『161』 ラスボス戦!!
『俺の名前は、シリウス・リクス・アルナキア………この城の主だ。とりあえず、今から処刑をを行うから、大人しくジッとしていろよな?動いても殺すし、動かなくても殺すから。覚悟しろよ?』
「そうですか………そんなこと言われて黙って言うことを聞くと思っていますかぁ?このお城の主様にしては、これまた随分と小物みたいな事をおっしゃるんですねぇ~?」
「愛生…………流石にそれは煽りすぎなんじゃないのかな………?」
「ハハハッ、小物か。まぁ、今のうちに好き勝手言ってくれれば良いぜ?お前等の最後の言葉……遺言として頭の片隅にでも覚えておいてやるよ」
うーん、どうやって倒していこうか。
さっきの不意打ちも、攻撃を食らう寸前まで気付かなかったからね。
防げたのも気配を感じたんじゃなくて、スキルの攻撃を使って攻撃してきたから、”波紋”というのを感じ取って反応できたんだと思う。普通の攻撃だったら、普通にやられていたかもしれない。
気配を消しているどころか、存在自体を消しているみたいな………そんな感じ。1度、目の前から見失いでもしたら危険だよ。相手の動きを今まで以上に警戒しながら戦わないとヤバいかも、ね。
ラスボスさんはクスクスと笑っている。口は笑っているんだけど、目が笑っていないから怖い笑い方をしている。
やばい…………こやつ、相当ヤバい生き物だ。私がいうのもあれだけど、完全に人間を止めた何かですよ。私はまだギリギリ人間ですから。変なスキルを使えること以外はちゃんと普通の女の子のはずだから。
『サワシロ・アヤヒ…………最初にお前を殺させてもらうぞ?』
(何だろ………?ラスボスさんの声、エコーみたいのがかかっているというか、不思議な声をしているよね)
「合成音声、みたいだね。彩陽ちゃん、あれは人間じゃないよ。嫌、正確には………アンドロイドと人間の間の存在と言った方が良いかな?」
「もしかして、ゲームとかアニメで出てくる”改造人間”ってこと?」
『ご名答!!流石はハナエ・アキだ!!年齢以上の知識を蓄えているだけあるな!!アハハハッ!!まさに滑稽だ!!』
「情報記憶能力もずば抜けている………かなり面倒な敵だよ」
「へ………へへへ…………流石はラスボス………ステータスがチートだね」
初対面のはずなのに、色々と自分達の情報を知られているのが怖すぎる。今までずっとストーカーをされていたような気分だ。
多分、このお城で今までやっていたどころか、言っていたことまでもが全部、ラスボスさんの情報として入っていた。
だから、私と愛生が別の世界からやって来たということは知られていないんだと思う。それに関することは、お城の中じゃ言っていなかった気がするから。
でも、それだけ知られていないからって、何か戦いにおいて有利になるかって言われたら、全然そんなことは無い。既に自分のことの8割くらいを知られている気がするからね。
つまり、今までの戦いは通じないって可能性がある。多分、簡単に見切られる。だから、新しいパターン戦い方をしないと勝てないっていうことだね。




