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弟が作った世界でハーレム人生   作者: 永遠の28さい
◆第二章◆ 失声の銀狼少女
22/126

3 傷治療


 事件は早朝に発生した。


 突然、鐘の音が鳴り響き、俺は起こされた。


 「な、なんだ!?」


 俺は辺りを見回す。サラが戦闘用の防具を一式抱えて走ってきた。


 「この鐘は襲撃の合図です!おそらく港の方で何かがあったかと!」


 俺は、服を着換えてサラを抱え上げた。いちいち階段を下りていくのは面倒だ。

 メニューを開き、昨日覚えたスキルをセットする。



 ≪気脈使い≫



 風の流れが見え、その流れを自由に操作できるらしい。

 俺はサラを抱えて窓から飛び降りた。


 「へ?……ぎぃゃぁぁああああ!」


 俺は気流を見て、流れに沿って足を運んでいく。気流の上に足が掛かり、地面に激突することなく、坂道を下るかのように空中を駆け下りていった。


 そのままの勢いで街中を走り抜け、港へ向かう。


 「ご、ごしゅじんざま!お、おろじでぐだざい!」


 サラは俺に抱え上げられ、空中散歩をし、街中を猛速度で走られ、涙目で声が上ずっている。

 俺はそれを無視して、全速力を続けた。サラの天然にかまってる場合じゃない。俺の直感がそう言っている。≪仰俯角監視≫で港のほうを視る。既に人が集まっている。

 サラは途中から無言になった。好都合だ。俺はそのまま港まで突っ走った。




 港は騒然としていた。



 船着き場が見えるところまで来た俺は肩に担いでいたサラを下ろす。


 サラは失神していた。


 仕方なくもう一度方に担ぎ、人波をかき分けて船着き場に進む。



 船着き場にはフェンダーとラッドが既に到着しており、海の上の敵と対峙している。


 中型の船と小型の船多数が港を占拠し、中型船の船上で褐色の肌の男が槍を構えて立っていた。槍の穂先には人の首が乗せられている。

 小型の船には帆柱に人が括りつけられている。恐らく奪われた人質だろう。全身に何かが巻きつけられている。


 「ヴァルドナの住民よ!」


 大きな声が港中に響き渡る。褐色の男が叫んでいた。


 「俺の名は、ポルーク!エウグ海賊団の長をやっている!この小船に括りつけてるのはこの間奪った奴隷たちだ!用済みになったんで返してやるよ!」

 小船に乗っていた海賊たちは次々と海に飛び込み、泳いで中型船に移動していく。



 何が始まるんだ?



 小船には、帆柱にぐるぐる巻きにされた人が取り残されている。

 中型船は褐色の男ポルークが穂先についた生首を槍をブンと振って港に投げ入れた。ラッドの足元に生首が転がる。

 ラッドはその首を一瞥し歯ぎしりをする。


 「…俺の部下だ。昨日の夜、小島に潜入させた斥候部隊だ。」


 声のした方を見ると、いつのまにかマグナールが俺の隣に立っていた。両手持ちの戦斧を抱え、恨めしそうに首を見ている。はちきれんばかりの腕は小刻みに震わせている。 俺の≪気配察知≫でも見つからなかった奴らを全滅させているってことか…。


 「昨晩はなかなか楽しめたぜ!次はもっと骨のある奴をよこしな!」


 ポルークはゲハゲハと品のない笑い声をあげて槍をブンブン振り回した。


 「おのれ!」


 マグナールが抑えきれずに飛び出そうとした。俺は慌ててマグナールの腕を掴む。


 「お待ちください、マグナール様。」


 いつの間にかサラが目を覚ましており、青ざめた表情でいる。


 「あの男は挑発しています。そしてあの小船に囚われた人たち…。明らかに罠を張っています。」


 真剣モードのサラは視野が広い。マグナールは歯ぎしりをしながらもその場にとどまった。


 「なんだぁ?誰もかかってこないのかぁ?せっかく集めた大軍だが腰抜けばかりだなぁ!まぁ借りたものを返しに来ただけだし。」


 ポルークは踵を返し、船の中に消えていった。







 海賊船が港から去ったあと、何人かの兵士が海に飛び込み、小船に向かっていく。俺はその様子を≪遠視≫で確認した。


 何かおかしい。


 俺は注意深く小船の様子を見る。柱に括りつけられた女性は、何かに怯えガタガタと震えている。口の中にチューブのようなものを入れられそれが足元にある箱に繋がっている。


 なんだ、あの箱は?


