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84話 天使侵略5日目3


 「うーん……まさか参戦すらできないとは……」


 ゲート開けて早速乗り込むぞ!って息巻いたのにまさかの門前払い……そこそこ耐性持ってたはずなのに昏倒するとは思わなかったな~。


 フレンド欄を見たらガリルだけ参戦してるみたいだし、これじゃガリルにおんぶ抱っこの役立たずになっちゃう。


 「なんかいいアイテム作ってなかったかな~」


 久々にストレージを漁る。おお、出るわ出るわ大量の素材と失敗作が。


 なになに、『ヤバイオクスリ』……幻覚作用と快感作用?なんでこんなの作ったの私。


 次は、『暗視の目隠し』……暗視できるようになるけど目が塞がれる?なんでこんなの(略)


 次、『真理の目薬』……視覚が正常になるが眠れなくなる?まあ使えるか?


 次、『賢者の時間』……快感作用を感じなくなるが身体機能が30%低下する?これいつ作った?


 次、『魔法のメガネ』……透視(センシティブロック付き)できるようになるけどダサい?なんで(略)


 これくらいかな、役立ちそうなのは。幻覚の耐性上げに『ヤバイオクスリ』を使う……じゃあ間に合わないか。


 幻覚無効なら『真理の目薬』か。デメリット地味に嫌だなぁ。でもこれが一番いいかも。というか私の作ったアイテム……これ絶対どうじn……やめよう。


 ええーい!もうアイテム適当に探したらいいものあるでしょ!


 てっててーん!(ドラ〇もん風)超強力バキューム!


 てっててーん!よく分からないブラックホール的なナニか!


 ん!?これもしかしたら行けるんじゃ!?久しぶりの錬金壺!


 「突っ込んじゃえーー!」


 ポンッ!!


 《【スペースバキューム】が完成しました》


 アッハハハハハハハッ!!もういっそ吸いとればよくね?(脳死)


 「こうなりゃヤケだーッ!どんどん突っ込めーー!アハハハハハハ!」


 《スペースバキューム、謎の触手、藁人形が投入されました。錬成を開始します……ガガッ……ガーピーッ!!ガガガガガガガ……ザザッザザザー!……………………ポンッ!》


 《【ス●$スイー%”】が完成しました》


 「アハハハハハハ!おりゃあっ!」


 《ス●$スイー%”、ヤバイオクスリ、賢者の時間、リビングデッドが投入されました。錬成を開始します……ガガガガガガガガガガッ!!ギャギャギャギャギャッ!!ボボボボンッ!!……………………ポンッ!!》


 《【得体の知れないナニか】が完成しました】》


 さあ、なんでこうなったか分からない物体をヤケクソで天界に投げ込んでやる!多分上手く幻覚の原因を何とかできるでしょ!


 「行ってこーい!わっせろーい!」


 「ヴァアアアアアアアア!」


         ※


 サナが狂ったように笑いながら錬成をしていることを目覚めたメンバーは身を寄せ合いながら震えていた。


 目が覚めると目の前には謎の掃除機とダークマターのような物体を持ったサナが居たのだ。驚く間もなくサナがおもむろに錬成を始めると何やら禍々しい掃除機へと生まれ変わっていた。


 そこから更に謎のアイテムを次々放り入れ、挙句の果てにはアンデッドまで放り込んだのだ。そして完成したのはとにかく謎だらけの生物。最早掃除機の面影はなく、呻き声を上げるソレはただただおぞましかった。


 そしてソレをサナはむんずと掴むと『どっせーい』という掛け声に合わせて放り込んでしまった。


 「ななななななななななな何ですかアレッ!!何ですかあれぇっ!?」


 「サナは実は高位の呪術師?死霊術師?何なのさアレは……?」


 「錬金術?あれが?え?錬金術?」


 「精霊が命乞いを始めてる……?うそ……」


 モミジ、レン、シズ、ユズの四者はそれぞれにサナの造り出した謎生物(?)を恐れていた。


 ―――ガリル達の戦う戦場に到達するまであと僅か

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― 新着の感想 ―
[一言] テンションが高い時のサナはロクなモノを作らない……(白目)
[一言] テケリ・リ?
[一言] いあ! いあ! ふんぐるい むぐるうな(音声はここで途切れている)
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