表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/117

24

この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。

 認識阻害の付いているテントはあるが、低ランクの魔物にしか効かない、防衛機能?それに風呂もトイレもあるテント?いよいよ分からない、そんなテント聞いた事もないし、もしあるとしたら大国の王族が持つような物、もしかしてレイ殿は何処かの王族か?とさえ思えてくる。


「とりあえずどうぞ」


 そこにテントを出す、見た目は普通のテントだ、実は買った時より更に色々な機能を付けた、トイレや風呂、拡張なんて光と闇の精霊を使えば何処までも大きくなるし、火、水、土の精霊を使えば風呂だろうと作れる、風の精霊で空調も出来るし、王宮さながらの設備になっている。


「な、なんですか、この中は?私達騎士は数十人規模で移動する事がありますので、領主様より拡張機能が付いたテントを支給されます、それも少しでも荷物を減らしたいので拡張機能については最高級品の物ばかりです、それに風呂やベッドまで、レイ殿のストレージはどれだけ入るのですか?・・・(まずい)」


 焦りから探り過ぎたか?どちらにしろここで離されたりすれば私にはどうする事も出来ない、道中の戦闘からも私が適う相手では無い、奥まで行って生き残れるかは分からないが、まだいくらでも伺う機会はある、焦る必要は無いのに動揺が隠せない。


「これはですね、私が作り直したのですよ」


「作り直したした?」


「はい、元々拡張機能と低位の魔物避けしか付いてなかったので、拡張を広げて、魔物も龍クラスでも認識出来ないし、結界に入れば龍なら死ぬ事はないですが、その場で動けなくなるかもしれません、便利でしょ?」


「便利?」


 便利どころでは無い、国宝級の?いやアーティファクトの(たぐい)のテントを作った?龍すら認識出来ない?


「私も1人で冒険者家業するつもりでしたからね、これぐらいないと安心して寝れないじゃないですか?」


「ちなみに人間にも効くのですか?」


「はい、悪意を持って近付けば人間なら一瞬で灰になるかもしれませんね、悪意の度合いによりますが、誰彼構わず殺すのもあれですし、盗賊とかなら捕まえて警邏に渡した方がお金になりますからね、この国では少ないですが、他国なら盗賊も多いようです、金になるならそっちの方が良いですよね」


 全てが規格外だ、取り込む、いや間違えたら領都いや国の騎士団でも太刀打ち出来ない、魔法を付与、それはそんな魔法が使えると言う事だ、認識を阻害して懐に潜り込み魔法を発動すれば全て灰に出来る。


「レ、レイ殿は多彩なのですね?」


 落ち着け、悟られるな。


「いやいやこんなの簡単ですよ、せっかくパテ組んでるので教えますが、私は全ての魔法が使えますし、武力もこの世界で最上位ではないですかね?この世界の人達は魔法でバフ、いや身体強化とか使えるの本当に限られてるみたいですけど、私は身体強化もかけられますから」


 1本の鉄剣を出し直に手で掴み折る、手のひらに傷も付かず簡単に折れる。


「Sランクの冒険者なら出来る人もいるみたいですけど、私も出来ますよ」


 いやいやありえない、Sランクは規格外だが流石に剣を握って傷が付かず折る事なんて、そんな事出来るなんて聞いた事がない。


「まぁそんな事今はどうでも良いですか?ご飯にしましょうか?」


 表に出て竈や机を出す。


 さて何を作ろうか?せっかくオークが手に入ったのだ、生姜焼きでも作るか、この世界は名称は違うが生姜と変換されるから簡単に見つけられた、それに米もある、ただ米の使い方は炊くでは無くパエリアみたいな使い方か米粉にしてパンにする使い方だ、炊く文化が無い、俺は米を炊いて生姜焼きを作り、キャベツもある、醤油やみりんを作るのは苦労したが、精霊様々で発酵とか出来るから作れたのだ。


「さぁ食べますか」


なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。


少しでも気になり続きを読みたいと思いましたら星やブックマークしてくれたら活動の励みになります。


よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