閑話:他からみた彼ら
モブ?から見たリゼル達の話。
読まなくても物語に支障はありません。
どうも、フォーキ団の盗賊です。
ちなみにこれは俺の回想と言う名の走馬灯です。
今日貴族さん(や、貴族じゃないんですけど)と話して、それを報告して頭に八つ当たりと言う名の強烈な蹴りを喰らって意識が飛んでる最中です。内臓破裂したかと思った。
あの人薬やってるガキみたいに細いのに何であんな強いの? いや、脱いだら結構良い体しているけど。
貴族さんにも言ったけど頭が盗賊入りした時からの付き合いです。
盗賊歴は俺のが先輩。本気でガキの頃からこっちは盗賊やってるので大先輩。でもそんなの関係無い。
森でふらついてたガキに集団で襲いかかって返り討ちにされて、首領に担ぎあげた元祖盗賊の一員です。あの時の頭は若いクセにガチでカタギじゃなかった。絶対同業者だと思った。
ともかく同年代という事もあって、そこそこ一緒に過ごしてきたけど未だにあの人怖いです。
盗賊の首領としては文句なしだし、良いんじゃないかと思ってるけども。
そんな俺から見た貴族さん達のお話です。
目が隠れる程伸びた前髪がチャームポイント、盗賊Aです。よろしく。
何で前髪伸ばしてるかって? 人と目が合うの嫌いだから。
じゃあまず一刀から話します。
あの人マジチート。うちの頭も大概チートだと思ってたけど洒落にならん。
まだ頭が貴族さん襲撃してた時、まあ雑魚使ってたけどどんどんあの人に殺されてます。
柄のあるナイフが人間の頭がい骨貫通して顔面から後頭部に穴開けてるとか見た事ない。
どんだけ気配消して監視してもバレるし、ほんとチート。怖い。
頭と一対一で勝てる人とかいないと思ってました。怖い。
さらに見た目は一級品どころか特級品かと。
すごいガラ悪いけど男らしいすげぇ綺麗な顔してるし、身長高くて足長くてスタイル良すぎます。あの長い脚で蹴られたら本気で内臓破裂する。
壁にもたれて煙草吸ってるとことか女の視線集めてますよ。ガラ悪いですけど。
後貴族さんに対してだけは意識してかしないでか行儀良いです。貴族さんが座ってからじゃないと座らなかったり、ドア開けてやったりしてるのは無意識っぽいですけど。無意識に紳士行動とるとか。
紳士行動っつうか従者行動? 気持ちは分からなくもない。
あと情報全然ないです。出身すら分からないので。
次が貴族さん。
あの人は本当に全然分からん。貴族じゃないとか詐欺だと思います。
全部計算かと思いきや全部天然な気もするし、清廉潔白かと思いきや時々色気あるし、賢いかと思いきや意外なところで物知らずだしで、全然掴めません。
ただ多分ああ言いながらも監視には本当に気付いて無いんじゃないかと。この人は視線に気づかないっつうか無頓着な気がします。向けられても気にしない。
頭曰くこの人に一度殺されかけてるみたいですが、到底戦える人種には見えないです。
スリとかにも気付かないし。実は一度俺が監視中にスラれかけたので阻止しました。
女みたいな感じは全然無いのに仕草に品があって綺麗だし、住む世界が違う感じがします。
話してみた感じ印象通り、よりは結構ぶっとんだ事しますけど。御蔭で今こうして意識飛んでますし。
全然肌を見せない服装なので、うちのへそ丸出しな頭と並んでるとかなり違和感があります。こういう所も貴族っぽいです。
まあこういう人なので表だって女に言い寄られたりはしてないですけど、観賞用みたいな扱いは受けてますね。この前みたくテラスで読書なんかしてたら絵画見るみたいな目でウットリ見られてるし。
