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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†

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『144』 機巧仕掛けの巨人

 



 

 

 _____ブォォォォン!!ズガガガァァァン!!_____





 ………なかなかの威力だね。


 ハンマーを一振りしただけで近くのビル10棟辺りが一気に粉々になったよ。私達を倒すためなら、自分の住む建物なんてどうでもいいのかな?もう少し、自分の物なら大切にするべきだと思うけど。


 愛生が剣を振り回して巨人に突っ込んでいく。剣を振り回すたびに爆発を起こしまくっている。あれで巨人をビビらせるっていうことなのかな?

 意思があるって言っても、仮にもアンドロイドだから感情がそこまで表現できないとは思うから、そういうビビらせるっていうのは無理があると思う。


 というか、爆発に巻き込まれるかもしれないから、援護するにも近づけないしな。もう少し爆発をおさえてくれないかな………これじゃ全然近づけない……


 ちょっと、止めてもらおう。  






 ____ドォンッ!!ドォンッ!!ドォォォンッ!!____






「愛生ッッッ!!!!爆発何とかしてくれないかな!?」


「えっ!?何だって!?何言ってるか聞こえないよぉぉ!!」


『排除してくれる!!はぁぁぁ……………!!』





 ____ブォォォォン!!ズドォォン!!____





「きゃっ………!!って、意外と簡単に防げた。てへへ~」


「その状態を保って!!今から援護するから、ヘタに爆発とかもしないでよね!!」


「わ、分かった………彩陽ちゃんも無茶しないでよね!!」


「おーけー!!愛生もそれに合わせて巨人に爆破攻撃をしっかりね!!」


 

 私は空中で瞬間移動をして、巨人のお腹の辺りから頭の辺りまで飛び、目の前で左右の剣に別々のスキルを纏って振り回した。


 まずは相手の動きを混乱させることが優先だね。機械だから、予想外の出来事には対応が少し遅れるはず、機械はあくまで決められた動きをするか、それをある程度応用した動きくらいしか出来ないはずだ。


 喋れるっていうことから、人工知能は入っているんだろうけど、流石に私達みたいに変わりすぎている人間の行動の動きなんて予想できるわけがないよね。


予測されないように動いているんだ。そう簡単に見切られても困るし。

 目の前で少し動いた後、頭の後ろに回って首の左の方の付け根の辺りを思い切り、両方の剣で首の辺りを斬り付けた。炎と灰色のスキルの組み合わせて攻撃してみたけど、全然ビクともしなかった。


 でも、傷は少し付けられたみたいだね。さっき斬り付けた首元のところに2本の線が付いている。よく見たら、結構深めの傷が付けられている。炎と灰色のスキルを組み合わせて同時に打てば何とかなるよね。



『傷を付けただけでいい気になるなよ?』


「ここから勝負ですよ?まぁ、貴方の相手は私ではないですけ____」





 

 _____ピキンッ!!ドォォォォォン!!!!_____






『ガガガガガガ………!!ふぅ………危うく回線が焼き切れるところだったな………見かけに寄らず、なかなかの爆発のスキルを使うのだな………フハハハ!!面白い……!!』


「あっ、結構効いてるみたいだよ。彩陽ちゃん!!追撃するから援護よろしく!!」


(あぁ~、ちょっと耳がキーンって鳴ってヤバいかもなぁ………)


「ねぇ~!!ねぇ~!!え・ん・ご~!!手伝ってよ!!五月蝿くしちゃったのは悪かったと思うけど、とりあえず手助けしないと戦えないから!!」



 耳のキーンって鳴っているのがおさまるのを待ってから、愛生の手助けに入った。これは、巨人の攻撃に苦しめられるというより、愛生の爆発の音に苦しめられるかもしれないね………


 はふぅ~、今すぐにでも高級耳栓が欲しい。ずっと聞いていたら、耳が吹っ飛びそうな気がする。耳が駄目になるだけで済めば良いんだけどさ。

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