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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
「(やっと色々片付いた)」
(力を使って作れば良かったじゃない)
「(やりすぎも問題あるからな、領地になった貴族も仕事を割り振らないと行けないし、何でも俺がやったら、それが当たり前になるだろう)」
(そんなものなの?)
「(人によって好みもあるしな、その貴族によっては俺の趣味とな違うだろし、俺だったらマンション型にするが、広大な土地だ平屋作りにしたり、農地を大きくしたり人それぞれだろう)」
(まぁそうね)
「(そわな訳でそろそろシンドリア国へ行くぞ)」
(やっとね、それでどうするの?貴族として入るの?)
「(いや、まずは冒険者として潜入だな)」
すぐに王都に飛ぶ。
(門から入らないの?)
「(いやカード見られたらバレるだろう)」
(そうね)
「(まずは武器とか見るか)」
(何故?)
「(武器を見ればこの国軍事力とか分かるだろ、売れ行きも見れば栄えてるのかも分かるしな)」
(なるほどね)
早速武器屋を見に行く。
「(鋼鉄の剣もあるな、ミスリルの剣は無いが、ナイフもある、クヌートより数世代進んでる感じがする)」
(この国には鉱山もあるからね、それから数世代前に貴方と同じ転移者が居たのよ、だから鋳造とか進んでるのよ)
「(そうなのか?)」
(そう、初代国王が転移者ね)
「(だからか、うどんやパスタがある、それにハンバーグもあるぞ)」
(だから周りより発展してるのよ)
「(やはりクヌートにも鉱山を作るか、鋳造はそれとなく教えれば出来るだろうし、ドワーフも増えたからな、せっかくだからミスリルの剣とか作ってもらうか)」
(必要ない気がするけどね)
「(何故だ)」
(だって貴方が全部片付けるでしょ?)
「(戦争とかはそうかもだが、魔物と戦ったりは良い武器があった方が良いだろう)」
(それもそうか)
「(まぁそれは後で考えるとして、次はギルドに行くか)」
(またなの?)
「(ん?)」
(どうせまたトラブルになるんでしょ)
「(好きでトラブルにしてる訳ではないんだがな)」
(うーん、ならまずは成長して大人の姿になりなさい、それから体もガタイよくしなさい、それならばトラブルも少ないでしょ)
「(そうだな)」
体と作り変えて大人になり、それに合わせて装備もこの国でトップレベルの装備にする。
「(少し感覚がおかしいな)」
(すぐに慣れるわよ)
少しだけ時間を止めて体の使い方を慣れさせる。
(そんな事する必要無いんだけどね、人間の感覚が強いのよ、貴方は思えば龍にだってフェンリルにだってなれる、それこそ粒子化だってなれる、感覚だけで体を動かせるんだから、人間で居る必要だってない)
「(そんな事言われてもな、慣れてないものはどうする事も出来ない)」
(わかったわ、今度は少し色々な物に変化してみたら、すぐに慣れるわよ)
「(そうだな、今度試してみるか、よしギルドに向かうぞ)」
ギルドに入るとやはり見慣れない顔なので注目を浴びる。
「(なんか関係ない気がするな)」
(そんな事ないわよ、見てるだけで声掛けては来ないでしょ?それよりもカードは見せるの?それによっても対応変わるでしょ)
「(カードは見せるが声を出さないようにしてもらうか)」
受付に向かいカードを見せる、受付嬢が声を出そうとしたところで声を出さない魔法をかけ、小声で。
「大きな声を出すな」
「し、失礼しました」
「少し話を聞きたい、ギルマスでなくても良い、この国に詳しい人は居るか?」
「やはりギルドマスターが1番詳しいのですが、不都合なら主任を及びしますが」
「不都合と言う訳では無いが、ギルマスに聞く程の内容では無いからな、主任と話せるか?」
「確認してまいります、少々お待ちください」
「わかったら依頼書を見てるから、分かったら教えてくれ」
「はい」
受付嬢は足早に主任の所に向かった。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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