この人も全然情報無いです。一刀より無い。
で、次はギルド職員。
冒険者の間でひそかに絶対零度の名前をつけられてる王都ギルドの職員さんです。
ただひたすら冷たいだけの文系職員かと思いきや、実力は全くの未知数です。監視全部バレた。
蛇の道は蛇ってことで色々過去の事調べてたら何人か消されました。怖い。多分職員さん本人に消されてます。
ただやり口的に暗殺者みたいなものかと。全員喉かっ切られてた上に、全く証拠残されてなかったので。
今は職員一筋みたいでしたけど、俺達が眠れる獅子を起こしたような。頭のせいです。
貴族さんに露骨に懐いてます。甘えてます。見れば分かる。しかし露骨。
表情筋が全く動かない上に、口を開くと業務連絡か蔑みしか飛んでこないけどこの人も顔綺麗です。
一刀に比べて中性的、でも絶対女っぽさはない。この人こそまさに観賞用。話そうとすら思えない。
良い意味でも悪い意味でも男女に対する対応の差が無いので、多分この人平気で女の顔面殴れる。怖い。
なので女関係は全く無いけど、一部この顔に蔑まれたいとかいう奇特な人達もいるらしいです。
ちなみに貴族さんと一緒に居る時の彼に話しかけた猛者は、絶対零度の名に相応しい視線を貰った直後「ありがとうございます!」なんて頭を下げたらしい。怖い。
最後に道具屋の店員さん。
本当に普通の人です。監視とかにも気付かないし。情報も簡単に集まるし。
頭の貢物という名の情報のダシにされたけど、多分それも気づいて無い。貴族さんが気付かせないようにしてるってのもありますけど。
多分戦闘能力は皆無。頭の猫っかぶりに初見で気付けたのがマグレじゃないかってくらい普通。
普通じゃないのは身長ぐらいです。すごいでかい。2メートル以上絶対ある。
気弱っぽい猫背と困ったような顔で誤魔化されるけど、普通だったら威圧感あるだろってぐらいでかい。
貴族さんと話してる時だけちょい屈むのは気遣いとかじゃなくて、多分下っ端根性。見下ろすなんてとんでもないとか考えてそうです。
ただこの人、俺達に大人気。
頭が監視を付けたのは貴族さんは当然の事、貴族さんと特別親しい上記の人全部につけてます。
一刀は言うまでもなく即バレして、いい加減ウザくなればすげぇ威圧感ある殺気飛ばして来るし。
絶対零度の職員さんも即バレして冷たい空気飛ばして来るし。下手すりゃ喉元に氷のナイフ押し付けられるし。
その点店員さんの監視は平和。平和すぎる程平和。一度だけ偵察目的で買う気もないのに店に入った監視が知らない内に店の外に立ってたらしいけど、拒否の仕方も平和。
命の危険が無いのって素晴らしい。
そして一番嫌がられるのが、意外にも貴族さんの監視。つまり俺。
“俺以外にあの人が困らせられんのはムカツク”とかいう理由で監視兼警護みたいになってます。何故俺を指名するのか。
一刀も職員も基本的には俺らの事放置してくれます。どうやら貴族さんから一言あったみたいです。
手を出してこないなら放置とかかと。襲撃期間中も襲撃があれば対処して、事前に監視潰すようなこと出来るのにしなかったんで。
おかげで俺ら生きてる。ありがとう貴族さん。でもアナタの監視が一番つらい。
貴族さんに問題はない。
こっちに気付いてないし、殺気飛ばすような事もないし、基本的に部屋で本読んでてくれるし、すごい楽。でも貴族さんの監視には、自分への監視は放置してるはずの二人が関わってきます。
一刀は常に牽制かけてきます。貴族さんと外出る度に睨んでくるの止めて欲しい。あの人本職もビビるぐらいガラ悪いから、すごく怖い。
