表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
108/117

109

この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。

 もちろん内容はわかっているが中に通す、すると今度は騎士の格好をした者だ。


「で、伝令です?」


 同じように辺りを見回す。


「構わない言ってみろ」


 そう俺が言うと。


「貴様何奴?」


 剣に手をかける、流石にすぐには斬りかかって来ないがいつでも抜ける体制を整える。


「良いから言ってみろ」


 威圧を放つと剣を手放し両手、両膝を付き耐えている、龍より上位の存在の殺気を受けた、鍛えられた騎士でなければショック死してもおかしくない。


「ほら話せ」


「き、騎士団のきゅ、厩舎のう、馬が突然、突然消え、消えました」


「という訳でこの国は今、人間以外は全て避難させている、この土地を業火で焼くのもありだし、全ての土地を枯らし、飢え苦しみ殺すのもありだな」


 ここで言葉出さないで手を上げる者が居た。


「なんだ?話して良いぞ」


 手を上げたのはこの国の王である。


「な、なんでこんな事をする?」


「は?そこに死にそうになっている宮廷魔導師が国の総意と言ってた、王子の命令で貴族と結託しクヌート国に攻めて来たんだろ、戦争だろ?セイラン国もそうして滅びたけどな」


 また1人手を上げる、この国の王子だ。


「なんだ?」


「わ、私の一存で、く、国はか、関係ない」


「王子にして懸命な物言いだな、だとしたら今回の事も止めるべきだったな、先程も言ったが俺は自分の身内を害されるのを許さない、これは天罰だ」


「て、天罰、か、神だと自分が神、神様になったつもりなのか」


「そうだとも、こんな事が出来る人間が居るとでも?」


「ま、魔族、魔王なら」


「いくら魔王でも無理だろ、こんな事が出来る魔王なら人間など蹂躙され尽くされるだろ、さて、ではその片鱗を見せてやるよ」


「「全ての国民に告げる」」


 全ての民の頭に響くように話す。


「「ローラン国は王、貴族共に共謀し、クヌート国に攻め入ってきた、ただの戦争なら仕方がないだろう、しかし、騎士でも兵でもない、民を殺し、街を蹂躙した、これは戦争と言うより、セイラン国が敗れそれの仕返しとして兵でもない国民に害を及ぼした、許される事ではない、そしてこの国は人間至上主義、これも神の怒りを買う事になっている、貴族だけでなく、国民もそれを許容している、なので神からの天罰が下る事になった、もう気が付いる者も居るだろ、空に飛んでる鳥、農家の馬や牛が居なくなっている、虫さえもいない、今この国には人間しか居ない」」


 空が黒くなり震える、上空を見上げる者が多くいる、最初は黒い粒だったが、どんどん大きくなる。


なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。


少しでも気になり続きを読みたいと思いましたら星やブックマークしてくれたら活動の励みになります。


よろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