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この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
「今更何者か聞くのか?もう死ぬんだから良いだろ?」
逃げようとしている者の足首を落とす。
「逃がすわけないだろ、それにしても、お前らがクズで良かったよ、何の躊躇いもなく殺せるから」
「な、なんだと!」
「聞こえなかったか?殺すのに躊躇も無く、殺せて良かったと言ったんだよ、一応金貨まで渡して話しができたらなと思ったんだが、関係無かったな」
「ハッ!?て、てめぇは領主か?」
「そう、知ってるじゃないか」
「チッ!」
「なんだ今更?」
「失敗したと、少し教育しておくべきだったと思っただけだ」
「そうか、それは残念だったな」
(ねぇねぇ私達にやらしてくれない?)
「(ん?どういう事だ?)」
(あいつの始末私達がやるって事よ)
「(お前らはあまりこういう事に干渉しないんじゃないのか?)」
(そうなんだけど、実は私達も貴方の記憶とか見て新たな魔法を開発したのよ)
「(それの実験がしたいと?)」
(そういうことよ)
「(まぁ構わないが、鑑賞する事に不都合は生じないのか?)」
(大丈夫よ、貴方が知らないだけで、私達は結構色々干渉してるのよ、例えば海流が悪いと思えば島を消したりとか、その時そこに居た人間や魔物は死んでしまうけど、あくまでも自然現象的にしてるだけで、結構そんな事はしているわ)
「(そうなのか?それなら構わないが、何をするんだ?)」
(今回は光と闇の合体魔法、今まで私達はお互いに協力とかしてこなかったけど、貴方の魔法を見て考えついたのよ)
「(そうなんだ)」
そしてギルイが闇に飲まれて発動された魔法。
「(エグイな)」
(闇の中で時間を伸ばしたの、彼は逃げ出そうと1歩踏み出したけど、真っ暗な闇でその1歩がとてつもなく長く感じてる、ちゃんと精神も壊れないようにしているから、彼はこの後ご飯も水も飲めないから生きて1週間ぐらいかしら?だけどその時間は数年、数十年、空腹を感じる時間もとてつもなく長く感じるはず、精神を安定させてなければ、多分1時間も持たないわね)
「(この魔法で何か新たな事が出来るのか?)」
(そうね例えば、今までは土の精霊の魔法を使い、植物とか作る加速とかできたけど、それは土の養分とかそんな感じで作ってた、だけど感情のない植物なら私達の魔法で加速させて作ることが出来る、それは逆にこの世界の自然の設立さえも変えられる、1年かかって出来る植物が1ヶ月で出来たり、その逆もね、実は他の精霊も貴方のおかげで新たな魔法が生み出せてる)
「(そうなのか?)」
(そうね見せてあげるわ)
「(ああ、ちょっと待て、その前にここの奴らを片付けていく)」
他の手下を全員殺して後にする。
「そこのお前も、もう帰って良いぞ、リキに済んだと話しておけ」
遠くから見ていた者に声をかけると足早に去っていく。
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
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