職員さんは時々忠告してきます。気配ゼロで真後ろに立ってた時の恐怖ハンパ無い。
貴族さんが気付けば止めてくれそうだと思いますが、またこの二人は貴族さんにもバレないように立ち回るので俺が辛いだけで終わる。
『どうぞ』
だから貴族さんに呼び止められた時、隣に誰もいなくて心底安心しました。
誰かいたら三分の二の確率で視線で殺される。怖い。
ただ尋問の翌日なのに冒険者のこと聞かないでこっちの健康を心配するあたり、ただ“イイ人”って訳でもない。普通冒険者に何したのか聞くだろ。
ちなみに冒険者に対して何したのか。それはもう頭えげつないです。
あの人的確に人の傷えぐってきます。
嫁つれてきて目の前で豚の真似させようとか、子供連れてきてダーツの的にしようとか、まあ何処から出るのかってぐらい色んな事言ってましたね。冒険者も良い年して独身だったので却下になりましたけど。
でもまあお仲間連行してきて×××ったり×××を×××したり、そういえば×××したら×××ったなんてことも。
まあ俺らも盗賊だけあってそういうの全然平気です。
最終的に頭の毒で脳みそとろけた状態にして、何でも言う事聞かせて商業ギルドに放り出しました。パッと見正常にしか見えないところが肝です。
『ちょっと良い子になりました、とか』
ねぇよ。
「痛ッて……」
「起きんの遅ぇよ。で、あの人他に何か言った?」
「や、あー……『明日の朝俺のところに来るように伝えて下さい』とか、頭に」
直後、頭の手から手入れ中の短剣が落ちた。
いっつもクルクル手慰みみたいに回してるそれが、失敗したところなんて見た事がない。
内臓まで痛むおかげで立てない俺が床に尻をつきながら頭を見上げると、色々な感情を無理やり押しとどめたような引き攣った顔をしてる。
頭って貴族さんの事になるとほんと余裕無くす。
前貴族さんからスろうとした奴を好奇心で頭に献上したら、それはもうトンデモ無いことになった。表面上は楽しそうだったけど、まああれはキレてたっぽい。
まあそうなると予想したから献上したんですが。
「あの人から呼ばれるとか、初めてじゃねぇ?」
「例の憲兵の頭やってる貴族んとこ連れてかれるっぽいし、突き出されるんじゃないですかね」
「そんときゃそん時だろ」
落とした短剣を拾い、再びクルクル回し始めた。
なんか機嫌良さそうなのは、貴族さんに来いって言われたことが嬉しいからか。
普通だったら「てめぇが来い」とか言いながら相手のことぶっ壊しそうなもんだけど。そもそも頭は誰かに命令どころか指示されんのも大嫌いだし。
さっき貴族さんが下っ端全部殺したらって話題出した時も楽しそうだったし、頭は何か分かってるっぽい。
相手の思惑に気付きながら壊さないで進んで乗るとか、そんな素直なこと貴族さんにしかしないだろう。
「つか、んな大事な事最初に言えっつの」
短剣の柄がこめかみにブチ当たった。
一字一句会話の最初から話せっつったのは頭なのに。理不尽。
頭がい骨は無事だ良かったと思いながら、薄れゆく意識に身を任せた。
ただ今受付でうたた寝中、昼過ぎってすごく暇。
おもわず夢見るぐらいです。夢という名の回想とか始めちゃいましょう。
こんにちは、時々出て来るギルド職員です。職員Aって呼んでください。
主にスタッドに椅子から落とされたり物理的に黙らされたりしてる職員が俺です。趣味はうたた寝。
合言葉はスタッドさんマジパネェッス。一日一回言ってる。