 兵士の一人が小船にたどり着き、女性を助け出そうとした。女性が咥えているチューブをはずし、意識確認をする。


 「大丈夫か!?」


 次の瞬間、箱が爆発を起こした。


 ボフッ!という空気が破裂するような音と共に、女性と兵士の体が舞いあがる。下半身は既に爆発で四散しており、上半身だけが宙を飛びやがて海の中に吸い込まれた。


 「キィャァァアアア!!!」


 隣の小船に括りつけられていた女性が悲鳴を上げた。その瞬間さっきと同じ空気が破裂する音がして、上半身だけが舞いあがった。


 「戻れ!音に反応して爆発するぞ!」


 俺は思わず叫び、助けに向かっていた兵士たちはその場から動けなくなった。


 なんて奴らだ!人間爆弾かよ!


 「おい、お前ら!今のを見ただろう!絶対に声を出すな!音をたてるな!」


 俺は船の上の彼女たちに向かって叫ぶ。伝わったかどうかわからないが、そんなことかまってられない。


 「サラ!俺と来い!」


 そう言って海に飛び込む。サラも俺を追いかける。一番近い小船に近づき船の上の女性に声を掛ける。


 「必ず助ける。だから声を出さないでおくれよ。」


 女性はコクコクと肯く。静かに船に上がり箱を開ける。フーフーという荒い息が聞こえた見上げると柱に括りつけられた女性が目を血走らせて荒い息をしている。

 まずい!極度の緊張で過呼吸状態だ!落ち着いてくれ!

 サラが不安そうにこっちを見ていた。いつの間にかマリンさんも来ている。俺は船から離れるように手で合図したが、離れようとしない。女性の息はだんだん荒くなっていく。


 万事休すだ…。


 「エルバード様…」


 落ち着いた声が聞こえた。見るとマグナールの奴隷、エイミーが船に近づいていた。

 エイミーは俺の腕にそっと触れる。


 “緊急事態と判断いたします。あなた様に触れることをお許しください。”


 直接脳にエイミーの声が聞こえた。なんだこれは?


 “これは私のスキル≪念話≫です。これであれば音が出ることはありません。私がこのスキルで直接彼女たちに触れて会話し、落ち着かせます。”


 “だが、危険だぞ。いいのか?”


 “ひとつ質問がございます。小船に乗った彼女らは全て主なしの奴隷です。爆発し命を失ったとしても誰も悲しみません。なのに、あなた様は何故危険を冒して助けようとなさるのですが?”


 “例えいかなる身分であっても命の重さは変わらない。それが俺の考え方だ。奴隷かどうかは関係ない!”


 俺の即答にエイミーは目をパチクリさせる。だが満足したようだ。俺から手を放し、船の上に乗って括られた女性に触れる。

 フーフーと興奮気味だった女性は徐々に落ち着きを取り戻していく。俺は、足元の爆弾解除を再開した。

 こんなとこで、基盤作成の知識が活かされるとは思わなかった。俺は、導線を一つ一つ追って流れを把握し、音声探知している場所を探す。箱の内側に小箱があり、音をたてないように慎重に開けると中から接触器が見つかった。それを指で捻じ曲げ反応しても接触しないようにする。


 「解除した!サラ、マリン!彼女を港の方へ!俺とエイミーは次の船へ!」


 手短に指示し、俺は次の小船へと移動する。サラとマリンは帆柱から女性を助け出し、泳いで港まで運んだ。


 次の船も同じ手順でエイミーが女性を落ち着かせ、俺が爆弾を解除する。


 次の船に取り掛かる。だが、船上の女性は気が触れる寸前のようだ。焦点の合わない目で俺とエイミーを見つめ、


 「うがぁあああ…!」


 意味不明の言葉を発した。次の瞬間、足元の箱が爆発する。俺は咄嗟にエイミーを庇う。背中に吹き飛んだ木片が突き刺さる。


 「大丈夫か!」


 俺は痛みを堪え、声を掛ける。驚いた表情をしたエイミーだったがコクンと肯く。

 俺は木片を背中に突き刺したまま、次の船へと移動していく。命を落とした子に悲しんでいる余裕はない。


 ひとつずつ爆弾を解除する作業が続く。誰も手伝うことは出来ず、ただ黙々と進める俺たちを岸から見守っていた。


 15艘あった小船は最後の1艘になった。

 これまで、14艘中8艘解除に成功し、6艘は解除前に爆発四散してしまっていた。…あと一つ!

