表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

61/25665

『60』 ご飯が出来るまで

 ご飯が出来るまで、ラークさんと私はソファで座ってくつろいでいた。リビングには料理の良い香りで包まれていた。あんな見た目が衝撃的な物から、こんなにも良い香りが漂ってくるなんて、想像が出来ないよ。


 ふにゃ~、この香り………何だか癒やされるね。食べ物の美味しそうな香りって、心を落ち着かせてくれる何かがあるよね。もしかしたら、私だけなのかもしれないけどね。


 香りを楽しみながらスマホをポケットから取り出してゲームのアプリを開こうとしたら、ラークさんが私の足を指で突いてきた。

 いきなり触られてビックリして、反射的にラークさんの顔をビンタしてしまった。



「おふぉっ!?…………殴ったね?ヘヘッ………」


「…………………………………………」





 ____バチンッ!!____





「ぶへっお!?2度もぶった………親父にもぶたれたことないのに!!…………イヒヒヒヒヒ」


(あの名言をパクったどころか、言った後に変な笑い方してるよ!!駄目だ、これ………私が損するだけだよ)


「やべぇ………割と気持ち良かったりするんですけど………?」


「えぇ~?じゃあ、俺も殴られてみてぇなぁ~?」


「2人とも気持ち悪っ!!てか、ユーリさんは料理に集中してください!!」



 な、殴られたいって………どういうことですか!?そういうのを私みたいな子供に求めないでほしい!!嬉しそうに私に叩かれて紅く染まっている頬を撫でているラークさんを見て、何て言えばいいのか分からないよ。


 全く………何で私が注意する立場にいるんだろう。年上に注意するっていう私の気持ちを考えてほしい。

 凄い複雑な気持ちになるんだからね?あまり変なストレスかけないでくださいよ。この世界に暮らしていくということに全然慣れていないんだから、そこら辺をもう少し考えて行動してよね。


 って、本人達に言っても聞いてくれない気がするんだよなぁ…………絶対に聞き流すんだよ。私の言葉なんて、漫才でいうツッコミみたいに思われているのかな?

 だから、言う度にボケがどんどん酷くなっているのかな?ボケって言っても、素で言っている気がするから嫌なんだよね。


 こんなやり取りになっちゃったのは、ラークさんが私の体に触ってきたことから始まったんだ。当たり前のように触ってくるから、こういうことを言ったりやったりしているのが、冗談だと思えないんだよ。



「なぁ、今度はケツに蹴り入れてくれねぇか?ビンタじゃ物足りねぇから」


「真顔でそんなことを頼まれても困る!!」


「なら、セクハラす_____」






 _____チャキチャキン_____






「ラークさん、今から微塵切りにするから。歯ぁ食いしばってくださいね?」


「お、おい………お前のその表情での二刀流は洒落にならねぇぞ………」


「言うことあるでしょ?言うことあるでしょ!?」


「す、すみませんでしたぁぁ!!!!」


「よろしい」



 何か、とんでもないことを言い出しそうだったので、ソファに立て掛けておいた『ぺいん・ばるきゅりあ』の方も素早く構えて、ラークさんの顔に突き付けた。

 顔に突き付けたら、すぐに土下座をして謝ってきた。こうなるくらいだったら、そういうことを言わなければいいのにね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