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TSカリスマライフ! 「女の子大好きな転生少女が送る、百合ハーレムな日常コメディ」  作者: 恒石涼平
(旧)第三章 千佳ちゃんファンクラブ、襲来。(小学三年生)
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皆で一緒にお泊り会!~おやすみの部~

 私とメグちゃんの部屋は、よく花ちゃんも一緒に寝られるくらいのベッドが置いてあります。

 そして床にはカーペットが引いてあり、折り畳みの大きめな丸机が置いてあります。

 メグちゃんが一緒に勉強したいと言い張って、私もメグちゃんも勉強机は買ってもらっていません。

 なのでこの丸机で一緒に宿題をしたり、遊んだりするのです。

 まぁ、基本的にはリビングでやるんですけどね。


「おー。千佳ちゃんたちの部屋は綺麗だねー」


 リンファ先輩はピンク色のモコモコしたパジャマを着て、初めて案内した私たちの部屋を見渡します。


「本日のベッドメイクはメグちゃんがいたしました」

「えっへん!」

「ありがとうね、メグちゃん」


 私がメグちゃんの功績を称えると、オレンジ色で複数のフリルが付けられたパジャマを着た愛ちゃんが撫でてあげています。

 私には及びませんが、メグちゃんと花ちゃんは愛ちゃんのナデナデも好きなようです。

 桃ちゃんは真面目な性格もあり、ツンデレの気質があるのであまり撫でさせてはくれません。

 皆が一斉にナデナデを要求するときや、二人きりで他に誰も見てないときは一杯甘えてくれるんですけどね!


「うちは何処で寝ればええんやろ?」

「湖月ちゃん一緒に寝るー?」


 湖月ちゃんは青と白のチェック柄なパジャマを着て、水色のブカブカなシャツをパジャマとして愛用している花ちゃんが抱きついています。

 くっ、私の妹が取られたような気分ですが、今日は譲ってあげます!


「……桃は私の隣」

「えっと、ベッドは使うんでしょうか?」

「あ、ベッドは今日は無しで。皆で川の字に寝るよ!」

「……八人の川の字とは」


 揚げ足を取る莉里ちゃんは灰色の薄い生地で出来たスモックで、我らの頭脳である桃ちゃんは莉里ちゃんの色違いで薄い桃色。


「お姉ちゃん」

「ん、どうしたのメグちゃん」

「今日は花ちゃんと桃ちゃんと寝ていい?」

「……うん、いいよ」


 本当はちょっぴり悲しいけれど、可愛い妹のお願いだから聞いちゃう!

 私が肯定すると、メグちゃんは朝の日差しのような明るい笑顔で喜んでくれます。

 うんうん、喜んでくれて私も嬉しいよ。




 結局順番は左から、リンファ先輩、愛ちゃん、私、莉里ちゃん、桃ちゃん、メグちゃん、花ちゃん、そして端っこに湖月ちゃんです。

 全員で布団に潜り込みますが、まだまだ夜は終わりません。


「ねぇねぇ、皆もう寝た?」

「いや千佳ちゃん、今布団入ったばっかやで」

「ねぇねぇ、コイバナしよ」

「せやったら千佳ちゃんからしてみぃや、女の子が大好きな千佳ちゃん」

「校内放送のことは忘れてよぉ!!」


 くっ、湖月ちゃんめ。

 私から距離が離れているのをいいことに、好き勝手言ってるな!


「愛ちゃんは暖かいねー」

「り、リンファ先輩っ! ひゃっ、変なとこっ」

「ちょっと待って!? 私の横で何してるの!?」


 寝返りを打って愛ちゃんの方を向くと、愛ちゃんの後ろから抱きつくリンファ先輩の図。

 うむ、百合百合しくて素晴らしいですな。


「じゃあ私も愛ちゃんで暖かくなろーっと!」

「ちょ、ちょっと千佳ちゃんまで!」

「なんや向こう楽しそうやなぁ」

「じゃあこっちも楽しくなればいいんだよ!メグちゃんギュ―っ!!」


 私たちがじゃれ合っていると、花ちゃんを皮切りに向こうでもじゃれ合いが始まります。


「桃ちゃんも!」

「ちょ、ちょっと恵!? ひゃんっ!」

「……私も桃に、ひしっ」

「姉さんもっ!」


 むぅ、あっちも盛り上がってるみたいだね。

 こっちだって負けないよ!


