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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†

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『152』 明日のボス戦(かもしれない)に備えて………寝る!!

 ベテランさんと別れてテントに急いで戻った。

 今すぐベッドに入って寝たいところだけど、お風呂入らないといけないし、歯も磨かないといけない。ご飯は………明日の朝、いっぱい食べればいいや。今は疲れで体が重くて、あまり入りそうにもない。


 テントに入ると、黒いフードの付いた灰色のジャージとショートパンツをはいた愛生が歯を磨きながら、テントの中をウロウロしていた。首にバスタオルを掛けているから、さっきまでお風呂に入っていたんだろうね。


 愛生は私に気付くと近くの洗面台に、口に入っていた歯磨き粉を吐き出して、「お風呂さっき沸いたところだから入れるよ~」と教えてくれた。

 入っていた時間的にも、シャワーだけで済ませたんだろうね。帰ってきた私を待たせないようにしてくれたんだと思う。何て言うか………愛生は優しいよ。シンプルに優しいよ。


 それじゃ、せっかくだからお風呂にはゆっくり入らせてもらうとしようかな。寝ないように注意しよっと。







 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆






「歯も磨いたし………もう寝よ~!!」


「フッフッフッ………寝かさないよ?夜はまだまだ長いんだよ?」


「明日も早いんだから寝ようよ。私の乳くらい後で触らせてあげるから。………ごめん、最後のは嘘でお願い」


「ちぇ~、少しくらい良いじゃん。減るもんでもないし、女の子同士なんだし。そもそも自分から言い始めたんじゃん」


(それはそうなんだけどね…………この世界だと女の子同士の方が危ないんだよね………)



 お風呂から出てベッドに向かうと、何やら愛生が色々とやる気満々だった。話しているときもずっと私の手をギュッと握ってくるからね、この人。

 思わず言ってしまった「乳揉ませてあげる」発言を物凄く無かったことにしたい。何でこんなことを言っちゃったんだろうね。言わなきゃ良かったって後悔してもしきれないですよ。


 どうしようね………隣で「ウェヘッヘッヘッ……」って、魔女が毒のスープでも作っているんじゃないのかなって思うくらいの汚い笑い方をしている人が居るのが気になって仕方が無い。


 揉む気だ!!絶対に揉む気だ!!揉むところなんて無いと思われる私の乳をモミモミモ~ミする気だよ。

 うん?あっ、そうだ。揉んできたら押さえ込んじゃおう。そして、逆に乳を揉んでやろうじゃないか。どっちも小学生だからオッパイが無いけど、意地でも揉んでやる。



「ん~?んっ?彩陽ちゃん………何か、良からぬことを考えているようだね?まさか………私の乳を揉もうとしているんじゃないでしょうね?」


「そ、そんなわけないじゃん。私が愛生の胸なんて揉んだって何も得しないんだからさ。ほらっ、もう寝ようよ。寝坊しちゃったら皆に迷惑かけちゃうことになるんだよ?」


(何で、こういうところだけ無駄に鋭いんだろうか?豆電球にしているのに、よく細かい顔の表情が分かったよね………ちょっと怖かったんだけど。こうなったら、適当な会話で誤魔化すしか……!!)


「……………愛生………この攻略が終わったら、一緒に街を巡ってみて甘い物でも食べに行かない?元の世界で遊ぶっていう約束もあったことだし、その変わりと言っちゃなんだけど………」


「すぅ…………すぅ……………んぁ……んぁう………ぷぅ………むにゅ……………すぅ………すぅ…………」


「って、寝ちゃってるじゃん。愛生も相当眠かったんだね。全然気付かなかったけど……後、口から色んな音出たね。愛生の口は楽器か何かなのかな?」



 ふわぁ~、もう私も寝よう。明日起きれる自信が無いけど………まっ、何とかなるでしょ。もしかしたら、皆が起きれないってことも無くもないからね。

 それで集合する時間が長くなってくれれば少しくらいは長く眠れると思う。


 …………………では、おやすみなさい。

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