表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TSカリスマライフ! 「女の子大好きな転生少女が送る、百合ハーレムな日常コメディ」  作者: 恒石涼平
(旧)第三章 千佳ちゃんファンクラブ、襲来。(小学三年生)
118/195

千佳ちゃんの日本語教室

 放課後の教室、一番前の真ん中の席に座ったマリーを中心にファンクラブの皆が席に座っています。

 そして教卓にてファンクラブの子から借りた赤いフレームの眼鏡を着用し、職員室で借りた指し棒を持っている私。

 気分は生徒達の憧れな美人教師です。

 さぁ始めましょう!


「千佳ちゃんの、日本語教室始めまーす!」

「わー!!」

「ぱちぱちぱち!」

「楽しみデス!」


 ロシアから来た従姉妹のマリーちゃんは、片言で喋れるとは言っても完全ではありません。

 少し難しい言い回しであったり、マリーちゃんの疑問を解消しようという企画です!


「じゃあまずは敬語の重複から解消していきましょう! マリー、私にありがとうを伝えてみてくれる?」

「感謝、ですか? えっと、ありがとうございますデス」


 こういった風に、『ございます』と『です』という同じ丁寧語が重なってしまっています。

 意味は通じるのでこれでも大丈夫なのですが、折角なので綺麗な日本語を喋れるようになって欲しいのです。

 そうすれば、マリーが日本に一杯遊びに来てくれると思うので。


「ございマス、まででいいノ?」

「そうやで」

「そうヤデ?」

「はい湖月ちゃん、こんがらがるから一旦ストップしとこうか。マリーはそんな感じでいいからね」

「分かりましたデス!」

「マリー先輩。そこは分かりました、まででいいんですよ」

「ナルホド! 分かりマシタ!」

「グッド! 完璧だよマリー!」


 桃ちゃんの手助けもあり、コツは掴んでもらえたと思います。

 腕をマリーに突き出し、親指を立ててウィンクすることで分かりやすいようにボディーランゲージも加えていくよ!

 それでは次行ってみましょう!


「では、次は先生等の目上の人に対する言葉の使い方を学びましょう」

「メウエ?」

「……自分より上の立場の人のこと」

「立場……ナルホド! お母さんにもデスカ?」

「ううんー、親しい人とはー普通に喋った方が距離が近くなっていいよー」

「ホウホウ! じゃあリリやリンファにも普通で喋りマス!」

「……ぐっど」

「ありがとー」


 莉里ちゃんとリンファ先輩の手助けによって、目上の人という言葉は解決ようです。

 さり気なく私の真似でウィンクをする莉里ちゃんに心を奪われながらも、早速使い方を教えていきます。


「ちゃんと使えないと嫌に思われたりするから直ぐじゃなくていいけど、しっかりと覚えてね!」

「分かりマシタ!」

「では学校でよくあるシリーズいくよ! リピートアフタミー『失礼いたします。三年二組のマリー・チャイコフスキーです。九重先生はいらっしゃいますか?』」

「失礼いたしマス! 三年二組のマリー・チャイコフスキー、デス! ココノエ先生はいらっしゃいマスカ?」

「ばっちり! マリー凄い!」

「マリーちゃん、チャイコフスキーって苗字やったんやな……」

「マリーお姉ちゃん、かっこいい!」

「マリーねぇ、かっこいー!」


 結構長めの文章だったけど、一つも間違えずに言い切りました。

 この子、意外に秀才なようです。

 チャイコフスキーというと音楽家が思い浮かびますが、もしかすると血を辿れば繋がっていたりして……?


 あ、花ちゃんはマリーねぇと呼ぶことに決まったみたいです。


「グッド! これならもっと難しいの」

「なぁなぁ、千佳ちゃん」

「……何かな? 湖月ちゃん」

「さっきからグッドって言っとるけどな、マリーちゃんはロシア出身やで」

「……あ」


 そして何事も無かったように日本語教室は進みましたが、グッドが出ることはありませんでした。

 ……とりあえず帰ったら、リビングでパソコンを使ってロシア語を勉強しよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