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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†

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『95』 今日は一旦帰ろう

 ムカデを倒した後に色々と見て回って、次の階層に続く石の台を見つけた。ムカデを倒してからというもの、他の虫達が全く出てこなくなったから、とても探しやすい状況だった。

 あのムカデがこの階層のボスキャラだったみたいだね。それを倒されたから、怖くなって出てこれなくなっているのかもね。たまに、虫っぽい動いている影を見掛けたけど、慌てて草のところに隠れたりしていたから。



「ようやく見つかったな」


「どうします?このまま続けていきますか?」


「嫌、今日は一旦還ろう。2人のこともあるし、皆も疲れているから、このままの状態で次の階層に潜るのは危ない。今日はしっかりと体を休めて明日に備えよう」


「はい、分かりました」



 ベテランさんの指示で、今日は先には進まないで帰ることにした。

 うん、それが良いと思う。皆、心も体も疲れ切っているから休んで明日頑張れば良いと思う。私自身もこれ以上体が動きそうにもないしね。流石に32回の連続斬りは張り切り過ぎましたね。

 2人のことも見送ってあげないといけないし。2人はラークさんとユーリさんがおんぶして連れて行ってあげている。


 眠っている2人の表情は、ツラそうな表情じゃなくて安心したような表情で眠っていた。

 

 帰るために、皆で来た道を戻ろうとしたとき、ユーリさんが「あっ」という声を出して立ち止まった。全員がその声を聞いてピタッと止まった。

 急にどうしたんだろう?何か忘れたものでもあったのかな?それとも、何か忘れていた記憶的なものを思い出したのかな?


 どうしたのかを本人に聞こうとしたら、その本人が地面に手を当てて地面に魔方陣を作り始めた。見覚えのある魔方陣、いつも何かとお世話になっている転移をするための便利な魔方陣だった。

 あれ?転移の魔方陣って確か、お城に居るときはつかえないんじゃなかったけ?何で使えるようになっているのかな?うーん、何か分からないことばかりだよ。



「ユーリ君、何で転移スキルを使えるように?」


「知らん。何か急に使える気がしたから、使ってみたら使えた。これで出入口まで飛べるぞ?」


「……………もしかしたら、各階層に居るボスキャラみたいな敵を倒すことで、その転移スキルの発動を妨害する特殊な力が消えるのかもしれない。おそらく、次の階層には転移できないはず」


「あぁ、物の見事に出来ねぇぞ。何だか、何から何まで不思議な城だな」


「でも、前の階層のドラゴンさんは倒してませんよ?それなのに何で?」


「うーん………一定の条件を満たしたから、かな?そこの線引きが全く分からないんだけど」


(不思議なことばっかりだね。何がどうすればいいのか、まともな答えが無いもん)



 けど、今分かることがあるだけでも良いと思う。

 階層にいるボスキャラを倒すことで、ユーリさんの転移スキルを発動を邪魔していた力が無くなって、クリアした階層までの行き来が楽になる。

 

 でも、この石の台に関しては分からないことが沢山ある。今のところ、ちゃんとボスキャラを倒してから石の台を見つけているから何とも言えないけど、ボスキャラを倒していない時に次の階層には行けるのかな?

 転移する、というところで、ユーリさんのスキルの時と同じように何かの制限がかかっているっていうこともある。私はこっちの予想が当たっていると思う。


 魔方陣の作りも似たような感じだから、倒さないと次には行けないってシステムだと思う。後、次の階層に入ったら条件的に、その階層のボスキャラを倒すまで移動できないってこともある可能性が高い。

 次の階層にいけば、その特殊な力が発動する。てことは、来たときの石の台も使えなくなっているかもしれない。


 だから、色々と考えてみて、ここで帰るというのは本当に良い考えだと思う。



「うっし、帰るぞ。ちょっと大きめに作ったけど、少し小さいかもしれねぇから詰めて入ってくれ」



 ユーリさんの作った魔方陣に入って、そこから出入口まで飛んだ。明日もまた、同じようにここまで飛んできて、そこから次の階層の攻略を進めていこう。

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