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TSカリスマライフ! 「女の子大好きな転生少女が送る、百合ハーレムな日常コメディ」  作者: 恒石涼平
(旧)第二章 後輩、同級生、先輩。(小学二年生)
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愛ちゃんと暖かいお風呂

 突然の土砂降りに見舞われた私たちは、荷物が入った鞄を胸に抱えて私の家へと走りだす。

 私たちが通っている学校の鞄はランドセルではなく手提げ鞄で、教科書などは学校のロッカーに保管する形なので筆記用具などの軽いものしか入っていません。

 なので楽々と体に隠すように抱え、激しく地面を叩く雨の中を走っていく。


「雨すごいね!」

「愛ちゃん、大丈夫? もうすぐだから頑張って!」

「こんなに雨が降ってる中を走ったことないから、何だか楽しいよ!」

「いや、確かに楽しい気持ちも分からなくは無いけど、風邪引くと大変だから急いで!」

「うん、分かったよ!」


 そうして制服がビショビショに濡れた後、家に辿り着くことが出来ました。




「くちゅんっ!」

「千佳ちゃん、大丈夫?」

「大丈夫、大丈夫。逆に鼻血出るかも」

「大丈夫じゃないよね!?」


 無事に家に着いた私たちは、お母さんが持ってきてくれたタオルで一先ず濡れた髪や服を拭ってから、お風呂へとやってきました。

 制服を脱いだ私たちはシャワーを軽く浴びた後に、お母さんが溜めておいてくれた暖かい浴槽へと浸かることに。

 私が先にシャワーを浴びたので、現在は浴槽でお湯に浸かりながら愛ちゃんのシャワーシーンを目に焼き付けています。


 愛ちゃんは私たちの中では体の発達が進んでいる方です。

 一番身長が伸びているのは私で百三十センチ、愛ちゃんは百二十七センチ。

 因みに湖月ちゃんは百十八センチで、一つ上である先輩の莉里ちゃんが百十五センチという形になっています。

 まぁ伸び盛りなのでまだまだ将来に期待です。


 一方、胸の発達に関しては今は、愛ちゃんに軍配が上がってしまいました。

 少し膨らみつつある愛ちゃんは恥ずかしいのか、腕で隠してしまいます。

 いや、多分私がジッと見つめているせいかもしれない。


「ち、千佳ちゃん。そんなにジロジロ見ないで」

「ふんっ!」

「なんで機嫌悪くなってるの!?」


 そんな愛ちゃんに比べて私は……。

 見下げる限りの平坦。

 万感の思いを胸に秘めつつ、数年後には抜かしてやるもん! と胸へとエールを送りながら私は涙を拭うのでした。




「はふぅ……」

「あったかいねー千佳ちゃん」


 愛ちゃんのシャワータイムも終わり、現在は二人で肩を並べて湯に浸かっています。

 浴槽は少し大きめで大人が二人入っても大丈夫なくらいなので、のんびりと体を休めることが出来ます。


「さすがお母さん、感謝感激だね」

「私も後でお礼言わなきゃ。やっぱり千佳ちゃんって、お母さんに似てる」

「お母さんって愛ちゃんの?」

「愛のお母さんもそうだけど、千佳ちゃんのお母さんとか湖月ちゃん、花ちゃんのお母さんにも似てると思う」

「ほほう?どんなところが似てるの?」

「優しいところかな? 千佳ちゃんが居てくれると暖かいんだよ」

「お風呂だしね」

「ううん、どんなときでも千佳ちゃんの傍は暖かいよ」


 そう言いながら、愛ちゃんは私の後ろに回り抱きついてきました。

 いつも恥ずかしがってる愛ちゃんが、なんとも大胆な行動です。

 背中に触れたスベスベな体から、心臓の音が響いてきます。


「ど、どうしたの愛ちゃん?」

「愛ね、千佳ちゃんと一緒に遊べて嬉しい」

「うん。それは私もだけど、愛ちゃん?」


 す、少し膨らんだ胸があた、当たっておりますことよ!?

 いつもは大人振っている私も、実際に実力行使されるとドキドキで、思わずお嬢様みたいな言葉になるくらいに頭が混乱します。


「千佳ちゃん、愛のこと……」

「……」

「……」

「……愛ちゃん?」

「すー……すー……」


 どうやら、おねむだったようです……。

 私のこのトキメキとドキドキを返して。


 どうにか愛ちゃんの体を支えてお風呂から出た私は、お母さんに愛ちゃんを託して体を拭きます。

 その後お母さんの手によって私とメグちゃんの部屋のベッドへと運ばれた愛ちゃんを撫でて、釣られた私も一緒に眠りへと沈み込んでいくのでした。

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