 俺は最後の船に近づいた。柱に括りつけられた女性は頭からすっぽりと外套をかぶっており、その表情がうかがいしれない。落ち着いてくれていることを願う。

 俺はエイミーに無言で合図した。エイミーは船に上がり彼女に触れる。顔を覗き込んで驚いた表情をみせたが、直ぐに落ち着きを取り戻す。

 俺は同じ手順で接触器を破壊し巻きついた紐を外していく。そして、彼女を抱え上げ海に飛び込む。エイミーがそれに続く。

 岸までたどり着いた俺は外套の彼女をサラに引き渡して海から上がる。そして、俺を手伝ってくれたエイミーに手を伸ばし、引き上げる。


 「マグナール!船の処理を任せてよいか!」


 マグナールは部下に指示を出し始めた。ようやくこちらの部隊が恐慌状態から脱し活動し始める。

 俺はサラとマリンがいるところに駆け寄る。6人の女性が心身虚脱した状態で横たわっている。


 「ククル!」


 「は、はい!」


 呼ばれたククルは慌てて駆け寄ってくる。俺はククルに金貨を投げてよこす。


 「彼女たちの治療をしたい。【宝瓶宮】の一室を貸してくれ!」


 ククルは咄嗟のことで何が何だかまだ把握できていないようだ。


 「ククル!私の馬車を使え!」


 遠くでヘリヤの叫ぶ声が聞こえた。ククルはその声で我に返り、慌てて馬車のほうへ走り出す。

 俺は、横たわる女性を担いでククルの後を追った。


 海賊団との戦闘は最悪な状態で一応の終息となった。今回の戦闘には勝ち負けはない。

 だが、こちら側に与えられた精神的なダメージは深刻だ。目の前で人が殺されるところを見せ付けられたのだ。気の弱い奴ならあれだけで心を折られている。海賊団の目的はおそらくそれだろう。これで、この先の戦闘でちょっとでも問題が出ればこっちの兵士たちは直ぐに恐慌状態に陥ってしまうだろう。


 奴らは俺たちに恐怖を植え付けることに成功したんだ。






 宿の一室を借り、床に毛布を敷き詰め彼女たちを寝かせる。だが、9人の女性たちは全員体をガタガタと震わせ、目の焦点が合っていない状況だった。その理由が俺たちにはわからず、ひとまず皆で汗を拭きとってやる。だが、体の震えは止まらなかった。

 心身喪失状態。このままでは、体力をどんどん奪われていく。



 「エルバード殿、さっそく大活躍となったねぇ。」


 部屋の扉が開き、ナヴィス殿がゆっくりとした足取りで部屋に入ってきた。


 「だが、奴隷たちを命がけで助けるとは思わなんだ。」


 俺の前まで来たナヴィス殿は、微笑んでいる。


 「君は、私が期待した以上の男かもしれないよ。」


 そう言って、彼女たちの前まで行き、杖をベスタに渡し、手袋を外した。


 「彼女たちは全員奴隷だ。ここからは私の領分だ。エルバード殿、見ていなさい。これが奴隷商人としての力だ。」


 そう言って、ナヴィス殿は手をかざす。ナヴィス殿手に反応し、首輪が音もなく崩れていく。



 「≪強制催眠≫を使って状態異常を緩和させ、心を落ちかせれば、治療もできるでしょう。しかし、≪強制催眠≫は悪事を防止する目的で奴隷には効かないようになっているのです。このため、≪強制解放≫を使って一時的に奴隷を解放します。」


 そう言って次々と首輪を破壊していく。続いて≪強制催眠≫を掛けて落ち着かせていく。≪強制催眠≫を受けた女性は全身の震えが止まり静かに息をし出した。


 だが9人目の外套の子にスキルを掛けようとしたとき、サラが彼女の前に立ちはだかった。


 「何の真似だ、サラ?」


 ナヴィス殿は、やや低い声でサラに問い正す。


 「グランマスター。この子には≪強制催眠≫かけないでください。お願いします!」


 サラは真剣な表情でナヴィス殿に立ちはだかる。ナヴィス殿は無言でそれを見ている。


 「…その子は、獣人か?」


 何!?どういう意味だ!?


 「…はい。」


 弱々しく肯くサラ。ナヴィス殿はかざした手を下ろし、外套の彼女に近づく。サラは不安そうにナヴィスの行動を目で追っている。

 ナヴィスは無言で彼女のフードを取り払った。


 「う…!!」


 落ち着いていたナヴィス殿でさえうめき声を上げた。

 おおよそ人の顔とは思えぬほどのただれた顔がそこにあったのだ。




 彼女の顔は、酷いありさまだ。おそらくやけどだろう。ナヴィス殿は恐る恐る彼女の顔に触れる。それから髪に触れた。

 彼女の頭の上には大きくふさふさした犬耳があった。通常の俺なら、狂喜していたであろう。だがそれを全て帳消しにしてしまうようなむごたらしい顔の傷…。


 「最近負ったものではないね。いつごろの傷だ?」

 ナヴィス殿はやさしく声を掛ける。


 「…この子は、喋れません。」


 サラは、涙目になりながら彼女に代わって答えた。さすがのナヴィス殿も何も言うことができない。だが、ナヴィス殿は、別の質問をかける。


 「≪強制催眠≫を獣人にかけると、獣人の本能を呼び覚ましてしまい、君は自分の意思に関係なく大暴れしてしまう。…そうなれば、我々は君を殺すしかないのだが、≪強制催眠≫を掛けなければ自力で心を落ち着かせなければならないができるか?」


