『147』 不思議な力
凄い………凄いよ!!この力………!!今までよりも物凄く体が動いてくれる。思った以上に動いている………!!この模様って、私に力を与えてくれる良いものだったんだね!!病気とか絵の具とかなんて言ってごめんなさい!!
これ、勝てるんじゃない?私でもいける気がしてきた………けど、今は愛生が主役だからね。あくまで私は、脇役なんだということを忘れちゃ駄目だよね。
ボーッとしている愛生に何度も呼びかけて、意識を取り戻そうとした。声の呼びかけじゃ全然反応しないみたいなので、あまりしたくはなかったけど………無理矢理意識を帰ってこさせるしか方法は無い。
だからビンタしてみた。左手で5割くらいの強さで愛生の顔を引っぱたいてみたら、愛生が「んぶふっ………!!」という、絶対に唾を撒き散らしたでしょっていう息の吐き出し方をした。
とりあえず、意識が戻ってきて、その後に慌てて巨人のところに向かっていった。てか、よく巨人とシルエルさんは待ってくれたね。
そこにツッコんでいいのかと思ったけど、あまりツッコむのも良くないし、もう時間を潰している余裕も無さそうだから戦闘に戻りましょうか。
「話は終わったか?動かない敵などを倒してたところで、私は何一つとして面白くはないからな。分かるか?」
「分かりません!!キリッ!!」
「…………………………フフッ、キリッて自分で言う必要あったか?」
「…………フヘヘヘ…………ちょっとふざけが………」
「クッ………白銀め………ふざけるな!!我が火力と斧を持って、貴様の首など簡単に刎ね飛ばしてくれる!!」
ちょっとふざけたくらいで怒って自分の周りをボッカンボッカン爆発させながら突っ込んでくるシルエルさん。いくら何でも気が短すぎませんかね?
もう少し、落ち着いて行動するということが出来ないのかな?戦いっていうのは、落ち着いてある程度気持ちをおさえて、冷静に自分が有利になるように動くのが基本なんじゃないの?
そもそも、一回フルボッコした相手に対しての気持ちの余裕が無さ過ぎない?あれだけボッコボコにして、病院送りまでにさせた相手のちょっとことでキレるって………ぶっちゃけると、キモい。何というか、一言で表させてもらうとするとキモい。
あぁ、何で私はこんな人に負けちゃったんだろうね。多分、ただ単に、戦いというのを何も知らなかったからだと思う。
というか、そもそも戦うということを知らない小学生の女の子に斧を本気で振りかざす方がおかしいんだよ。虐待とかのレベルを遥かにグーンと超しちゃってますからね?
自分がとんでもないことをやっていたことに気付いてほしい。今でも、小学生の女の子を本気で殺そうとして危険物を振り回しているということは変わりは無いんだから。
シルエルさんは、ナルシストというよりは、ただの気が狂った人だよ。クレイジー・オブ・クレイジーだよ。
「大人しく………我が斧の餌食となれ!!」
(今なら、シルエルさんに負ける気がしない………前の私と一緒にしないでもらいたい………!!)
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
_____ガキィィィィン!!_____
「ぬっ…………!!早い………!!まさか………ここまで成長しているとは………!!」
「シルエルさん、今の貴方に今の私は倒せない!!」
「何を………何をふさげたことを…………!!」




