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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†

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『87』 ワサワサ時間

「2人だけのぉぉドォォリィィムゥゥタァイィムくださぁいぃぃ~!!」


「お気に入りのくまちゃん!!」


「『はぁ~!!どすこいっ!!どすこいっ!!』」


(今度は一体何があったんでしょうか?)



 ムカデの後処理が終わりまして、皆で石の台を探していた。いくつかのグループに分かれて探そうというベテランさんの考えもあったんだけど、何かがあったときの連絡の取りようがないってことで却下しておきました。

 

 スマホも圏外。勿論、Wi-Fiなんてものも飛んでるわけもなく、スマホが使えないんじゃどうしようもない。だから、皆で集団行動っていうわけです。


 それと、敵に関してなんですけど………出てくる敵みたいなのは、全部虫みたいなヤツばかり。デカくて喋るから、普通の大きさなら平気な虫でも、大きすぎから基本的に見ることが出来ないくらいに気持ち悪い。

 だから、目を閉じたまま剣を持って感覚だけを頼りに戦っています。一応、人に当たらないようにするために、薄目で見たりはしている。それで少しずつ慣らしていくっていう感じ。


 マトモに見ると叫びたくなっちゃいます。それくらいヤバいんですよ。カマキリが出てきたときには、気持ち悪いというか危なすぎたから、仕方なく目を開けて戦っていたけど。あっ、ちゃんと倒しておきましたから。

 でもね、あの両手の鎌の切れ味が恐ろしいことになっていたんだよ。「何でも切っちゃうぞ~」みたいな切れ味をしていた。近くにあった名前の分からない大きなキノコを音も出さずに簡単に真っ二つしたのは引いた。嘘でしょ!?ってなった。


 でも、目を閉じていても戦えちゃっていた自分の力にビックリしている。何となくでやってみたら出来ちゃった。これには皆もビックリしていたね。


 たまたま、また新しい戦い方を見つけてしまった。でも、あまりやりたくはないんだよね。見て戦えるんだったら絶対にそっちの方が良いに決まっている。

 ある程度、敵の気配がしなくなってきたところで目を開けた。灰色のスキルを使って、斬った後の虫の体の液体とか破片を吹き飛ばしながら戦っていたから、地面が大変なことになっていることは無かった。


 まぁ、それでもキノコの頭の部分に緑っぽいのが付いちゃっていたりしているけどね………これくらいは我慢しよう。



「ふぅ~、何匹倒したのか分からないよ~、相当な数を倒したのは間違いないとは思うんだけどね~」


「あの子、何であんなに強いの?本当に初心者なの?おの強さで初心者は有り得なくない?」


「もはや、初心者どうこうの話じゃねぇだろ。俺は、アヤテト自体が歩く天変地異だと思うな」


「アイツ1人で世界滅ぼせるぞ?冗談抜きのネタ抜きで」


「ん?何話していたの?」


「えっと……まぁ、お前がどれだけチートかっていう話っすわ」



 チート?私ってそんなにチートなのかな…………うん、チートですな。ちゃんと自覚はしているよ。だから、暴走しないように上手く使っているんだよね。

 最近は結構使えてきているから、暴走の心配はないと思うけど、そうやって油断しているときが一番やらかすから、絶対に気を抜かないようにしている。

 嫌、戦っている最中に気を抜くってことはないよね。どう言えばいいのかな………?やっぱり油断しないってことになるのかな?でも、油断というにも何かが違う気がするんだよ。


 何て言えば良いか、若くなっちゃった。テヘヘヘ………小学生の国語の知識じゃ言葉って全然出てこないよね。うん、この話はここまでにしちゃおう。

 





 _____ワッサワッサワッサワッサ____





「おっ?何か来たみたいだね。よしっ、ここら辺の虫を全部倒しちゃいますか!!」






 _____ザシュ!!スバッ!!ゴォォォ!!キィィン!!ズガァァン!!____





「何?本当にあの子………?目を閉じていてのあの動きなの?」


「まぁ、本人が見たくないって言って閉じているんだから、マジで何も見えねぇ状態で無双状態に入ってんだろ」


「よ、世の中って怖いね………」


「ワサワサタイム!!」


『ワサワサタイム!!』


「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」




 

 ____ドゴォォォォン!!!!____

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