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白銀少女戦記 〜醜悪と華麗の境界に、唱う偶像達〜  作者: 結城斎太郎
†フェアリー・ディファレント†

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『99』 そろそろ寝ましょう

「げぼぉぉ~!!………んっ、うい。ゲップがヤバかったぜ」


「汚いよ!!すこぶる汚かったよ!!後、コーラの臭いが凄い。ゲップの臭いがモロコーラだったよ」


「マジだ。ちょーコーラ臭ぇんだけど………んぶっ、げぶっ!!」


(もう嫌だ………この2人汚すぎるよ………)



 人のテントの中で好き勝手ゲフゲフして、迷惑すぎるよ!!女の子の部屋でゲップを連発するなんて考えられない!!もう少し、マナーというものを覚えてほしい。嫌、絶対にわざとやっているよ。私だからってやっているんだよ。


 今持っているコーラが無くなったので、新しく開けて一気に飲み干そうとした。何かモヤモヤするから、こうでもしないと落ち着かないんだよ。

 良い感じに冷たいコーラが私の喉にどんどん流れていく。炭酸が結構強い割にゴクゴク飲めている。気付いたら、本当に一気飲みをしちゃっていた。

 出来ないと思っていたのに、まさか出来ちゃうとは思いもしなかったよ。何かちょっとだけ心がスッキリしたよ。


 心がスッキリして、ゲップも出てきたからお腹もスッキリした。あの2人みたいに汚く音をあえて出すようなことはしないで、口を閉じて静かに、誰にも分からないようにゲップをした。人前ではこれが普通ですからね。



「ふわぁ………ふぅ~、眠くなってきた。おい、アヤヒ。今日お前のところで寝_____」


「寝るなら出ていって」


「おいおい~、冷てぇこと言うんじゃねぇよ。俺達とお前の仲だろ?なっ、アヤテトよっ」


「ユーリさん、そのゴキブリみたいな前髪の触覚引き千切りますよ?ここで寝たら、朝起きたら無くなってますからね?」


「あはー!!いいねぇいいねぇ最ッ高だね!!」


「…………………………何がですか?」



 はぁ~、誰か代わりに2人の相手をしてくれませんかね?私も眠いから、お風呂入って寝たいんだよ。お風呂だって沸かしておいてあるから、いつでも入れる。

 この2人が居る間は、どうしてもお風呂に入りに行けないからさ。だって、覗かれそうなんだもん。体を触ってくるってことはないけど、普通に当たり前のように覗いて来そうだから。


 だから、頑張って2人を帰らそうとしているのだ。これじゃいつになっても安心してお風呂に入る時間がとれない。そして、寝る時間も無くなってくる。

 ハッキリ言って、良いことがまるで無い。今2人がテントの中に居ることで私に安心して過ごせる時間なんて来るわけがないんだよ。


 無理矢理追い出しても入ってきそうだし。そんなのを何回も繰り返したくないから、何とか一回で追い出させないと面倒なことになってきちゃう。さて、どうしよう。考えろ、考えるんだよ、沢城彩陽。やれば出来る子、それが沢城彩陽でしょ?



(なるべく平和に済ませたい。あまり暴れると、テントまで壊しちゃうそうだから。どうやったら、2人に直接攻撃することなく追い出せるかな~?)


「……………てなわけで、おさらばしまぁ~す。また明日な~」


「今日みたいな豪快な攻略、期待してるぜ?」


(あ、ありゃ………?結局帰っちゃうんだ)


「うっし~、寝るぞ~!!」


「寝ちゃお寝ちゃお寝ちゃお~!!」


(やっぱ、最後の最後まで五月蝿かったな~)

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― 新着の感想 ―
数カ月程前からこちらの作品を読んでいましたが……量もさることながら質も高い。本当に尊敬です。しかも更新までずっと続いているとは……100話を読んだ記念にレビューを書かせていただきました。 白銀少女戦…
2024/12/30 17:40 退会済み
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