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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†

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『160』 降臨!!

「おっ?彩陽ちゃんか。遅いよ~遅いよ~?」


「そっちが早すぎるんだよ。もう少し話を聞いてから動こうよ………てか、さっきの水飲んで大丈夫だったの?」


「大丈夫じゃない?美味しかったから」


(味の問題では無い気がするんですけど………?)



 4人の後を追って滝の向こう側に行ってみる。そこは、女神と戦ったときの闘技場みたいな空間があった。いかにも何かがおかしいのは分かるので、炎のスキルの熱を上手く使って、濡れた服を乾かしながら辺りを見渡していた。


 色々とあやしい感じはするんだけど………何も起きそうにないんだよね。

 今のところ、どこからか敵が現れるっていうわけでもなさそうだし。何か変な音でもするのかなって思って耳を澄ませてみても、水の流れる音以外に変わった音が聞こえるっていうこともない。


 これだけ何も無い広い空間に何も起こらないっていうわけがないと思う。今までの流れから考えてみても、このまま何も起こらずに終わるっていうのは無い。

 

 しばらく待ってみても何も起きそうにもないので、一旦は皆のところに戻って状況を話すことにする。

 話すことと言っても、何も情報が手に入らなかったから、特にこれといって話すこともないけどさ。ベテランさんには、ちゃんと伝えておかなくちゃ。



「じゃあ、一回皆のところに行こうか?何も無くても、何も無かったっていうことをベテランさんに伝えないとね」


「ラスボスさん、俺達にビビって出てこなくなっちまったのかぁ?嫌、アヤヒにビビってんのかな?自分の城をズカズカと攻略していく無双っぷりに恐れをなしたか」


「そんなわけないでしょ。攻め込まれたくらいでビビって出てこなくて、自分のお城をそのまま乗っ取らせるなんて有り得ないでしょ。多分、出てくるには何か条件をあるのかもしれない。それとも、この先の階層ってことも_______」






 _____むにょん、ぽよよよ~ん_____






「むっ……?なになに?これ………?ば、バリア?」


「どうしたの?早く行かな………って、何このムニュムニュしたのは?目に見えないし………何より通れなくなっているみたいだね………どうして!?」


「い、いきなり大声出さないでよ………心臓止まるかと思った」


『___________!!』


「うん?何かベテランさんが話してねぇか?必死になって何かを伝えようとしてるみてぇだけど、この結界のせいで完全に声を遮断されているな」


『_______!!』


「やっぱり、このバリアを壊した方が手っ取り早い気がする……!!はぁぁぁぁぁ!!」



 見えないバリアみたいなもののせいで、私達5人が皆と別れてしまった。そして、ベテランさんが必死に何かを伝えようとしているので、剣を両手に構えて両方のスキルに灰色のスキルを纏って、素早く連続斬りをバリアに当てた。

 

 思い切り力を込めて当てにいったのに、ビクともしなかった。全部衝撃を上手いこと吸収されちゃっているみたいだ。

 今度は、愛生が爆発のスキルを使ってバリアを破壊しようとした。剣を抜いて、その先端に爆発のスキルを集中させて思い切りバリアに向かって付いていた。


 バリアに愛生の剣がぶつかった瞬間、物凄い爆発が起こったけど、それでもバリアは何ともなかった。ゼリーをスプーンで突いたみたいにプルルンと震えただけだった。

 本当に、壊せないみたいだね。私と愛生で同時にバリアを攻撃すれば何とかなるかもって思ったけど、それでも無理かもしれないし、余計な体力をこれ以上使いたくなっていうのもあって、バリアを壊すことを諦めた。


 後、向こう側にいるベテランさんとか凄いビックリしている。そりゃ、目の前で連続斬りをする奴と爆発させる奴とかも居るんだからね。音は聞こえてなくてもビックリするには十分だろうね。



「おいおい………帰れねぇんじゃあ、どうやってここから出るんだよ」


『___________!!』


「ん?ベテランさんが指差している?誰のことを指差してるんだろ?あっ、シエルさんのことでしょうか??」


「違うでしょ、差している方向的にちょっとズレている気がする。うん……?ちょっと待って、頑張って口パクで伝えようとしてくれているみたいだよ?えっと……ね………う、し、ろ………”後ろ”?」


「後ろって………何があるの………?」






 _____ズドォォォォン!!______





「ぶふっ………………!!あがぁ……………!!」


「アヤヒちゃん!!一体何が……!?」


『よくも、ここまで俺の城を散々に荒らしてくれたな?テメェ等、ここで全員死んでもらうことにすっからな?生きて帰れると思うなよ?』


「ヘヘッ、まさか………最後の最後で人っぽいのがラスボスだなんてね、このお城は何もかもが予想外だよ」


『チッ………!!何だ、さっさと死ねば良いものを………』



 イテテ………ベテランさんに気を取られていて、後ろからの不意打ちに全く気付かなかったよ。ギリギリのところで反応して、ある程度の攻撃の威力を剣で受け流すことが出来たけど、流石に反応が遅れたから、受け流しきれなかったダメージが痛かったね。


 俺の城、とか言っていたから、目の前に居る黒髪の男の人がラスボスなのかもしれないね。

 顔には、紅い不思議な模様みたいのが刻まれていた。タトゥーっていうヤツなのかな?雰囲気からも、ラスボス感が漂っている。


 5人で戦えるかどうか、心配しか無いけど………やるしかない!!

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