ちなみにスタッドが人に懐くなんて未だに夢だと思ってます。
えー、リゼル氏たちについては良く分かんないです。
だってスタッドがリゼル氏と話す機会をめっちゃ奪って来るし。ジル氏とかそもそも怖ぇし。
最近なんか良く見るイレヴン氏とか基本的にギルドあんま来ないし。最近はリゼル氏にくっついて来るけど。
ただパーティ入りがどうとか言ってるのは聞こえて来ます。正直あの三人が組むの遠慮してほしい。
リゼル氏とジル氏が組んだ時は大変でした。
あの二人の噂が飛び交う飛び交う。冒険者一般市民問わずギルドへの事実確認や情報提供を求める人達で溢れる溢れる。
ギルドに押し寄せる人達にスタッドが一度キレた。そのおかげで騒ぎは鎮火しましたが。
ちなみに休日に外歩いてた時に「ギルドの人ですよね?」って超絶好みの女の子に声をかけられて、「その、あの二人ってお付き合いしてる方はいますか?」って聞かれた時は泣いた。知らねぇよ。
どうやら女性代表らしく、聞き耳立ててる女の数の多さに顔面格差を切実に感じました。泣いた。
あの三人今でさえ目立ちまくってます。
道歩いてると振り返られるし、外で座ってると立ち止る人もいるし。イレヴン氏も外面だけは癖のある美形だし。
とにかく男からも女からも視線を貰う。もうあれは溢れ出るカリスマレベル。凄い。
なんか妖しい魅力ありますね。まあ逆にいえば正統派の魅力は無いですけど。爽やかさは皆無。
リゼル氏でさえ穏やかで整った顔してるけど爽やかではない。あの人は高貴な魅力。
これでパーティ組んだなんてなったら、あの時の再来じゃないかと思います。
またスタッドがキレる。あの絶対零度がリアルに絶対零度になる。
スタッドさんマジパネェッス。
しかも実力も過剰戦力すぎる。
ジル氏だけでも過剰。リゼル氏は良く分からんけど、ジル氏に平然とついて行ってるならそういう事でしょう。
イレヴン氏もジル氏に隠れてはいるけど、あの人もソロC。それだけで異常なのにCランク余裕でこなして帰ってくるならそれ以上の実力は持ってそう。
ギルド内で密かに流れてる噂では、彼に喧嘩売ったAランクがボロボロにされたとか。Aランクパーティとか普通に英雄レベルなんですけど。
あの人達どこ目指してんの? 国と戦争でもすんの?
折角だから秘蔵の話でもしましょうか。
あれは俺が彼女に浮気されて泣き腫らしていた時でした。ええ、泣き腫らしました。
もちろんギルド受付でも慰め目的で露骨に泣き腫らしました。スタッドに蹴られたけど。
そんな俺を、その時ジル氏とイレヴン氏と一緒にいたリゼル氏は不思議に思ったようです。
『お気になさらず。恋人にフラレたとかで鬱陶しく落ち込んでるんです公私混同ですよ鬱陶しい』
スタッドさんマジパネェッス。
リゼル氏が疑問を口に出すより先に俺のことバッサリ切り捨てました。
自分以外の職員がリゼル氏に関心を持たれるのが嫌みたいで。一度それについて爆笑しながらからかったら腹パンされました。血尿出たからもう言わない。
『フラレてねぇし! 浮気されただけだし! 喧嘩して俺怒鳴っちゃったし!』
大ゲンカの末、手を上げるのは何とか堪えました。女に手を上げる男はクズ。
泣き続ける俺を道端に落ちてる石より鬱陶しげに見るスタッドに心が折れそうでした。無表情なのに蔑みだけは伝わるって何なの。
泣き喚く俺を物理的に黙らせようとするスタッドが動く前に、リゼル氏の優しい声が聞こえてきました。
『男性が怒鳴るだけで女性にとっては暴力になるんですよ。反省しているのは正解です』
やっぱり……!