 「サラが付き添います!」


 サラが彼女の手を取る。その瞬間ナヴィス殿が目を見開いた。


 「サラ!自分が奴隷であることを忘れたか!増長するな!」


 ナヴィス殿の叱責が飛ぶ。それでもサラは彼女の手を放さなかった。そしてチラッと俺を見た。



 ……サラらしい俺へのおねだりだ。



 しょうがない、相手はナヴィス殿だ。生半可な対応はご機嫌を損ねてしまうだろう。


 俺は腹を括った。


 「あー…。ククルちゃん、扉を閉めて。ベスタさんカーテンを全部閉めて。」


 俺は外から部屋を覗かれないようにする。


「えと…ナヴィス殿、今から見るものは他言無用でお願いします。ククルちゃんも、ベスタさんもマリンさんもエイミーも。」


 俺は一人ずつ念押しする。チラッとナヴィス殿を見たが、非常に嬉しそうな顔をしている。


 いい趣味してやがる。この状況で、俺の秘密が見れることがそんなにうれしいか。


 「…サラ、我が儘言った罰で後でおしりぺんぺんだからな。」


 「……ごべんださい。」


 俺は外套の彼女の手を取った。


 心身に異常をきたしているのであれば、それを取り除くスキルを使えばよい。その後に体力を回復させるスキルを使えばよい。


 俺は≪心身回復≫を使った。そして≪体力回復≫を使う。

 彼女は血色を取り戻し、完全に落ち着きを取り戻した。


 ベスタはナヴィス殿から預かっていた杖を落とす。ナヴィス殿は、涎垂れ流しの状態まで口をあんぐり開けている。ククルは何度も目を擦っている。マリンはサラにしがみ付いている。エイミーは白目になっていた。


 …やっぱり。回復系のスキルを使える奴なんていないんだろうな。そもそもそんなスキルがあることすら知らないかもしれない。


 そして…ここからが問題だ。


 「サラ、前に怪我をした時の事覚えてる?」


 突然の質問にサラは驚いた表情を見せたが、すぐにその意図に気づく。相変わらず聡い。


 「あ、あれはひどい痛みを伴いました。彼女にあれを行うのですか?」


 「もちろん、彼女の意思を確認してからだ。」


 俺は彼女の正面に立つ。外套の彼女は顔を見られないように俯く。


 「俺は君の顔の怪我を治すことができる。でも、それはかなりの激痛を伴う。それでも治したいと思うか?」


 俺の質問は、聞かれた本人だけでなく、周りにいたナヴィス殿たちも驚かせた。


 「ま、待てエルバード殿!傷を治すって!?」


 ナヴィス殿は今までの雰囲気とは異なり、完全に慌てふためいている。


 「ええ、前にサラに試してみたんですがね、傷は治るんですが激しい痛みを伴うんですよ。しかもひどい傷ほど痛みが大きくなるようで。彼女の場合ものた打ち回るほどの激痛があるはずです。」


 俺は出来るだけ軽い口調で説明して、外套の彼女をもう一度見る。


 「どうする?」


 彼女は、考え込んでいたが、ゆっくりと俺の手を取った。


 「受けるそうです。」


 後ろから、エイミーが答える。≪念話≫か。


 「わかった。え~と…。」


 「彼女の名前は“フォン”と言います。」


 後ろからまたエイミーが答える。ありがとう。


 「じゃ、フォン。君の顔を元通りにしよう。だけどさっきも言った通り、かなりの痛みを伴う。それは俺にはどうすることもできない。」


 フォンはゆっくりと肯く。


 「それから、痛みで暴れないように全員で君を押さえつける。いいね?」


 もう一度フォンは肯く。


 サラとエイミーがフォンにしがみ付いた。マリンとベスタをその周りからしがみ付かせる。


 「フォン、いくぞ。」


 俺の言葉にフォンは静かに頷いた。


 「…≪傷治療≫!」



実描写はすごくグロいんだけど、あまりグロくない文章を考えるのに悩みました。言葉をしらない作者はこういうところで苦しみます。


次回はフォンが主人公の奴隷として行動を共にいたします。

彼女は二章のヒロインなのでうまく彼女の性格が皆様に伝わればいいなと思います。


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