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TSカリスマライフ! 「女の子大好きな転生少女が送る、百合ハーレムな日常コメディ」  作者: 恒石涼平
(旧)第四章 千佳の優雅なドイツ旅行。(小学三年生 冬休み)
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そうだ、ドイツへ行こう

「耳がピーンってなったね、メグちゃん!」

「そうだねお姉ちゃん、耳が痛いよ!」

「飛んでるよ、飛んでるよメグちゃん!」

「そうだねお姉ちゃん、揺れてるよ!」

「二人共、静かにしなさい」


 お母さんに叱られながらも、私と妹のメグちゃんは初めての空にはしゃいでいました。

 前世も含めて初の飛行機と海外旅行に、私のテンションも鰻登りです!


「それにしてもドイツかぁ、まさかヨーロッパに行けるとは」

「アリシアママに感謝だね、お姉ちゃん!」

「それと学園長……じゃなかった、愛架ちゃんにもね」


 まぁその本人は後ろの席で鼻血を出して寝ているんだけどね。

 キャビンアテンダントさんには気にしないように、お父さんに言ってもらった。

 今回乗っている飛行機はドイツの航空会社なので、キャビンアテンダントさんもドイツ人の綺麗な方です。

 簡単な日本語は喋れるそうですが……、鼻血を出している人を気にしないでなんて通じそうに無いので。


 ――今は12月の中旬、冬休み。

 どうして私を含めた諸弓一家とアリシアママにマリー、そして私達が通っている学園の学園長である愛架ちゃんが飛行機に向かっているのかと言うと。




「お姉ちゃん、準備出来た?」

「準備? 何の?」

「あれ、アリシアママから聞いてないの?」

「……何だか嫌な予感がするぞ」


 私はメグちゃんを伴ってリビングへと向かいます。

 何やらお母さんもお父さんも、マリーも忙しそうです。

 嫌な予感が更に増してきました。


「アリシアママ! 私何も聞いて無いんだけど!」

「どうしたんデスカ、チカ?」

「どうしたんですか、じゃないよ! 何だか私置いてけぼりなんだけど!」

「……?」

「何可愛く首を傾げてるのさ!」


 お母さんの妹だけあって、とても整った顔立ちのアリシアママは首を傾げる動作も似合っています。

 可愛いから許しちゃいそう!


「アリシアママ。お姉ちゃんに伝えてないんじゃない? 今日のこと」

「……あっ」

「はぁ。それでアリシアママは私に何を伝えたかったの?」

「今日からドイツに旅行デスヨ!」

「……は?」

「だーかーらー。今日から家族皆でドイツに行きマス!」

「……ええええええええ!?」


 こうして私達はドイツへと向かうことになりました。

 まさか初めての海外旅行が計画を立てることも無く、当日に知らされるとは……。

 来年の夏にアリシアママとマリーの家に遊びに行くことになっていたのでパスポートは取ってあるのですが、こんなのって無いよ。


「てへっ、デス」

「可愛いから許しちゃう!」


 ともあれ、私がドイツ行きを知った数時間後に空港へと移動が始まりました。

 そしてその空港で。


「は、ははは、初めまして!! わた、わたた、わたくし、桜望(さくらもち)愛架(まなか)と申します!!」


 私達の通う桜望(さくらもち)学園の理事長であり、ファンクラブのスポンサーでもある愛架ちゃんとの初対面がありました。

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