そう思いかけた俺を固めたのはリゼル氏の従者の如く後ろに立つ二人でした。
ねぇ、と話を振ったリゼル氏にジル氏は不可解そうな顔をしたし、イレヴン氏はえー!と不満を露わにしました。
『だって泣くほど好きな女っしょ? 浮気したそいつが悪ィしこっち何しても悪くねぇじゃん。あ、怒鳴るだけで済んだんなら好きじゃ無かったんじゃねぇの?』
『本当に好きな人に対してなら、怒鳴るだけで済まないんですか?』
『あ、俺? 俺はァー……あ、毒使ってお人形さんにするッス! 俺が言ったことだけして、俺が言った事以外しないで、着替えも飯もぜぇーんぶ俺が世話してやんの! 最ッ高!』
ドン引いた。
『ジルは?』
『あー……最終的に脳みそぶっ壊れて俺以外全員忘れるまで犯す。犯し殺すかもしれねぇけど』
ドン引いた。
『じゃあ、スタッド君は?』
『私も別に普通ですね。相手を殺すか自分が死ぬか殺してから死ぬかどれかだと思います』
ドン引いた。
『みんな物騒ですね、ちゃんと相手の意思も尊重してあげなきゃ』
『だって浮気ッスよ! 超絶裏切りじゃねぇッスか!』
三人が三人とも自分が普通だと思ってるのが怖い。
そして三人が三人とも互いの意見に引く様子を見せないのが怖い。
ギルド内にいる数少ない女性冒険者が一人真っ白な顔をして震えてたけど、現在浮気してたんでしょうか。
大丈夫、男が全員こんなにぶっ飛んでるなんて事はないです。多分。
優しいリゼル氏の常識的意見が胃に優しい。
『じゃあ貴方は本気で好きな人が自分から離れて行くのを耐えられるのですか』
『そうですね……耐えられないかも』
スタッドの質問に、リゼル氏は微笑みながら首を傾げました。マジ優雅。
相手の幸せを信じて身を引くとか、幸せならそれで良いとか。
そういった言葉で綺麗に話のオチがつくのを信じて疑わなかった俺に言ってやりたい。
『だから、浮気相手に成り代われば良いんですよ。そうすれば貰える愛情は本物でしょう? 友人知人家族親戚まで全く違和感なく成り代わる自信あります、俺』
『それお前しか出来ねぇだろ』
類は友を呼ぶ。
この人達全員ドエスなの? 何なの? 何で誰ひとりとして引かないの?
正直浮気されたショックなんてどっか行きましたね。衝撃的すぎて。
本当に好きならそこまでやらなきゃいけないなら、きっと俺は彼女のことを好きじゃなかったんでしょう。だって出来ない。しようとも思わない。え、俺正常だよね?
そう思えば晴れ晴れしかったので、一応慰めは貰ったことになるんでしょうか。それ以上のダメージ喰らった気がするけど。
「くぁ…眠ィ…」
ぐっと伸ばした背筋がミシミシと軋んでいる気がする。
相変わらずギルドの中に冒険者はほとんどいない。こんな時間に帰ってくる冒険者なんてまずいない。
いないと言えど、皆無ではないだけで。
例えば午前だけで依頼を達成してしまう超実力者なんかは依頼から帰ってくる事もある。
そう、今入って来たリゼル氏一行とか。
リゼル氏を見て思いだす。
あのドン引きした問答の時、今現在隣で彼らをジッと見ている同僚のこと。
リゼル氏達は依頼ボードの前で何か話しあっているからもう少し来ないだろうし、聞いてみようか。
呼びかけた途端、邪魔をするなとばかりに向けられた視線がマジ絶対零度。
「なぁ、この前“本当に好きな人”って話題でた時、リゼル氏のほう向かんかった?」
あの時、一瞬スタッドの視線がリゼル氏を向いた。
しかしそれはスタッドに限らない。リゼル氏の隣に立つ二人も同じだった気がする。
相変わらず向けられる絶対零度の視線がリゼル氏を向いた直後少し温度を持った。気がする。こいつの変化何年付き合っても全く分からん。
「本当に大切な人は今の所一人しかいないので」
「これから増えんの?」
「その予定はありません」
つまり、リゼル氏以上に優先できる女性が見つかるまで以前の言葉は現実とならないという事か。
誰にも止められない三人が、犯罪に走る予定が無くて何よりだ。
つかさっきまでスタッド裏で書類片付けてたのに、リゼル氏入って来た瞬間いつのまにか隣にいたんだけど何なの。
スタッドさんマジパネェッス。




