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TSカリスマライフ! 「女の子大好きな転生少女が送る、百合ハーレムな日常コメディ」  作者: 恒石涼平
第一章 転生少女とカリスマ開花。(小学一年生)
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第15話 お家で遊ぼう!~魔女襲来~

先生の手伝いをして、次の日の放課後。

鞄に荷物を仕舞う私の前へとやってきた愛ちゃんは、いつもよりも二割くらい頬が緩んでいます。


「千佳ちゃん、今日はよろしくね。お母さんも一緒に行けるって言ってたから」

「こちらこそ! じゃあ一度家に帰ってから来る感じかな?」


うんっ、と勢いよく頷く彼女の姿に私もテンションが上がります。

小学校に入ってからは自宅で友達と遊ぶ機会がなかったので、昨日からずっと楽しみにしていました。

花ちゃん? ああ、あれはみたいなものだし。天使だからノーカウント。


「そういえばお母さんが、好きな食べ物ありますか? だって」

「そりゃ女の――ごほんごほん。私は好き嫌いないけど、あんまり高いものより気軽に食べられるものがいいかな」

「分かった、お母さんに伝えておくね」


新しく出来た友達の家だからね、何かお菓子でも持ってきてくれるのでしょう。

そこまで気を遣わなくても私のお母さんは気にしないけど、あまり謙虚になりすぎると向こうが困っちゃうからね。

とりあえずあまり高級品にならないように先手を打っておきました!


「ええな~……うちもピアノやなくて、一緒に遊びたかったわ~」

「習い事なら仕方ないよ。それにピアノも好きなんでしょ?」

「せやけど……次は絶対に、うちも一緒に遊ぶからな!」


そう約束しないと我慢出来ない程に悔しく思ってくれるのは、友達として凄く嬉しいこと。

もちろんオッケーに決まってます。

今度習い事のない時に家へと遊びに来てもらう約束をして、私たちはそれぞれの家へと帰ることになりました。


「じゃあまた後でね、千佳ちゃん」

「急がなくていいからね。何時間でも待ってるから!」

「……いや、そんなに掛からないよ?」


ハチ公の如く、愛ちゃんの帰りを待ってるぜ!


と気合を入れて帰宅すると、ご主人様を待ってた子犬の如く飛びついてくる二つの影。

そう、我が家のハチ公は既に二人いたのです!


「お姉ちゃんおかえり!」

「ねぇね~!」


うぐ……っ。倒れて二人に怪我させてはならぬと受け止めますが、彼女たちは私の身体に抱き着いたままコアラのようになって。

ひ、引っ付いてくれるのは嬉しいけど、歳が1つしか変わらないから結構キツい……!

と顔を赤くして踏ん張っていると、彼女たちの頭にぱしんとチョップが入りました。


「こら、お前ら千佳が困ってるだろ。それに飛びつくのは危ないからやめなさい」

「「は~い……」」


花ちゃんママの一撃により、二人は器用に床へと降りました。

軽くなって嬉しいやら、柔らかい感触がなくなって悲しいやら……これから愛ちゃんが来るんだし、先に力尽きてしまわなくて良かったと考えましょう。


「た、ただいま……ありがとう花ちゃんママ」

「おかえり。千佳もちゃんと叱れよ? 怪我してからじゃ遅いんだからな」

「ご、ごめんなさい」


本当に危険なことなら怒るけど、こうして抱き着いてくることは私が頑張れば大丈夫だから……と思っていつも受け入れてしまいます。

でも保護者側から見たら心配なことに変わりはないのでしょう、反省。


「怪我しないようにもっと鍛えないと!」

「いや、叱れよ。お前は可愛いんだからあんまり筋肉とか付けたら泣くぞ、美佳が」


お母さんなら私がムキムキになってもガリガリになっても喜びそうだけど。

そう伝えると、花ちゃんママも容易に想定できたのか眉間を揉んでから、親馬鹿だなあと呟きました。

彼女も相当だとは思うけど……いや、それを言うなら私も姉馬鹿だけどさ。


「お姉ちゃん、愛ちゃんは?」


私たちの話題が終わったのを察してか、メグちゃんがきょろきょろと周りを見渡しながらそう告げました。

お母さんたちはもちろん天使たちにも今日来ることは教えているので、てっきり一緒に来ると思っていたのでしょう。


「一度家に帰ってからお母さんと一緒に来るんだって。だから二人ともしっかりと挨拶してね」

「任せて、ねぇね!」

「愛ちゃんのママすごく良い人だったから、大丈夫ー!」


うむ、元気があって素晴らしい。

入学式の時に皆で挨拶は済ましてるし、とても優しい人だったから多少の無礼があっても問題ないはず。

それにこの子たちは私や家族になら動物の如く突っ込んでくるけれど、それ以外には普通に接してくれるからね。

ふっふっふっ、自慢の妹たちです。


「それじゃあ愛ちゃんが来るまで準備しようか――っと」


私の言葉を遮るようにして鳴る、玄関のインターホン。

どうやら皆で騒いでいる内に来ちゃったみたいです。


「メグちゃん、花ちゃん。一緒にお出迎えしよう!」

「「はーい!!」」


怒られてしょげていた空気は気付けばどこへやら、元気いっぱいの妹たちと共に扉を開きました。

そこには門の前で手を振る、フリフリが沢山ついた真っ白で可愛いワンピースを着た愛ちゃんと……


「こんにちは、皆さん」


黒いコートにとんがり帽子を身に着けた、まるで魔女のような出で立ちをする、予想の斜め上を遥かに突き抜けた私服の愛ちゃんママが可憐な笑顔で立っていたのでした。

いや、今4月だよ奥さん(花ちゃんママ)。10月じゃないよ。


【ひとこと説明】

室崎愛 現在:6歳

幼稚園時代、神童と呼ばれた少女。

今は千佳の方が目立っており、自然と呼ばれなくなった。

入学式で助けてくれた千佳のことをとても信頼している。

母親のファッションセンスには疑問を持っていない(ここ重要)


駄目だ、登場人物がどんどん増えていく……

というか個性やべえやつしか増えない……(自分のせい)

今回の話が終わったらここまでの登場人物一覧作らねばですね。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 作者さん、更新はお疲れ様です! 癒やされますね〜 大丈夫、やべえやつも可愛いだと思いますw 続きも楽しみです!
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