25
この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
美味しい、なにこれ、御飯、米を炊くとこんなに甘く美味しくなるのものなのか?
米を炊くだけではそこまで美味しくなる訳では無いんだけど、純水にミネナルやらないと、だけどそれも精霊の力を使えば簡単に出来る、光と土の精霊の力を使えば、美味しい水の出来上がり、それで炊けばふっくらなご飯も出来る、8歳になり全ての大精霊を使役出来るようになった時に、人の居ない土地に畑を作り米や野菜をそこで栽培したのだ、管理は土精霊でゴーレムを作り、日本の米のように品種改良したり、野菜や果物も美味しく品種改良したのだ、無から作る事も出来るので、無いものは作り栽培した、なんだかんだ言ってもやはり食べ物が美味しくないとお話にならないから。
「そしたらお風呂でも入ってください、使い方はさっき説明した通りです」
何度も驚かされる、遠征すれば水辺が無ければ使えるのは限られてる、それをこんな使い放題、シャワーと言っていたけど、これも凄い石鹸が簡単に落ちる、そもそも石鹸も香りも良いし、泡立ちが良い、肌触りも良い、私も騎士になり男所帯で訓練とかしてたから汗を拭うのもタオルで拭くだけ、仕方がないと割り切っていたが、肌もボロボロだ、そしてこのお湯も出ても体がポカポカだし、尚更肌が良くなっている。
「あーあ一生ここに居たい」
お風呂を上がるとタオルも最高級品だ、全てに置いて1級品、そしてこのフルーツ牛乳と言う飲み物、甘みがあり、何故か腰に手を当て一気飲みしたくなる、まずい、もう虜だ。
よし、虜になってるな、思惑通りだ。
(こんな方法で虜にするなんて凄いね)
「(まぁ力を見せるにしても色々方法はあるからな、この世界の人間は娯楽や食に飢えてる、それにまだ終わりじゃない)」
(へーまだ何かあるの?)
「(まぁ後は寝床と朝食だよ、納豆は好き嫌いあるかもだけど、あのご飯に味噌汁があれば人の心なんて掴めるさ)」
(えっ!そんな事あるの?)
「(胃袋掴むのは大事なんだぞ、ふかふかのベッドで寝て朝起きて味噌汁の良い匂いがあれば、もう抜け出せなくなる)」
(ふーん)
「(まぁ見てろ明日になったら分かる)」
1夜明けて良い香りに目が覚める。
「リースさんおはようございます、ご飯出来てますから座ってください」
朝食はご飯、豆腐とワカメの味噌汁、甘いだし巻き玉子に大根おろしを添えて、それとこのくにでは珍しい焼き魚、鯵に似た魚を海から取って来た、最後に納豆。
「この納豆は好き嫌いがあるので食べれなければ私が頂きますので気にしないでください」
「いえ、ここまで粘りがあるのは初めて見ますが、豆を発酵させた料理ですよね、遠征の時とかに持っていくので知ってます」
納豆擬きはあったのか、王都でも見た事なかったが、軍の保存食的であまり外に出てないのか?
「それは良かったです」
美味い、なんなのこの味噌汁と言うのは体の隅まで染み渡る、納豆と合う、あまり得意ではなかったのだが、ご飯が進む、それに甘い玉子焼きに、この国では滅多な事では食べれない魚がある、どれもご飯に合う、宮廷で出て来てもおかしくない料理ばかり、いつもこんな物食べれるの?
「食べたら支度して出発しましょう、何日かはこんな感じで進んで行きますので」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
少しでも気になり続きを読みたいと思いましたら星やブックマークしてくれたら活動の励みになります。
よろしくお願い致します。




