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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
それから城壁の中も見て回ったが考える武器とかは無かった、まぁそんな武器があったら龍も撃退してただろうし、だけど探索をかけたら朽ち果てた工房らしき建屋から、ミスリル鉱石がそれなりの量見つけられた、探ればまだまだ色々見つけられるだろうけど、今回はこれで良いかと戻る事にした。
テントに戻り片付けて
「それでは戻りましょうか?」
「はい」
帰りは転移で戻る事にした。
「レイ殿それでは明朝屋敷に伺ってください」
「はい、わかりました」
時刻はまだ15時過ぎ、本当はこのまま領主館に行くつもりだだのだが、リースに止められた、これ程の偉業、報告に時間もかかるし明朝謁見出来るように手筈を整えておくと、まぁ俺の事を報告するから時間が欲しかったんだろうけど。
リースは帰ってすぐに団長に報告する事にした。
「団長、レイ殿はセイラン国を潰した者です」
「何を言っているのだ?」
「伯爵様にも報告したいのです、絶対に敵対してはなりません、フェンリルやキングオーガとの戦いも楽しんでました、何時でも殺せるのにあえて剣で戦ったり、何か練習しているような感じで」
「フェンリルらを練習台?信じられるか?」
「明日になれば素材も持ってくるので真実と分かります、それより、敵対したら騎士団だろうと簡単に屠れます、セイラン国を潰したように」
「セイラン国を潰した者の事は分かってないが、それが彼だと言うのか?」
「間違いありません、言及はしてませんが、フェンリルらをこんな雑魚と言ってました」
「リースの言ってる事が本当だとして領主様や他の団員が信じるかどうか?そんな私も信じられんし」
「私は彼と敵対するなら騎士団を辞職する事も考えてます、勝てるとかの次元ではありません、ただ蹂躙されるだけです、団長はキングオーガの一撃を受けて耐える事が出来ますか?彼は片手で受けていました」
「?何を言っている、そんな事出来るわけないだろう、騎士団を辞職する?本気か?」
「彼はそんな事も平然とやってのけます、私は恐ろしかったです、言い方悪いですけど化け物を初めて見ました、彼と敵対した未来は死しかありません」
「うーん・・・そこまでか?伯爵様にも言及はするが問題もある、伯爵様も転移の事は知ってるし、今夜レリックが帰ってくるのだよ」
「魔法師団長のレリック殿が帰ってくるのですか?」
「ああ、奴は知っての通り実力主義だ、魔法士のくせに脳筋だからな、多分謁見の時も立ち会うはずだ、何事も無ければ良いが、一応領主様にもレリックが変な事をしないよう話すがな」
「そうですか・・・」
その頃宿で話を聞いていたレイは
「魔法士団長かさてどんな態度で来るか?」
(魔法使いだろうが関係ないでしょ?)
「それはそうだが売られた喧嘩は買う主義と言ってるしな、滅多に戦いにはならないと思うがな」
(それが貴方の言うフラグでしたっけ?ならなければ良いけどね)
「ハハハ、そうだな」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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