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TSカリスマライフ! 「女の子大好きな転生少女が送る、百合ハーレムな日常コメディ」  作者: 恒石涼平
(旧)第三章 千佳ちゃんファンクラブ、襲来。(小学三年生)
125/195

リコーダーを練習します!

 音楽室にて音楽の授業中。

 今日からソプラノリコーダーで新しい曲を練習しています。

 皆がバラバラに練習しているので、自分自身の奏でる音だけに集中しなければなりません。


「千佳ちゃん、ここってレやんな?」

「うん、そうだよ。でもさっきから思ってたけどここの音間違ってるよ」

「気付いてるんやったらはよ言ってや!?」

「あ、愛も思ってたよ」

「はよ言ってや!?」


 愛ちゃんと暖かく見守らせていただきました。


「でもやっぱ千佳ちゃんも愛ちゃんも上手いなぁ。ピアノやってるからやろか?」

「うーん、私や愛ちゃんはピアノのお陰で音感は良いと思うよ。でも管楽器だし、勝手は全然違うけどね」

「千佳ちゃんの言う通りだよ。愛も直ぐピッチずれちゃうから」

「そのピッチがよー分からんのや……」


 ガックリと項垂れる湖月ちゃん。


「大丈夫だよ湖月ちゃん! 管楽器が出来なければ打楽器をすればいいんだよ!」

「いや、これ授業やからな? リコーダー必修やからな?」

「愛が思うに、多分肺活量が少ないんじゃないかな?」

「肺活量かぁ。どうやって増やすんやろ?」

「有酸素運動だよ!」

「何それ?」

「いやごめん、私もよく分かってない」

「なんでやねん!」


 この前テレビでやってたんだけど、あんまりしっかり見てなかったからなぁ。

 それに湖月ちゃんはチマチマしたのを嫌う、大雑把な性格だから苦手なのかもね。


「はぁ、練習あるのみかなぁ」

「よし。それじゃあ私達で合わせてみよう!」

「そうだね、愛達と一緒に練習しよ?」

「ありがとうな! 頑張るで!」

「じゃあいくよ? ワン、ツー、スリー」


 私のカウントから合わせ練習を始めます。

 因みに今やっている曲は四拍子ですが、私の息継ぎの為にフォーはカウントしていないのです!


「あ、間違えてもうた」

「大丈夫、もう一回やろ!」

「よし、次は間違えへんで!」

「あ、あの、わ、わたしも一緒に練習して、いいですか?」

「おっ、小豆ちゃん。いいよいいよ、練習しよ!」


 リコーダーを持って近付いてきた小豆ちゃんを入れて、四人で合わせます。


「あの、千佳ちゃん、私も……」

「私もいいですか!?」

「わっ、私もぉ!」

「おおっと、皆もいいよ!」


 そうして集まったクラスの女子全員で合わせます。

 先生も止めないので大丈夫でしょう。


「いくよー。ワン、ツー、スリー!」


 そしてクラス全員でタイミングを合わせて練習します。

 あれ? 男子も一緒に吹いてる?

 まぁ何はともあれ、湖月ちゃんも間違えずに吹き切りました!


「やったで~! 出来た!」

「うん、頑張ったね湖月ちゃん」

「千佳ちゃんと愛ちゃんのお陰やで!」

「いやいや、湖月ちゃんの力だよ」

「愛もそう思うよ」

「いやいや、これは二人の」

「いやいや」

「いやいや」


「……あ、あの、もう一度練習しても、いいですか?」


 小豆ちゃんのお声が掛かるまで、私達は譲り合い続けたのだった。

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