴りを入れる。


「ゴフッ」


「黙れよ、もう少し自分の立場を理解しろよ、俺は敵対した者を王だろうが、国だろうが許さない、それを出来る力もある、そうだな、お前らが言う特権階級があるとしたら俺はその頂点にいる」


 リーグ子爵の領地に飛ぶ。


「見えるか、お前の街だ、そしてあの山を見ろ」


 俺が手を振り下ろすと轟音が響き山が跡形もなく無くなる。


「お前の街を消すぐらい訳もない」


「ば、化け物」


「化け物、そんな化け物にお前は喧嘩を売ったんだよ」



なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。


少しでも気になり続きを読みたいと思いましたら星やブックマークしてくれたら活動の励みになります。


よろしくお願い致します。

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