「愛ちゃんこしょこしょ~」

「あひっ、あは、ははははっ、ち、千佳ちゃん、やめっ、ひひっ!」

「千佳ちゃんいいねー、私もやるよー」

「リンファ先輩は脇をお願いします! 私はぐへへ、お胸をいただき」

「もうっ!!」

「ふべらっ!?」


 ちょ、調子に乗りすぎてはたかれてしまいました。

 い、いいビンタ持ってるじゃないか……。


「そうだー、他の皆も抱きついてみるー」


 私がノックダウンしている間に、リンファ先輩が突然立ち上がりました。

 モフモフパジャマの袖を捲り上げながら、やる気満々なご様子です。

 あ、部屋は真っ暗じゃなくて、豆電球を点けています。

 メグちゃんが暗いの怖いからね! わ、私が怖いだけじゃないからね!


「……んんっ!?」

「姉さん!?」

「莉里ちゃんは柔らかいねー」

「私も揉みたいですリンファ先生!」

「うん千佳ちゃん、黙ろうな。愛ちゃんもう一発入れといて」

「分かったよ」

「ちょまっ、ふべっ!!」


 ず、ずるいじゃないか、私だって莉里ちゃんの柔らかさを堪能したいんだもの。


「うひゃっ!? り、リンファ先輩ぃ!」

「……もうお嫁にいけない」

「あかん、近付いてきよる。一年生たちがやられてまう!」

「そう言いながら私たちの方に逃げてくる湖月ちゃん、割かしゲスいよね」

「言わんとってや愛ちゃん。我が身が大事や」

「リンファ先輩くすぐったーい!」

「……桃、大丈夫?」

「はぁはぁ、だ、大丈夫です。姉さん」

「本当だ、リンファ先輩暖かい! お姉ちゃんとはまた違うね!」


 リンファ先輩の被害者が増えていく中、残った生存者は私とゲスな湖月ちゃんのみ。

 私の妹さえも餌食になってしまい、やられた皆もゾンビになったかのように私たちを捕らえようとしてきます。


「ねぇねもリンファ先輩にこしょこしょされちゃえ!」

「……私たちだけなんてずるい」

「ふふふ、先輩方もリンファ先輩に揉まれましょう」


 私たちの部屋の中、逃げ道なんてありません。

 湖月ちゃんと抱き合って、襲い来る皆に囲まれてブルブル震えます。

 絶体絶命の危機、二人で助け合ってこの状況を……。


「こ、湖月ちゃん、お先どうぞ?」

「ちょっとうちトイレに……」

「に、逃がさないよ!」

「離して! うちは嫌やぁ!」


 いや、押し付け合っています。

 きっとどちらに押し付けても、最終的には餌食になると思うのですが、しかし私たちは止めません。

 だって、暴走したリンファ先輩に弄ばれた皆は、目のハイライトが消えてるんだもの!!


「うふふー、二人一緒でいくよー?」

「二人一緒もいけるの!?」

「あかん、たすけ」

「うふふふふー」

「ふにゃあああああああ!?」

「あかんってぇええええ!? んあっ、ひゃああ!?」


 私と湖月ちゃんは、リンファ先輩の手によって滅茶苦茶に撫で回されました。

 小学生らしからぬ手付きと絶妙な母性によって、私たちは笑いの渦に巻き込まれました。

 うむ、リンファよ。

 ゴッドハンドの称号を、お主に譲ろう。


 そしていつの間にか最初に並んだ順番なんて関係なく、皆で揉みくちゃになりながら眠りにつきました。

 後日、お母さんが私たちの寝ている間の写真を撮ってくれており、それぞれのアルバムにまた一枚思い出が追加されるのでした。

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