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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†

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『101』 シエル・ゼルデリア

「シエルさんって、戦う時って何のスキルを使うんですか?」


「うーんとね、私は水だよ。戦い方としては、その水を直接体に纏って戦うのが主流かなぁ~?一応、剣も使ってるけど。でも、私は剣よりも直接殴ったりした方が好きだね」


「へぇ~、意外とワイルドな発想してるんですね。って………!!シエルさんも直接スキルを体に纏うことが出来たんですか!?凄いですね!!」


「そうかな?ひひひっ、割と言われるんだけどね。でも、シエルさんも」



 星を見ながら(主に彗星だけどね)シエルと時間を忘れて話していた。そろそろ眠くなってきたから、部屋に戻るって言って高台から飛び降りて自分のテントへと戻ろうとした。


 すると、シエルさんが私のパーカーのフードを軽く掴んできた。掴まれたから、止まって話を聞こうって思った。あまり長い話をする感じではない。

 多分、ちょっとした別れの言葉と明日のことを話して終わりなんだと思う。それで、後ろを振り返った瞬間………思ってもいないことが起こった。


 キス、されました。しかも、頬とかじゃなくて唇に。


 慌てる私に、笑っているシエルさん。まさか、初めてのキスが女の人と一緒にすることになるなんて思わなかったよ。でも、凄い柔らかかったなぁ………女の子の唇って柔らかいんだね。

 自分のも女だけどさ、自分の唇の柔らかさなんて考えたこと無いし、普通は考えないだろうし。


 キスされて急いで高台から飛び降りてテントへと駆け込んだ。ドキドキとかはしていないけど、いきなりこと過ぎて理解が追い付かなくて頭がパニックっている。


 シエルさんって、女の子が好きなのかな?嫌、シエルさんだけじゃない気もする。私のサインを欲しがっていたあの3人も、もしかしてのもしかして………っていうこともある。


 そういえば、男の人には声を掛けられていないなぁ………じゃあ、やっぱり!!


 なんて、一瞬思ったけど、知らない女の子に声を掛けるなんて普通は「犯罪だ……!!」っていう考えが出てくるだろうから、そのお陰というのか、それのせいというのか………男の人からは声を掛けられていない。

 

 女の人には無いからね。性別同じだから。だから、キスをすることにも何も躊躇いが無かったのかな?



「うーん、世の中って私の知らないことが沢山あるんだね。そういう知らないところに突っ込んでいって知っていくっていうのは好きだし。まぁ、勉強に関することは突っ込みたくないけど」



 テントに入ってすぐにベッドに飛び込んだ。そして、口元を撫で回していた。今でもキスされたことが気になっちゃうんだよ。これは結構な時間、引きずっていくパターンですよね………


 あぁ~、シエルさん。貴女はとんでもないことをしてくれましたよ。この歳で初めてのキスを体験して、それが女の子って凄い複雑な気持ちになる。ならないわけがないじゃないか!!



(ううん………!!余計なことを考えていちゃあ、攻略の時に邪魔になっちゃうもんね。うん!!気持ちを切り替えよう!!そうしましょう!!)


「うえっ………!!げほっ……!!げほっ……!!うへぇ………唾が変なところに入っちゃった……!!」



 考え事をしていたら、唾が変なところに入って噎せちゃった。どれだけ混乱しているんだ、私は。普通なら、女の子にキスされるよりも大きい龍とか大きいムカデに会った方が混乱するはずのにね。


 私の感覚………本当におかしくなってきているよ………!!

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