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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†

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『169』 愛生と2人、屋上で

 今、私は愛生と2人きりで屋上にいる。愛生が「2人きりで話がしたい」って言ったから、私も話したかったから快く受け入れた。すると、私に抱き着いてきた。

 そして、今はまだ真っ平らの胸に顔を擦りつけてくる。本当によく甘えてくるよね………同じ歳なのに、何故だか妹みたいだなって思っちゃうよね。


 妹………欲しいなぁ…………こんな風に甘えてくれる妹がいたら絶対にシスコンになっちゃう自信がある。


 小さい頃から施設に暮らしたり何なりしていたから、確かに一緒にいる人達は兄弟姉妹みたいな感じだったけど、愛生みたいに、ここまで妹って感じさせた子は居なかった。


 まぁ………妹とは思っていなくても、普通に可愛いって思っちゃっていたから、普通にずっと遊んでいたけどね。歳も、離れていたとしても3、4歳だからね。そこまで離れているわけでもなかったし。


 そういうのがあるから、愛生のことも可愛いって思えるんだろうね。ここで誤解してほしくないから言うけど、可愛い可愛いって言っても、変な意味での可愛いじゃなくて、本当に小さい子供を見て愛らしくて可愛いって意味の方だから。


 愛生のことは、決してそういう目線で見ていないので安心してください。って、私は誰に何の注意をしているんだろ?



「彩陽ちゃん。彩陽ちゃんって、何でそんなにも強くいられるの?私は彩陽ちゃんが居るから、何とか頑張れているって部分もある………でも、彩陽ちゃんは1人で敵に向かっていける強さがある。1人で知らない世界で生きていく強さもある………」


「嫌……私だって強いわけじゃないよ。自分のことを強いって思ったことはないよ。寧ろ、私なんて全然弱いよ。確かに、私の使えるスキル自体は強いかもしれない………でも、こうやって色々な人に迷惑をかけている。何回も何回も。何だかんだでラークさんとユーリさんの支えがあって、今戦えるっていうのもある」


「多分、そうやって思えているっていうのが、彩陽ちゃんの強さなのかもしれないね」


「でも、そういう誰が強いだとか弱いだとかって本当のところはよく分からないからさ。人の感じ方っていうのもあるしね。まっ、人それぞれってことなんだよ」


「……………………そっか。あっ、そうだそうだ。一つ聞きたいことがあったんだよ。聞いてくれる?」


「うん、良いよ。どうしたの?」


「自分には好きな人が居る。でも、その人と結ばれるには大きな壁がある………その壁を越えなければ結ばれることは出来ない。諦めたくなるくらいに高いものだけど、何としてでも越えたいって気持ちが凄くある………さて、彩陽ちゃんはこれに対してどう思う?」


「そんなの、壁なんて越えるんじゃなくて壊すくらいの気持ちじゃないとね。本当に好きなら本気で、思い切りぶつかるべきなんだよ。周りがどう言おうと、自分の意志を貫き通すことが一番だと思うよ」


「……………………うん、ありがとうね。ネットで調べていたら、知恵袋でこういう質問があったから、彩陽ちゃんはどう思うのかなって」


「愛生って、そういうこと気にするんだね。私は全然気にならないよ。恋だの愛だのって全くな分からないお子様だからね~」



 そう言って、私は地面に寝転がった。

 

 愛生ったら、もうそういうことを考えるようになっているんだね。まぁ、ちょいちょい大人びた感じを出していたしね。こういう恋愛とかに目覚めるのも早いんだね。


 そういうの、調べようなんて思ったこと無いもん。興味ないことなんて調べる必要ないし。

 特に恋愛とかって、調べたところで色々な人が色々な意見を出してくるんだから、余計に分からなくなりそうだしね。


 愛生は恋愛の話が終わると、寝転がっている私の太ももの上に頭を乗せてきた。そして、こっちを向くような体勢で寝ている。嫌でもガッツリと目が合ってしまうという。

 そして、スマホをいじり始めた。ゲームでもするのかと思って私もポケットからスマホを取り出してスマホを開いた。なんか、愛生がスマホいじり始めたら私もいじりたくなった。


 でも、愛生の場合はゲームでは無かった。いきなり「フフッ」って笑ったかと思うと、カシャッという音が聞こえた。うん、間違いなく写真を撮りましたね。


 撮られた写真を見ると、目が半開きで口も開いちゃっている不細工な私の写真があった。こりゃ笑うね………アハハハ………

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