102
この世の不条理を全て踏み潰し進んで行く姿を見てください。
次はギルイの所に向かう。
(彼は面白いスキルを持っていたわね)
「(ああ、未来視か)」
(あれってドラゴンとか高位の魔物が持ってるスキルなんだけど人間で持ってる初めて見たわ)
「(遠い祖先で血が混じったのかもしれないな)」
(まぁドラゴンとかの近々の未来が見える訳ではないから、大まかな未来が見える程度だったけどね)
「(まぁそれで俺と敵対しない未来を選んだんだ、良いスキルなんだろう)」
(そうね)
「(それよりも次だな、どんな結果になるか楽しみだな)」
(貴方も見れるんだから結果なんて分かっているでしょ)
「(それは違うんだよ、そんなの
見たら面白くないだろ)」
(私達には分からない感覚だわ)
そしてスラムの奥にあるギルイのアジトに着く。
「ボスはいるか?」
「なんだお前は、ここがどこだか分かっているのか?」
「ああ、わかってるよ、ギルイってのに話があって来たんだ」
金貨を1枚見張りの男に渡す。
「なんだ、分かってるじゃないか、少し待ってろ」
見張りの男は中に入っていき数分待つ。
「考えるまでなく、敵対する道を選ぶか」
俺が金貨を渡した事によりもっと持ってると思ったんだろう、何も考えず、奪う事を選んだんだろう、家の中で武装し出迎える準備をしている、そして扉が開き見張りの男の声が聞こえる。
「中に入ってくれ」
俺は気にせず中に入っていく。
入った瞬間矢が飛んで来た。
「(殺意たっぷりだな、話を聞く気は全くないのか、儲け話とか持ってきてたらどうするつもりなんだろうな)」
(目先の金しか興味がないんでしょ、金貨1枚を見張りに簡単に渡すんだから、もっと持ってると思ったんじゃないの?)
「(いや、それこそ宿とかにもっと隠してるとか思わないんだな)」
(それは後からでも見つけられるとか思ってるんじゃないの?)
「(まぁいいか)」
飛んで来た矢を掴み、矢を強化しそのまま倍以上のスピードで返すと頭が吹き飛び、後ろにいた者も巻き込み壁に矢が刺さり穴が開く。
「あー力込めすぎたか?」
「な、なんだ、何が起こった?」
「話を聞く気はないんだな」
俺は拠点を結界で覆い全て壊す、3階辺りから落ちて来た者も居たが知った事ではない。
「ウッウッウ」「ギャー」「グフッ」
辺りから悲鳴やらが上がっている。
「27人か、でお前がギルイか?」
1番上階に居たのだろう、突然崩れ落ち、足を折ったようで痛みを我慢しこちらを睨んでる男に声をかける。
「て、てめぇはなんだ?」
「そんな事はどうでもいい、お前がギルイだな、部下の教育がなってないぞ、いきなり矢を放つなんてどういう教育をしているんだ?」
「はぁ?俺は奪えるものは殺してでも奪えと教えているからな、間違ってないだろ」
「そうか、話す余地すらないか」
最初に金貨を渡した男の首を吹き飛ばす。
「次は誰が良い?」
「なっ!なんだ」
「お前か?」
右手、左手、右足と穴を開けて行く、すると手前に居た男がナイフを出しこちらに一気に向かってきたのでナイフを摘んで止める、そしてそのナイフを奪い、強化し左右の手首を落とす。
「あっ!ギャーーー」
「うるさいな」
膝まづいた所に蹴りを入れると首が吹き飛ぶ。
「ば、化け物」
「酷いな、化け物はお前らだろ、人の話も聞かずいきなり襲いかかってき、獣と一緒だろ?」
「て、てめぇはな、何者だ?」
なるべく日を空けずに投稿出来たら良いなと思ってます。
少しでも気になり続きを読みたいと思いましたら星やブックマークしてくれたら活動の励みになります。
よろしくお願い致します。




