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TSカリスマライフ! 「女の子大好きな転生少女が送る、百合ハーレムな日常コメディ」  作者: 恒石涼平
(旧)第三章 千佳ちゃんファンクラブ、襲来。(小学三年生)
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体育でバスケットボール

 体育の授業がやってきました。

 本来であれば毎年恒例の運動会の練習が入るのですが、私たちのクラスには超短期留学生のマリーがいるので交流を兼ねたバスケットボールになりました。


 この学校はエスカレーター式で小、中、高が隣接して建てられています。

 ただ登校の混雑もあるので入り口は全く違う場所にあり、校舎も別棟になっています。

 大学のキャンパスのような感じですね!


「では千佳ちゃんチームとマリーちゃんチームの対戦を行います。怪我はしないようにね?」

「了解、柚梨ちゃん!」

「分かりマシタ!」


 其々五人ずつのチームで私の方には愛ちゃん、小動物少女な小豆ちゃん、そしてもう二人女の子を加えており、対するマリーのチームには湖月ちゃんの三人の女の子がいます。

 ゲームの開始であるジャンプボールには私と湖月ちゃんが出ます。


「ふっふっふ、千佳ちゃん。今日は負けへんで」

「あらら湖月ちゃん。やる気だね?」

「当たり前田のクラッカーや! マリーちゃんと一緒に下克上や!」

「げこくじょーダ!」

「受けて立つ! でも本気でやるからね!」


 団体戦だし、マリーは向こうでもバスケットボールをした事があるって言ってたから、手を抜く必要は無いよね。

 スポーツマンシップに則って、正々堂々勝負だ!


「それでは、試合開始!」


 柚梨ちゃんが合図と共に、小学生用の小さめなバスケットボールを上に投げます。

 そして私と湖月ちゃんは膝を曲げ、反動を付けてジャンプ!


「あっ! あそこにメグちゃんと花ちゃんがおる!」

「え、何処!?」

「貰いや!」

「スポーツマンシップは!?」


 ここには居ない天使たちを囮に使われ、ジャンプボールを取られてしまいました。

 くぅ、なんてえげつない行為をいとも容易く行うんだ!


「よっしゃ、マリーちゃん!」

「ハイ!」


 ボールは湖月ちゃんが弾き飛ばし、マリーへと繋がります。

 小柄な身体を活かした細かいドリブルでコートを駆け抜けていくマリー、しかしそうは問屋が卸しません。


「行かせません!」


 私たちの秘密兵器、小豆ちゃんが立ちはだかります。

 小動物系少女の小豆ちゃんですが、実は運動が得意という意外な一面の持ち主。

 マリーのドリブルを見切ってボールをカットしました。


「ワワッ!? 取られちゃいマシタ!」

「千佳ちゃん、パス!」


 小豆ちゃんからのパスを受け取り、私はドリブルをしながら悠々と歩いて行きます。


「カリスマ千佳ちゃんの実力、見せてあげるよ!」


 一気に駆け出し、マリーのチームメンバーの手をすり抜けて行く私。

 ゴール前のフリースローラインにて湖月ちゃんの一騎打ちです。


「ここは通さへんで千佳ちゃん!」

「ふふっ、湖月ちゃん」

「なんや?」

「別に通らなくても、いいんだよっ!!」


 そのままジャンプして最も高い位置でボールを手放す。

 昨日こっそりと、リビングのパソコンでバスケの動き方を調べていたのでバッチリです。

 後はハイスペックなこの身体で理想の動きをなぞれば。


「んなアホなっ!?」


 ボールはゴールに吸い込まれるように入り、殆どネットを揺らすことなく落ちていきました。

 私のカリスマは底無しだよ!


「ムムッ! 私たちも負けてられないデス!」

「くっ、こっから反撃や! いくでマリー!」

「ばっちこいデス!」


 マリーが私たちのゴールの方向へと走り、湖月ちゃんは振り被ります。

 しまった、速攻か!?

 まさかそんな作戦に出るとは、油断していた!

 そう思い私は全力で自分のコートへと帰って。


「あ、皆さん。本格的な試合では無いので、ジャンプボールからですよ」

「……せやったか?」

「……そうだったんデス?」

「もう! ちゃんと事前に言いましたからね!」


 ……いやまぁ、小学生の体育ならそんなものか。

 仕切り直しの後、私たちは熱い接戦を繰り広げるのですが、それはまた別のお話。

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