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陰陽師伝説殺人事件  作者: 山本正純
第一章
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スタンガンVS拳銃 4

 この結果に彼女は沈黙した。

「アズラエルさん。お願いです。この事件を隠蔽してください。アズラエル暗殺未遂事件があったことが上層部にばれると組織の存続ができません」

「あなたにとって組織の存続は大切なことなのでしょう。分かりました。それより貴方方の目的は何ですか。群馬県の村で何をしようとしていますか」

 ウリエルこと宮本栞は答えた。

「ファンクラブ限定DVDの撮影です。群馬県の秘境でロケをしているのですよ。カメラと音響は鴉さんに任せています。編集は板利明さんに任せますが。因みに後少しで閉まるというのはこの村の観光地があと五十分で閉まるのです」

「ここで撮影をする必要はないでしょう」

 宮本は驚愕の答えを口にした。

「いいえ。スケジュールの都合で行けそうにない墓参りをするためにあえて群馬県で撮影をしました」

彼女は時計を見た。

「後五十分ですか。ではアズラエルさん。また会いましょう」

 去る宮本を喜田は止めた。

「それだけではないでしょう。僕には凶悪な犯罪をしようとしているとしか思えません」

 この推理に宮本は手を叩いた。

「さすがは警視庁刑事部参事官です。素晴らしい超人的洞察力です。本当の目的は村の再開発に資金を出資している人物たちと資金の取引をすること。特に三浦辰夫を仲間にしろという命令でした」

「資金調達か」

「はい。ただの大学生に資金調達部のボスを任せるあのお方に会ってみたいです」


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