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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†

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『55』 夕飯の買い出し

 街に出て、色々なお店を回って色々な食材を買おうとしているところです。


 後、家から出るときに何だな知らないけど、ラークさんから剣を持つようにように言われた。

 理由は、何が起きるから分からないから、その何かが起きたときのために、自分の体を守れるようにって持たされた。

 買い物行くだけなのに、こんな不気味な見た目の剣を2本背負って街中を歩きたくないんだけど。剣2本が背中にあるってこと自体は、そこまで気になるような事じゃないんだけどさ。


 何かさ、お店にいるお客さんとか店員さんとかに、驚くような目で見られるのが気になりそうなんだよ。女の子が剣を2本背負っているってことと、背負っている剣が不気味なことについて驚かれそうだね。

 街中だったら、剣を持って歩いている人は沢山居るけど、お店の中には居ないでしょ。いくら何が起こるか分からないからって買い物まで剣を持っていく必要ないでしょ。しかも、こんな小学生の女の子が。

 

 剣を持って歩いている人だって、これからクエストとかに行くような人達でしょ?買い物しに行くのに剣なんて持たないでしょ?特に、年齢制限に引っ掛かってクエストに関する手続きが一切出来ないような小さいお子様が。



「うん?あれ?ラークさんとユーリさんは何で剣を持ってないでしょうかね?」


「えっ?要らねぇだろ?だって………アホみたいに強いボディーガードが居るんだし」


「そうそう。アヤヒは俺達よりも強いんだから。何が起こったら俺達を守ってくれ。本当は、そのために持たせたんだからな」


「えっ………じゃあ………私自身の身を守るために持たせたっていうのは?」


「本音を隠すための………建前さ!!」


「それ言ったら、絶対に持ってくれないと思ったからな」


(何で小さい女の子に本気で守られようとしているの!?この大きな男の子2人は!?)



 はふぅ…………この2人に呆れて言葉も出ないよ。

 何で気が付かなかったんだろう。家出るときに、私だけが剣を持って何で2人が持っていないってことに気付いていれば、こんな状況にはならなかったはずなのに。

 この2人には、プライドっていうのが全く無いようで。普通なら逆でしょ?何かが起こったら、私みたいな小さい女の子を2人が格好良く守ってくれるっていうのが当然の流れでしょ?


 何で私が守るっていう流れになっちゃっているの?訳が分からないよ。今日退院したばかりの人に自分達を守らせるって時点でアウトだって言うのにさ。女の子って時点がアウトを通り越して、何て言ったらいいのかも分からないって。


 溜め息をついて肩を落としている私を他所に、2人はのほほーんとした表情をしている。

 完全になめていますよね?この対応、完っ全になめきっていますよね?まるで、私に守られるのが当然のような対応をされている。


 はぁ~、何か………もういいや。守るって以外に選択肢無いんでしょ?じゃあ、諦めて2人をしっかりと守らせていただきますよ。


 お願いだから………変なことが起きませんように。

 とか、言うと何かが起きちゃうのが運命だったりするんですよね。何でだろうね?そういうところって、世の中の流れって不思議だなぁ~って思っちゃうよね。



(ううん、あまり考えすぎるのも良くないよね。もう気にしないってことにしよう!!うんうん、それが一番良いよね)


「まずは…………肉類だな。今日はちょっと良いのを買おうとするかな?金は余裕あるしな」


「………って、まさか私のクエストで手に入れたお金を使う気じゃないよね?」


「ち、違うからな!?さ、ささ流石に人の金を勝手に使うほど馬鹿じゃねぇぞ………?」


「ラーク、少しビビり過ぎやしないか?そんなにビビることでも無_____」


「ユーリさんにも言ってますからね?」


「やべっ………怖っ………ちょー怖ぇ………ち、ちびったかもしれない………」


「俺達………守ってくれるはずの存在に殺されるかもな………」



 全く、ビビりすぎだよ。

 

 ふぅ~、こんな2人と一緒に世界の終わりを食い止める事なんて出来るのかな?不安しか無いんですけど。こういうのを″おさきまっくら″とか″ごりむちゅー″って言うんだっけ?


 てか、こんな女の子にビビるくらいで、よく命を懸けるような仕事をしているよね。私よりも絶対に、喋って火を出す竜の方が明らかにビビるでしょ。

 

 ………早く、買い物を進めようね。

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