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TSカリスマライフ! 「女の子大好きな転生少女が送る、百合ハーレムな日常コメディ」  作者: 恒石涼平
(旧)第二章 後輩、同級生、先輩。(小学二年生)
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愛ちゃんとブランコの遊び

 今日は生憎の曇り空。

 用事のある湖月ちゃんと別れた私と愛ちゃんは、二人で公園へとやってきました。


「なんだか雨が降りそうだねぇ」

「そうだね。傘持ってきて方がよかったかな?千佳ちゃん」

「私の家が近いし、何とかなるでしょ」

「そっか、それもそうだね」


 何故こんな天気の中、私たちが公園へ向かっているかというと。

 公園での人気遊具ナンバーワン、ブランコに乗るためです。

 いつも大量の小学生たちで溢れているブランコは同時に二人しか使えないという欠点故に、これまで乗れた回数は手で数えるほど。

 今日の授業はどの学年より早く終わったので、早歩きで公園とブランコを一番乗りしようと計画していました。


「よしよし、公園にはまだライバルたちはいないようだ。あ、お爺ちゃんこんにちは」

「こんにちは。千佳ちゃん、ブランコ空いてるよ!」

「うん。それじゃあ早速乗りに行こうか」

「そうだね!」


 ブランコの支柱に荷物を置いて、早速私たちは栄光のブランコへと着席する。

 ここまで上げておいてなんだけど、別段普通のブランコです。

 ただ近くの公園含めて、ここと学校にしかブランコが無いので毎回争奪戦になっています。


「楽しいね、千佳ちゃん!」

「そうだねーのんびり揺れてると、何だか眠くなるよ」

「それじゃあまだ人もいないし、靴飛ばししようよ!」

「お、いいね! 久しぶりにやるかー」


 靴飛ばし。その名の通り、靴を飛ばすゲーム。

 ブランコに乗って行うタイプと地上で立って行うタイプの二種類があり、どちらも勝利条件は誰よりも遠くに飛ばすこと。

 とても簡単なルールの裏には、勝者なのに誰よりも遠くへ靴を回収しに行かなければならないという落とし穴がある。

 このゲームをする場合は周りに人がいないか確認してね!


「そーれっ!」

「愛ちゃん凄い、結構飛んだね」

「えへへ、じゃあ次は千佳ちゃんの番だよ」

「それでは見せてしんぜよう! 私のこの華麗な靴とばっ」

「あ」

「あ」


 ブランコの揺れを利用して放たれた靴は、弧を描くように私たちの頭上を通過していく。

 そしてブランコのすぐ後ろにある茂みへと突っ込んでいった。


「ちょ、調子が悪いなー? ちょ、ちょっと靴が駄目なのかもなー?」

「あはははは! 千佳ちゃんって、運動得意なのに変なところで下手になっちゃうよね」

「ぐぬぅ。言い返せない」


 色々と気合を入れたら空回りしてしまうことがあるからね、ダンスゲームとか変身ポーズとか髭の海賊を飛ばしたりとか。


「よっよっと、確かここの茂みに……あった」

「けんけんだと大変だよぉ~」

「頑張れー」


 けんけん、所謂片足だけでピョンピョンと跳ねながら愛ちゃんが靴を回収しに行く。

 やはり勝者が辛いゲーム、解せぬ。


「やっと履けるよ。あ」

「どうしたの愛ちゃん」

「降ってきた」

「あ、本当だ」


 手の平を出すとかなり大粒の雨が落ちてきた。


「うわっ、結構降ってきた。愛ちゃん! とりあえず私の家に行こう!」

「折角ブランコで遊べたのに残念だね」

「そうだねーっと。はい愛ちゃん、荷物背負って! 持ってたのはこれだけだよね?」

「そうだよ。おいしょっと、これで大丈夫!」

「よし走ろ!」

「うん!」


 瞬く間に強い雨へと変わる中、私たちは急いで家へと帰るのでした。

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