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TSカリスマライフ! 「女の子大好きな転生少女が送る、百合ハーレムな日常コメディ」  作者: 恒石涼平
(旧)第四章 千佳の優雅なドイツ旅行。(小学三年生 冬休み)
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シャロルとクリスと、屋敷見学。

「食堂から出て右にはお爺ちゃん達、いつも屋敷に住んでいる皆の部屋があるのねん」

「私が泊まった部屋は左に行った所だったよね」

「そうだな。千佳や俺達は左側の来客用寝室に寝泊りする事になる。因みに千佳と恵の隣が私達の部屋だからな」

「そうだったの? じゃあまたお邪魔してもいい?」

「寧ろ一杯来てねん!」


 お茶が終わった私は、クリスとシャロルに屋敷の案内をしてもらう事になりました。

 どうやら二階には食堂と寝室、そして浴場があるようです。


「此処の風呂は大きいからな。夜になったら一緒に入ろうぜ」

「そうだねん!」

「うん、ヒルデちゃん達も誘って行こっか」


 今はメイドさん達が掃除中だそうでお風呂は見れませんでした。

 三人と後ろに付いて来ているメイドさん達で、次は三階へと上がって行きます。


「まず階段の幅が半端じゃないくらいに広い」

「学校の階段よりも広いねん」

「そこら辺は見栄だと思うぞ」


 クリスの鋭い意見にメイドさんもうんうんと頷いています。

 いや、君達は頷いちゃ駄目だよ。


「これだけ広いと掃除も大変そうだよね」


 私の言葉にメイドさん達が目をウルウルさせて、さっきよりも二倍くらいのスピードで頷いています。

 苦労してるんだね……、でもそれ以上やると首が大変な事になるからやめとこうね?


「三階には娯楽室や執務室、リビングやシアターがあるのねん!」

「シアターがあるの!?」

「最近は普通の家庭でも作ったりするらしいからな」

「一般家庭では無いよ!?……あ、莉里ちゃんの家にはあったか」

「莉里? 日本の友達なのん?」

「そうだよ。一つ上の子なんだけど、小さくて無口で可愛いんだぁ」

「へぇ、俺も会ってみたいな」

「クリスもシャロルもきっと仲良くなれるよ! いつでも日本に来ていいからね!」

「ああ。また父さんに話してみるよ」

「私もお願いしてみるのねん!」


 そんな話をしながら、私達はまず娯楽室の扉を開けました。


「おりゃー! せいっ! ヒルデちゃん! 私はまだまだいけるよ!」

「あははっ! わたくしの実力はこの程度ではありませんことよ! ほらっ、いきますわよ!」

「むぅ!? それなら私はこうだ!」

「何っ、ですわ!?」


 そっと扉を閉じました。


「水を差すのも悪いし、シアター観に行こう?」

「そ、そうだな」

「そうだねん!」


 メグちゃんとヒルデちゃんに巻き込まれては敵わないので、そそくさとシアターの部屋へと案内してもらいました。




「ふおおおおおおおお!! でっかい画面!」


 私の目の前には、二十席くらいの椅子の前に垂らされた大きなスクリーンがあります。

 莉里ちゃんの家はそこまで広く無かったので普通のテレビで映していたのですが、なんとプロジェクターで投影して見れるみたいです!


「凄いだねん! 私も初めて見た時はテンション鰻登りだったのねん!」

「俺もそうだったな。また時間がある時に一緒にホラー映画見ようぜ?」

「いいね!」

「そそそ、それは駄目なのねん!」


 必死に抵抗するシャロルに、私の悪戯心が花を咲かせようとします。


「あれれー? もしかしてシャロルちゃん、怖いの苦手なの?」

「そ、そそそ、そんなの事、無いのねん!」

「よーしそれじゃあ、三人でホラー映画見ようぜ?」


 悪そうな顔をしたクリスちゃんも乗ってきて、シャロルちゃんは愕然とした表情を浮かべます。


「ク、クリス! クリスは知ってるのねん! 意地悪なのねん!」

「はっはっは、嘘吐くからこうなるんだぞ?」


 ポカポカと優しく殴るシャロルに、笑って逃げるクリス。

 私達の姉妹ではからかったり喧嘩する事は皆無だけど、こういう姉妹の在り方もいいなーと思う。

 折角だ! 混ざっちゃえ!


「よーし、鬼ごっこだ! シャロルが鬼ね!」

「ええ!? いきなりなのねん!」

「よし来た。逃げるぞ千佳!」

「おうさ!」

「ま、待つのねーん!」


 この後執事さんにお説教されるのは、無邪気な私達には知る由も無かったのであった……。

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