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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
ローラン国の王都に飛ぶ。
「(結構大きな王都だな)」
(クヌート国の倍以上の国土、それと人間至上主義の国、エルフや獣人も居るけど奴隷だったり、街からは排斥されてるわね)
「(そうか、さて、王城に飛んで皆殺しでも良いが、国民性も人間至上主義なのか?)」
(そうね、代々それでやってるからそれが当たり前になってるわ)
「(そうか)」
(どうするの?)
「(王城行く前にやる事がある)」
(獣人やら助けるの)
「(ああ)」
街の中に転移し奴隷商に行く、中を見ると人間の奴隷に関しては、それなりに教育を受けさせたりしているが獣人やエルフは食べる物も塩スープみたいな物を1日1杯と芋のような者を1つだけ与えられるだけ、皆痩せ細り逃げ出す事も出来ない。
「(言葉も通じるのにここまで出来るのか)」
(まぁ人間至上主義なら種族が違えばこんなものでしょ)
「(そうか・・・)」
奴隷商に入り奴隷商の心を見る。
「(ああ、救えないな、商品としか思ってないのか)」
(そうね、本当に少ないけど差別無く見ている者も居るけど、国として人間至上主義には逆らえないからね)
「(なんとかそういう者は助けたかったが、助かるかは運だな)」
(選別は出来るけどやらないと)
「(そうだな、仮に助けたとして何処へ行く?クヌートまで連れて行こうとは思ってない、そして中には人間至上主義の奴も生き残るかもしれない、だが今回の出来事は天罰とも思わせる事をする)」
(獣人やらはどうするの?)
「(元々奴隷だったのだろう、クヌートは獣人だろうが受け入れる、領都に連れて帰れば今後の仕事なんていくらでもある、俺の領都はこれから人手はいくらでも欲しいからな、絶好の機会だ)」
(確かにそうね)
ローラン国の地方領都、全て見ていく、獣人2000人程か、エルフは少ないが100人程、ドワーフも1000人程居るな、さて森に居る隠れ住んでるエルフやらに被害が出るかもしれない、ここは交渉するか。
(最初にエルフの所に行けば大丈夫よ)
「(ん?そうなのか?)」
(行ってみれば分かるから)
「(わかった)」
エルフの隠れ里に飛ぶ。
「長は居るか?」
「ん?だれだ・・・」
突然土下座してきた。
「か、神よ」
「(どうなってる?)」
(エルフは私達が見えてるのよ、6大精霊がついてる存在、神と言われるの当たり前ね)
「(なるほどね)」
「俺はこの国に天罰を与えてに来た、それで人間以外をクヌートの俺の領都に住まわせるつもりだが、来るか?クヌートは人間も獣人も差別なく暮らしている、そしてこの場所もこれから俺が行う行為により被害が出るかもしれない、どうする?」
「行きます、断る理由なんてありません」
「そうか、獣人やドワーフも受け入れる、交渉するのにエルフの助けが欲しいのだが良いか?」
「もちろんです」
エルフは長の元へ走りすぐに事情を説明する、こちらに来た長は涙を流しながら話を聞いている。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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