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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
「陛下はローラン国は知っていますか?」
「ああ、もちろんだ」
「それなら話は早い、ローラン国は滅びました」
「えっ?!」
「ローラン国の宮廷魔導師が我が領土の住人や他の街を魔物を使って殺したのは知っていますか?」
「いや、まだ私の所には魔物の氾濫のような事が起こったとした情報は来てない」
「それです、実はそれをしていのが、ローラン国の宮廷魔導師だったのです、それも王や王子の指示の元に」
「なんと!それでローラン国が滅びたと言うのは何かミスがあり、自国にも氾濫があったとかかね?」
「いえいえ、違いますよ、私が滅ぼしました」
「えっ!?」
「実は私のところの商人や冒険者がそれのせいで殺されましてね、報復と言いますか、調べた所、先程言った王子が関わってまして、国の総意と話してました、これは戦争を仕掛けて来たと同義、それも騎士や兵関係なく、一般市民を巻き込む戦争、ならばと私がローラン国に赴き国ごと潰して来ました、あの国の王都はもちろん街も全て無くなりました、今あの国の住人は1万人居ないぐらいしかおりません、それも王都や街は壊滅していて今後も死者は増えるでしょう」
「な、なんと!」
「そこで、陛下あの国丸ごと我が国にしませんか?」
「えっ!」
「私の力なら街も復興させられます、この国とも繋がってますし、塀も作り直しますよ、貴族を派遣させて町民も移住させても良いですし、国を大きくしませんか」
「いやいや、それは簡単には行かない、早急に貴族を集め方針は決めるが、場所によっては取り合いにもなるし、派遣する貴族の数も足りない」
「それならば、大きい領地は王の直轄領として今後武功とか上げたら下賜するのはどうですか?」
「うーん、そうだな、前向きに検討はするがやはりすぐには返事出来ない」
「構いませんが、隣国が土地欲しさに攻めるは違いますね、攻める場所がありませんから、土地を掠め取りに来る可能性がありますので、もし領土とするならば塀で囲うぐらいはしときますか?」
「うむ、わかった、それで頼む、それとレイ侯爵は自身でもう少し領地を広げたいと思ってないか?その土地ではなく近隣の領地を併合して、併合した領主をローラン国に派遣するのはありだと思うのだが」
「うーん、そんなに領土を広げるつもりはないのですが、陛下はその方が楽ですか?」
「そうだな、レイ侯爵の領地は王都に近い、近隣だと、ヘルナンド公職領とナルオコ侯爵領だったはず、今の領土の数倍の土地、それも街がそのまま残っているなら、喜んで行きそうなのでな」
「そうですか、それならばお受けしましょう」
「そうか、それならば話は早い、その2人には早急話を通しておこう、後は他の貴族の振り分けとかだな、それは午後から宰相や文官達と話し合う」
「わかりました、それでは私はまずは塀を築いて来ますね」
「うむ、頼む」
それからすぐにローラン国の領土に塀を築きに向かう。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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