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登場人物紹介【ネタバレあり】


【ゲームについて】

ロデリア魔法学院とは、日本で発売されたコンシューマー系乙女ゲームの舞台であり、プレイヤーは主人公の編入生『フェリシア・ウィンザー』となり、学院内の攻略対象の男子たちと恋愛を楽しむ。

が、乙女ゲームと銘打たれているものの、ターゲット攻略には主人公自身のパラメータを上げることが求められるほか、会話選択形式で好感度を上げるのではなく、攻略対象の行動を読んでしかるべきタイミングでイベントを起こさないといけないため、初見ではまず間違いなく誰とも恋愛できないまま終わる。

しかも、後半は学院を飛び出し魔女から世界を救うRPGとなるトンデモ展開。

『前半と後半でもはや別ゲー』『乙女ゲームの需要わかってんのか制作者』『ガチゲーマーしかクリアできない難易度』と乙女ゲームのメインプレイ層からは酷評を受けた。

そこで制作陣は難易度を軟化するべく、DLCでお助けキャラとサイドストーリーを追加した。



◇セルマ・レント(17) 

魔薬師科2年 ランク:下級

死産寸前だった人間の赤ちゃんに緑の精霊が乗り移って生まれた、肉体は人間・魂は精霊の女子生徒。

DLCで追加されたお助けキャラ。

隠しキャラなのでステルスフィルターを搭載しており、常に『見えにく』く、また他のキャラクターから干渉を受けない(主人公以外は、近づこうとしても邪魔が入る仕様)

主人公はセルマと庭の小屋で知り合って仲良くなると、RPGパートで精霊の里に行くことができ、魔女特攻の『精霊の剣』を入手できる。

本作では、エヴァルトがゲーム設定を捻じ曲げてしまったので、急に表舞台に躍り出てヒロインと対峙することになってしまったかわいそうな子。

本来、彼女にそこまでの役割はない。



◇ライト・ハルトマン(17)

魔薬師科2年 ランク:中級

こちらもDLCで追加されたお助けキャラ。攻略対象ではないが、貿易商の息子としていろいろ教えてくれパラメータを上げてくれる。エンカウント率はそこそこ高い

本作では、フェリシアがエヴァルト狙いで生徒会周りの場所しか行かないので、正規ルートの出番なし。代わりに図書館で偶然セルマと出会う。

生徒会長から殺意を向けられていることには気づいていない。

まあ、その方が精神衛生上いいと思われる。



◇エヴァルト・アディントン(19)

騎士科4年 ランク:特級

いわゆるメイン攻略対象(王子枠)

プレイヤーはまずこの男を落とすことを目指すが、攻略はゲーム中最高難易度。

求められるパラメータが高すぎるし、ちょっとでも選択肢ミスるとトゥルーエンドにたどり着けない(ノーマルor友人エンド直行)

本作では、ゲームシナリオが狂ったすべての元凶。

フェリシアよりも先にステルス搭載セルマを見つけてしまい、どうにか彼女に近付きたいという欲から、与えられたシナリオと設定を超越した。

本来、エヴァルトとセルマは出会えないはずだが、ヘンリックから『転移魔法』を教わったことで可能となった。

なぜ彼がメインストーリーから外れた行動をとれたのかは不明。

セルマに対して変態的な行動をとるようになったのかも不明。

対セルマ時と実際のゲームで性格は全然違う。



◇キース・グローヴァー(18)

黒魔法士科3年 ランク:特級

遊び人だが、本命には本気になれないという王道チャラ男枠の攻略対象。

攻略難易度は中くらい。明るく見えてその内面には闇があるということを指摘すると割とコロッと落ちてくれる。

本作では、フェリシアのことを可愛いと思ってはいたが、エヴァルト狙いがあからさまだったので特に触れることはなく、むしろセルマにちょっかいをかけにいって無事に爆死。



◇マティアス・ローゼンダール(19)

騎士科4年 ランク:特級

スポーツ男子枠の攻略対象。爽やかマッチョでエヴァルトのよき理解者。

彼は元の乙女ゲームと特に変わりなし。

フェリシアのことを気にかけてくれるいいお兄ちゃん。



◇ヘンリック・ドレムラー(16)

時空魔法研究科・魔法科学科1年 ランク:特級

後輩枠の攻略対象。小生意気な感じだが、一緒にいると割とすぐにデレる。攻略難易度はマティアスの次に簡単。

本作では、自力でこの世界になかった『転移』魔法を編み出した。

実は彼が最初にゲーム設定を超えた人。彼の魔法がなければ、エヴァルトはセルマに会うことはなかった。

もっぱらの興味関心は、恋愛よりも魔法と化物スペックの生徒会長。



◇フェリシア・ウィンザー(17)

白魔法士科・精霊研究科2年 ランク:特級

乙女ゲームの主人公。白魔法に精霊を使役できる能力持ちで、魔力も高い。明るく努力家でやさしい性格。

本作では、ゲーム進行通りに進めようとしたのに主にエヴァルトのせいで全然攻略がうまくいかず、可哀想な結末に。

火の精霊の暴走については、実はセルマとの好感度が基準値未満の時に起こるバッドイベント。

これが発生してしまうと、本来は『精霊の里』に行っても『精霊の剣』は手に入らない。

ちなみにセルマとの好感度が基準値を満たしている場合は、魔女の手下が現れて庭と小屋が焼かれる。

結局、セルマはいずれの場合も同じようなルートで『精霊の里』に行くことになる。

『制作陣は血も涙もないのか』とネットでは話題になった。



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