17
この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
1日目は小さな村は通り越し街道の開けた場所に馬車を停め野営する事になる、冒険者達はテントを建て泊まる準備をし、俺たちは馬車の中で休める、馬車の中はソファがベットに変えられたり、足りないベットは床から出てきてて、御者のベッドで6台出された、ご飯は馬車の中に用意されコース的なご飯になってる。
「しかしせっかくなら冒険者らしく飯を食べたいな」
俺は馬車の飯を断り、冒険者に金を払い飯をご馳走してもらう事にした。
「なぁあんたがギルドで初日にAランクに上がった冒険者か?」
話しかけてきたのは冒険者のリーダーと思われる男だ。
「ああ、そうだ」
「何をしにメルヒへ?」
「ギルドの依頼だよ、メルヒ森の探索」
「あの依頼か受ける奴が居るとは思わなかった」
「??」
「いやすまん、あの依頼はかなり難易度の高い依頼なんだよ」
「そうなのか?」
「メルヒの森の大きさ知っているか?」
「いや?」
「メルヒの森は端から馬車や馬も入りにくい、端まで歩いて数十日かかる、それも奥地は未だに未探索だ、それの未発見の遺物や魔物、見つけるならば相当奥まで入らないとならない、パテを組んで中に入ろう物なら報酬と依頼が釣り合わない、だって見つかるかも分からない依頼だ」
「ああ、なるほど、でもそれは大丈夫だ報酬が目当てでは無いからな」
「どういう事だ?」
「面白そうだから受けたんだよ、冒険者とはそんなものだろ?」
「まぁ間違えてはいないが、食えなきゃやっていけないだろ」
「そこは問題無いからな」
「そうか、そうだな、こんな馬車で向かう冒険者だ金には困ってないのは分かるが良い身分だな、俺もそんな生活をしてみたいもんだぜ」
「Aランク冒険者ならそこそこ良い暮らしできそうだが?」
「いや、まぁ女と酒に使っちゃうからな、ガハハハハ」
なかなか憎めない良い奴だな。
「フェンリルの牙だったか?リーダーのレクスだったよな?」
「ああそうだ、よろしくな、俺のバテは剣士の俺とアーチャーのロニに斥候で猫人族のネリス、回復魔法使いのクミンだ」
「4人バテなのか?」
「いや本来は盾士がもう1人いるのだが、前の依頼で怪我をしてな今回は王都で休んでいる、護衛依頼なら4人で間に合うし、今回はもう1組Aランク冒険者のパテも居るし計9人のAランク冒険者、過剰戦力だな、本来馬車1台なら1パテで充分だが今回は貴族様も乗ってるし多めにしたのだろう」
それから冒険者のイロハ等を色々聞いた、俺の事はギルドで話題になっていたが、それを知っても普通に接してくている、Aランクにもなれば色々な貴族やらとも接するし慣れているのだろう、それに今回は冒険者の野営の仕方や精霊では知りえない情報も聞けた、やはりこの依頼を受けて正解だったな、俺は今回は客なので野営の当番も必要がないので馬車で休む事にした、朝は日が昇ったら軽く朝食を取り出発だ。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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