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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
依頼書を見ると元セイラン国に行く依頼が多い。
「(やはり元セイラン国での依頼が多いな)」
(道中の護衛依頼ね)
「(よく考えてなかっが、俺らの所もそうだよな町民やら移動するにも護衛は必要だし、何か良い物作るか)」
(何作るの?)
「(護送車だな、俺の記憶見ると変な感じだか違うぞ)」
(犯罪者運ぶんじゃないの?)
「(俺の世界ではその使い方が多いが、道中安全に人を運んだりできるからな)」
(でもタイヤがゴム?だとすぐにパンクするわよ)
「(そこはキャタピラにするから大丈夫だ、キャタピラと上物の間にショックアブソーバー的な物を入れてな、揺れも少なくすれば大量輸送もできる)」
(貴方の考え見てるとこの世界の流通変わるわね)
「(飛行機とかでも良いんだが、それはやりすぎだろ)」
(問題ないけど、この世界龍やワイバーンのような空飛ぶ魔物も居るから、普通の飛行機だと落とされるわね)
「(そうだろ、だからバスだ)」
(そうねそれなら、多少びっくりするだろうけどすぐに慣れそうね、ほら来たわよ)
「初めまして、このギルドの主任をしています、ヤーマンと申します、何か聞きたい事があると」
「ああ、すまないな、この国の魔物の事や戦争とかの事を聞きたいのだよ、それと物価とかも分かれば教えて欲しい」
「物価とかは商業ギルドの方が詳しく分かると思いますが、魔物や敵対国とかなら分かりますよ」
「そうか、なら頼む」
「ではこちらへどうぞ」
小部屋の打ち合わせ室のような所に案内される。
「では、まず何からお聞きしたいのですか?」
「魔物だな、どの辺に出て、どんな魔物が出るのか」
「そうですね、王都周辺はスライムやゴブリン、少し街道を外れるとウルフやオークが出ますね」
「冒険者は普通に狩れるのか?」
「はい、スライムやゴブリンは低ランクの冒険者でも問題なく、ウルフやオークはDランク以上のソロで狩るぐらいですかね、Dランクのパテならダンジョンに入ります、王都のすぐそばにダンジョンがありますので」
「ダンジョンは攻略済みか?」
「いえ、まだ深層まで行ってません、現在、28階層が最下層です、3ヶ月かかって28階層まで攻略しています」
「入って3ヶ月ダンジョン入りっきりか?」
「ええ、普通だと思いますが」
「いや、すまないな、ダンジョンは入った事が無いんだよ」
「そうでしたか下の層に行くほど広くなるダンジョンで10階層ぐらいまでなら2、3日ぐらいで帰って来れるのですが、10階層から下は広くなってくるのですよ、10階層、20階層と安全地帯がありまして、そこに拠点を築く感じですね、後少しで30階層だったのですが、物資が足りなくなったようです」
「なるほど、ちなみに攻略しても問題ないのか?」
「ダンジョンが停止するならば止めるように通達は出していますが、行ってみないと分かりませんから、ダンジョンコア等あれば壊さず帰還するように言ってあります、ダンジョンボスならば倒してみないと分かりません」
「わかった、ちなみに28階層辺りで何が出るのだ」
「全部は調べてないですが、ブラックバイパー、30mほどある蛇の魔物とキングオーガが確認されてます」
「強さは?」
「どちらもAランクパテのレイド戦で倒す魔物ですね」
「わかった、物価は商業ギルドで聞くとしよう、時間を取らせて悪かったな」
「いえいえSランク冒険者にならばこれくらい当たり前に教えいたしますよ」
「後は敵対国とかあるのか?」
「いえ、我が国は初代様の威光もあり、攻め入ってくるような国もありませんから」
「そうか、わかった、後は商業ギルドに聞いて見る」
ギルドを後にする。
風邪をひきまして少し更新が滞ると思います。なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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