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TSカリスマライフ! 「女の子大好きな転生少女が送る、百合ハーレムな日常コメディ」  作者: 恒石涼平
(旧)第三章 千佳ちゃんファンクラブ、襲来。(小学三年生)
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真っ赤な柚梨ちゃんと冴え渡れツッコミ

「み、皆さん、おひさっ、お久しぶり、です」

「大丈夫ですか? 柚梨ちゃん」

「だだだだだ、だっだっだ、大丈夫です。ええ、だだいじょうぶですとも」

「あかん壊れとるで。斜め四十五度で叩いたら直るか?」

「止めとこうよ湖月ちゃん。千佳ちゃんがなんとかしてくれるよ」


 九月に入り夏休みが終わって、新学期が始まりました。

 祭りの後は柚梨ちゃんに会わなかったわけですが、私たちの方をチラチラと見ながら混乱している様子を見ると、泥酔していたときのことは覚えているみたいです。


「そそ、それではみなしゃん、宿題を置いていってくだしゃい」

「えっと、湖月ちゃん。愛ちゃん。私この柚梨ちゃん修理してくるから、宿題提出の方纏めておいて」

「任しとき!」

「分かったよ。柚梨ちゃんをよろしくね」

「うん。それじゃあ柚梨ちゃん、ちょっと廊下へ」

「は、はいっ!!」


 軍隊並みの敬礼と返事をして、私の後ろをキビキビという動きをしながらついてきます。

 とは言っても授業時間中なので、教室の扉を出た所でお話しましょう。


「えっと柚梨ちゃん。祭りのときのこと、覚えてるの?」

「ごごごごご、ごめんなさいいいいい!!」


 覚えてるみたいです。




「うん、確り覚えてるみたいだね。それに反省してると」

「は、はい。本当にご迷惑お掛けしました。あんな姿、千佳ちゃんに見られたくなかったのに……うぅ」


「酔ってる柚梨ちゃんも可愛かったよ?」

「はうっ!?」


「まぁちょっと絡み方が面倒だったけど」

「ぐふっ!?」


「しっかりとした大人なんだし、ちょっとは羽目を外さないとね?」

「ぐばぁ!?」


「聞いた所によると、いつもめぐるさんと飲むときはベロベロに酔うんだって? お酒を飲むのはいいけど、飲まれたら駄目だよ。柚梨ちゃん可愛いんだから、そんな所に男でも寄ってきたら危ないでしょ!」

「ごめんなざぁい!!」


 廊下で小学生に土下座する先生の図が出来上がり、流石に誰かに見られるとまず……あ、騒ぎに反応して皆教室から顔を覗かせてる。

 ほら柚梨ちゃん、学年主任の先生が厳しい目で見てるよ。


「とりあえずお酒は抑えて飲むこと! 分かった?」

「はい! 九重柚梨、お酒はもう飲みません!!」

「分かってない!? 別に飲むのは構わないからね!?」


 折角の大人の嗜みなので、お酒を飲むことは問題ありません。

 酒は飲んでも飲まれるな、焼肉焼いても家焼くな。

 今度めぐるさんにも柚梨ちゃんが一杯飲まないように言っておかないと。


「だから柚梨ちゃん、もう顔を上げて」

「いやぁ……恥ずかしいよぉ……」

「また幼児化してる!? いやあの学年主任の先生、違うんです。これはあれで、あれがあれなんです」


 どうにか皆を誤魔化して、柚梨ちゃんを復活させて、漸く授業を再開です。


「えっと、皆さんすみませんでした。では次は体育館に移動ですので、列に並んでください」

「始業式やー!」


 顔を真っ赤にした柚梨ちゃんに先導され、全校生徒が集まる体育館へ。

 校長先生のお話の次に、柚梨ちゃんが登壇しました。

 顔が赤いけど、それは緊張で? それともまだ尾を引いてるの?


「三年生担当の九重です。全校生徒というわけではありませんが、千佳ちゃんファンクラブの皆さんにここでお話させていただきます」


 何それ!? 聞いてないよ!?


「えー、夏休みを通して千佳ちゃんプロマイドが三十枚ほど追加されました。後、来年用の千佳ちゃんカレンダーも入荷しています」

「カレンダー作ったの!?」

「千佳ちゃん、しーやで」

「そうだよ千佳ちゃん。お口チャックだよ」

「私関係者だよね!? 当事者だよね!?」

「また、千佳ちゃんファンクラブ大人の会が発足しましたので、ファンクラブの皆さんはプリントをお母さんに見せてください。以上です」

「大人の会!? まだ午前中なのにツッコミが追いつかないよ!!」


 こうして始業式は終わりました。

 ちょっと私は柚梨ちゃんにお話があるので行ってきます。

 ふふふ、柚梨ちゃん。お話しましょ?

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